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「雨の日でも愛犬と楽しく過ごす!」運動不足解消&ストレス発散に効果的な室内遊び7選

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雨の日が続くと、愛犬のお散歩ができず運動不足やストレスが心配になりますね。

犬にとって運動不足は、ストレスの原因になるだけでなく肥満や体調不良にもつながりかねません。

今回はおうち時間が増える雨の日にぴったりな【室内でも楽しめる遊び7選】をご紹介します。

運動不足を解消しながら、愛犬と一緒に楽しい時間を過ごしましょう。

運動不足&ストレス発散に効果的な室内遊び7選

①  「ノーズワークマットで鼻をフル活用!」

ノーズワークマットはポケットやヒダがあるマットの中におやつを隠して、嗅覚をつかって犬に探索させる知育のおもちゃです。

ただ嗅覚で探すだけと思いがちですが、犬にとって「嗅覚」を使うことは、身体を動かすのと同じくらい脳を使う大切な運動です。

嗅覚を刺激することで脳が活性化され、15分ほど探索しただけでもしっかり疲れます。

バスタオルや毛布の間におやつを挟むなど家にあるものでもノーズワークはできますが、隠し場所が豊富なノーズワークマットが1枚あると便利です。

犬が慣れてきたらマットから少し離れた場所にもオヤツを隠すなど捜索範囲を少しずつ広げていくと、よりゲームが楽しくなります。

②  「紙コップで”どこにあるでしょう”ゲーム」

「どこにあるでしょうゲーム」は、オヤツが入っている紙コップを当てるノーズワーク遊びのひとつです。

▼ゲームの手順

・犬に見せながらおやつを1個の紙コップの下に隠す。
・残りの紙コップを並べてシャッフル。
・「どれだ?」と声をかけて、犬に選ばせる。
・正解したら褒めておやつをあげる。

最初は隠していることがわかるように犬の目の前でおやつを隠します。

慣れてきたら見えないところでおやつを入れたり、紙コップを増やしたり、シャッフルを複雑にして難易度をあげていきしょう。

鼻でツンと押したり、前足で触ったり、犬によって選び方に個性が出てくるのが面白いところです。

年齢に関係なく子犬からシニアまで楽しめる遊びなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

③  「ストレス発散!ロープで引っ張りっこ遊び」

ロープや布おもちゃを使っての引っ張りっこ遊びは、犬の本能的欲求をくすぐる遊びです。

犬には下記のような本能的欲求があり、欲求を満たした遊びをすると犬の満足度が高くなります(引っ張りっこは獲物を追う、噛みつく、振り回す、共同作業を満たすことができます)。

▼犬の本能的欲求

・獲物を探す(匂いを嗅ぐ)
・獲物を追いかける
・獲物に噛みつく
・獲物を振り回す、叩きつける
・食いちぎる
・食べる
・飼い主さんと関わりたい(共同作業)

