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愛犬がチャイムに吠えて困る!犬が吠えなくなるしつけをご紹介【動物看護師が解説】

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わんちゃんとの暮らしでよく聞くお困りごとが「チャイム吠え」です。

無視をしたり叱ったりしてもなかなかおさまらず、困っているという方も多いのではないでしょうか。

チャイム吠えを改善するには、「なぜ吠えているのか?」を探ることが解決の糸口になります。一緒に解決策をさぐっていきましょう!

愛犬のチャイム吠えの原因をさぐろう!

皆さんは愛犬の「チャイムに吠えるときの気持ち」を考えたことがありますか?

チャイム吠えとは言いますが、ただチャイムが鳴ったから吠えているわけではありません。チャイムが鳴ったときの気持ちはわんちゃんによって異なります。

そのため、「愛犬がなぜ吠えているのか?」原因をさぐることが大切です。

「吠えている原因」がわからないとしつけ方法も間違ってしまいますし、根本的な解決はのぞめません。

図を参考にチャイムが鳴ったときの愛犬の様子をよく観察して、原因を探ってみましょう。(原因は1つではなく複数ある場合もあります。)

原因別愛犬のチャイム吠え対処法

チャイム吠えの原因がわかったら、原因別の対処法」を取りましょう。

「チャイムが鳴る→何かが起こる」という経験を何度も繰り返しているので、行動が定着しており、チャイム吠えを改善するには時間がかかります。

1度2度吠えなくなったから終了ではなく、行動が完全に定着するまで根気よく何度も教えましょう。

愛犬が飼い主さんの動きに反応している場合

チャイム吠えだと思っていても、実際には「音」に反応しているのではなく、チャイムが鳴った後の飼い主さんの動きに興奮して吠えていることがあります。

「チャイムの音」に反応していないようなら、チャイムが鳴ってもバタバタ走らずゆっくり動くようにしてみてください。

愛犬がチャイムに興奮している場合

わんちゃんが飼い主さんの声に反応している場合、来客が嬉しい場合、他の犬の興奮が移る場合、家族に来客をお知らせしている場合などは、吠えることではなく別のことに意識を向けさせましょう。

最初はチャイムに興奮して吠えるかもしれませんが、指示を出したら吠えるのをやめてくれれば問題ありません。

チャイムの音は最初は小音からはじめて、最終的に普段使用している音量をめざします。(最初から大きい音だとコントロールがしにくくなります。)

愛犬がチャイムに警戒している場合

来客が嫌いな場合や怖い場合は、わんちゃんにとって嫌なことが起きる合図がチャイムになっているので、「チャイムが鳴ると嫌なこと」→「チャイムが鳴ると良い事」に変えていきましょう。

愛犬が来客への恐怖がある場合

「来客=怖いもの」と覚えているので、オヤツをあげて来客への警戒心を下げていきましょう。(もし興奮や嬉しさから吠えるようになったら「興奮を静めるしつけ」に移行してください。)

オススメしないチャイム吠えのしつけ法

チャイム吠えのしつけの中には、わんちゃんの心に寄り添っていない方法やオススメしない方法も紹介されていることがあります。

①天罰方式(サプライズ法)

■犬が吠えたら 大きな音や嫌な音をさせる

■犬が吠えたら 缶を側に投げつける

■犬が吠えたら スプレーを吹きかける

■犬が吠えたら しつけ首輪のスイッチを入れる

犬が良くない行動をとったときに上記のような「嫌なこと」を起こして、行動を止めさせる方法を天罰方式といいます。

わんちゃんによっては、吠えるのをやめることもあるかもしれませんが、わんちゃんに不快感や恐怖を与えるしつけ方法は副作用をおこす可能性が高いです。

天罰方式をオススメしない理由
■飼い主さんと信頼関係が築けなくなる
■吠える原因を無視している(根本的な解決にならない)
■別の学習をする可能性がある※1
■音や罰に慣れると効果が無くなる
■何が正解なのか犬に伝わらない
■多頭飼いだと別の犬にも影響を与える

※1 不快な思いをしたときと周囲の状況と関連付けてしまうことがあります。
例えば、「怖い音がした」ときに「帽子をかぶった人」が目に入ると、その人を恐怖の対象として認識し「帽子をかぶった人」を襲うようになる等。

解決するためと思ってやったことが、わんちゃんとの信頼関係にヒビを入れたり、別の問題を引き起したら大変です。しつけの方法は慎重に選ぶようにしましょう。

②吠えたときに叱る

吠えたら「ダメ」と叱る方法は多くの方が実践しているのではないでしょうか。

でもわんちゃんにはそれぞれ吠える原因があります。

その原因を突き止めずに、行動だけ叱ってもわんちゃんは不満に感じるだけです。

吠える原因がわかれば別のアプローチ方法は取れるので、吠えだけに注目して叱るのはやめましょうね。

③チャイムの音を切る

チャイムに吠えているなら元を断ってしまえばいいのではないかと思ってしまいますね。

でもそうやってどんどん刺激を減らしていくと、刺激の許容量がどんどん狭くなり、今まで反応しなかった刺激にも反応して吠えてしまうようになります。例えば、チャイム吠えは無くなったが、電話の音や目覚ましに吠えるようになったなど。

元を断つのではなく、慣らしていくことも大切です。

④チャイムの音を変える

チャイムの音を変えると吠えがおさまると紹介されていることもありますが、音に慣れてしまえばまたチャイム吠えははじまります。

あくまで一時しのぎになってしまうので、同時にチャイムがなっても吠えない訓練をすることが大切です。

「問題のある吠え」と「問題ない吠え」の違い

「飼い主さんが困る行動=問題行動」ととらえられがちですが、吠えるのには理由がありますし犬には当たり前な行動です。

「気をそらせば吠えるのをやめる」「指示を出したら吠えるのをやめる」のであれば、問題のある吠えではありません。

そのため、全く声を出してはいけないというしつけや環境は少し行き過ぎな考え方です。

問題がある吠えは、「飼い主さんの指示が出ても吠え続ける」「さまざまな刺激に反応して吠えてしまう」ことです。

吠え続けることは、わんちゃん自身も自分の気持ち(怖い・嫌だ等)が解決されず辛い状態です。

吠えはすべて止めさせるではなく、原因を突き止め犬の心に寄り添ったしつけを取ってあげたいですね。

いかがでしたか?

わんちゃんが行動をとるのには必ず理由があります。やみくもに行動だけ禁止せずに、まずじっくり愛犬を観察して原因を突き止めていくことが、解決への糸口になりますよ。

<参考文献>

・動物の精神科医が教える 犬の咬みグセ解決塾 奥田 順之  (著)

・動物看護のための動物行動学 森 裕司  (著) 武内 ゆかり (著)

・インターフォンに吠える犬の対処法:DOGGY STATION Vol.75

・愛犬のキモチ、読み解きます!動物行動学 夢ナビ講義No.06352

・ドッグ・トレーナーに必要な「複数の犬を同時に扱う」テクニック 著者: ヴィベケ・S・リーセ / 著者・写真: 藤田 りか子

<画像元>

Unsplash

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伊藤さん

伊藤さん

宮崎出身の動物看護師。
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・日本動物看護職協会 認定動物看護師
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