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場合によってはストレスに!犬を褒める=撫でるではない?!【動物看護師が解説】

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よくわんちゃんを褒めることは大切なことだと聞きますね。

わんちゃんを褒めてくださいと聞くと、頭をよしよしと撫でる方が多いのではないでしょうか。

でも実は、わんちゃんには「褒められた」と伝わっていないどころか、ストレスになっているかもしれません。

「犬を褒める=撫でる」ことではない

わんちゃんを褒めてくださいと言われると「いい子だね」と声掛けをした後に頭をなでる方が多いと思います。

でもわんちゃんが別なことに集中している場合、撫でられることを予測していません。

そのため急に頭を撫でられたことにびっくりしてしまったり、集中が切れてしまう可能性があります。

例えば散歩の途中で他のわんちゃんとすれ違う場合、意識は他のわんちゃんに向いています。

せっかく落ち着いて座っていたとしても、急に触られたことが刺激となり、立ちあがったり興奮してしまうのです。

飼い主さんは褒めたつもりで撫でたのに、わんちゃんにとっては驚かされただけという事もあるのです。

犬によって嬉しいことが違う

そもそも褒めるときに頭を撫でるのは、「わんちゃんは撫でると喜ぶ」、「いつでも撫でられたがっている」という先入観を持っているからだと思います。

確かに撫でてほしいと甘えてきたときに、優しく撫でるとわんちゃんは喜びます。しかしいつでも撫でて欲しいと思っているわけではなく、中には撫でられることがあまり好きではないわんちゃんもいます。

またわんちゃん頭の上から覆いかぶさるような撫で方は、威圧感を感じるので飼い主さんからであっても嫌がる子が多いです。

撫でようとしたときに、体を委縮させたり、舌をペロっと出したり、さっと距離を取るような動作が見られたら心地よくないというストレスサインです。

もちろん撫でられることを喜ぶわんちゃんもいますが、わんちゃんによって嬉しいと思うことは違いますし、撫でないほうがいいタイミングもあるのです。

効果的な犬の褒め方は?

ではどうすればわんちゃんを効果的に褒めることができるでしょうか?

大切なのはわんちゃんが「褒められた」と認識できること。

わんちゃんによって嬉しい物が違うので、オヤツやおもちゃを使い分けましょう!

「いい子」を覚えてもらう!

「いい子=褒められた」と覚えてもらいましょう。

いい子という単語を発したら即座にわんちゃんにオヤツをあげます。(これを1日10回×2ほど繰り返します。)

名前や他の言葉を付け加えると、そちらの単語を覚えてしまうので「いい子」だけ口に出しましょう。

覚えると「いい子」と聞くだけで良いことが起きた記憶がよみがえって、いい子という単語が報酬になります。

言葉だとすぐに発することができるので、わんちゃんが褒められたと認識しやすいですね。

クリッカーを鳴らす!

誉め言葉以外にクリッカー(カチッと音が鳴るグッズ)を使うという方法もあります。

オヤツを与えたら即座にクリッカーを鳴らします。覚えると、クリッカーの音が報酬として機能します。

ただし誉め言葉と違ってクリッカーを準備しないといけないので、適切なタイミングで鳴らせないと効果がありません。

褒めることは犬に正解だと伝えること

トレーニングでわんちゃんを褒めることはとても大切です。

褒めることによって人と同じ言語を理解できないわんちゃんに、その行動が正解だよ、こうしてほしいんだよと伝えることができます。

だからこそ、褒められたんだとわんちゃんが認識できるようになることが大切ですし、報酬はわんちゃんが喜ぶものがいいですね。

愛犬の様子をよく観察して、「わんちゃんは頭を撫でれば喜ぶもの」、「撫でることがご褒美になる」と思い込まないようにしましょう。

わんちゃんのトレーニング中やご飯中に「いい子だね」と頭をなでて、わんちゃんがびっくりして見上げたり、委縮したように頭を低くくするのは意外とよく見る光景です。トレーニング中やご飯中はわんちゃんも一生懸命集中しています。

わんちゃんに効果的な褒め方をしてあげたいですね。

<参考文献>

・動物の精神科医”が教える 犬の咬みグセ解決塾 奥田 順之

・犬の褒め方について考える:DOGGY STATION Vol.129

・動物看護のための動物行動学 著者/森裕司 武内ゆかり 監修/日本小動物獣医師会 動物看護師委員会

<画像元>

Unsplash

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伊藤さん

伊藤さん

宮崎出身の動物看護師。
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・日本動物看護職協会 認定動物看護師
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