引っ張りっこ遊びは獲物を自分の物にするまでが1ゲームです。

人側ばかりが取り上げ続けると犬が楽しく遊べないので、半分くらいは犬側に勝たせましょう。

また引っ張りっこ遊びは犬の欲求が満たせる反面、興奮しやすい遊びです。

特に散歩に行けない日は体力が余ってより興奮しやすくなるので、飼い主さんが様子を見ながら適度にクールダウンさせてあげてください。

④  「プチ障害物競走!身近な道具でできる簡単アジリティ」

椅子や毛布、クッションなど身近にあるもので障害物コースを作るのもおすすめです。

難しいコースを作らなくても「椅子の下をくぐる」「ペットポトルの間をジグザクに進む」「クッションをジャンプする」「毛布の上を歩かせる」など簡単なもので十分です。

簡単なように見えても、犬を誘導したり思った行動を取らせるのは意外と難しいので、犬も飼い主さんも試行錯誤しながら一緒に盛り上がることができます。

運動量も確保でき、愛犬との共同作業で絆も深まります。

運動不足が気になる飼い主さんはぜひチャレンジしてみてくださいね。

⑤  「”室内でできる”犬の簡単筋肉トレーニング」

バランスディスクやクッションを使った犬の筋肉トレーニングもおすすめです。

簡単にできる犬の筋トレを2つご紹介します。

▼「バランスディスク」で後ろ足を鍛える

バランスディスクに前足を乗せて前後に揺れ、前足と後足交互に体重をかけていきます。

平坦な場所ばかり歩いていると、後足をしっかり蹴り上げる機会が少なくなり、後ろ足の筋肉が弱りがちになります。

バランスディスクを使って前足と後足のバランスを整えていきましょう。

バランスディスクがない場合は、飼い主さんの膝で代用することができます。

▼「クッション」を使って全身を鍛えよう

オヤツを使ってクッションの上をゆっくり歩かせましょう。

クッションの上は柔らかく、私たちが考えるよりも歩きにくいです。

4本足しっかり使ってバランスを取りながら歩行するので、体全体をまんべんなく鍛えることができます。

歩くたびにクッションが滑るという場合は、クッションの下にカーペットを敷いたり、タオルを巻き付けて滑り止めにしましょう。

⑥  「コマンド遊びで頭と体のトレーニング」

「おすわり」「ふせ」「ターン」「ハイタッチ」などのコマンドを使った遊びも、犬にとっては立派な室内エクササイズです。

すでにできるコマンドであっても組み合わせを変えたり増やしたりすることで「あれ?これってなんだっけ」と犬に考える機会を与えて脳を鍛えることができます。

呼び戻しのコマンドも距離や待機の時間を長くするだけで難易度が高くなりますよ。

この機会に新しいコマンドや難易度の高いコマンド(バック・前足交差など)にチャレンジするのもおすすめです。

褒めて・遊んで・オヤツを与えて、愛犬のモチベーションを満たしてあげましょう。

⑦  「”苦手を克服”嫌い→得意にするトレーニング」

愛犬に苦手なことがある場合、少しずつ良い印象にしていく苦手克服トレーニング行うのもおすすめです。

例えばブラッシングが苦手な場合、オヤツを与えながら「ブラシそのもの」「ブラシを握る」「ブラシを体に近づける」「ブラシを体に当てる」「ブラシを動かす」という動作に少しずつ慣れてもらい、ブラッシングの印象を良くしていきます。

苦手を克服していくのは根気と時間が必要です。

梅雨などのおうち時間が長いタイミングで、なんとなく有耶無耶にしていた苦手なことを克服してみましょう。

「問題行動予防のために」雨の日こそ飼い主さんの工夫が必要

犬にとって散歩は気分転換やストレス解消など大きな役割を持っています。

そのため、雨などで散歩に行けない日が続くと、ストレスがたまり無駄吠えや家具破壊するといった問題行動に繋がりやすくなります。

また健康に関しても消費カロリーが減るため肥満のリスクも上がります。

そのため、雨で散歩に行けないという場合は、飼い主さんが意識して犬の欲求やストレス、運動不足を解消する工夫が必要です。

犬の本能的欲求を満たしながら、体を動かせるメニューを考えましょう。

いつも以上にたくさん遊んだりコマンドに取り組んだりするので、雨の日はごはんをお皿ではなく遊びならが食べてもいいかもしれませんね。

雨の日は愛犬の運動不足やストレスが心配になりますが、飼い主さんの工夫次第で室内でできる遊びや運動はたくさんあります。

今回ご紹介した運動や遊びを参考に、愛犬に合った遊びを見つけて楽しいおうち時間を過ごしてくださいね。

<参考書籍>

・犬もよろこぶシニア犬生活

心や体の変化にあわせた老犬とのコミュニケーションがわかる/愛犬の友編集部 (編集)佐々木 彩子 (監修)

・7歳からのシニア犬とのしあわせな暮らし方/伊藤 みのり (監修), 内田 恵子 三浦 裕子

・イヌの老いじたく 「7歳」からの最適な飼い方を伝授/臼杵 新 (著)

<画像元>

canva

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
「雨の日でも愛犬と楽しく過ごす!」運動不足解消&ストレス発散に効果的な室内遊び7選
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