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好きだけじゃない?愛犬の仕草に隠された真意や似た動作で正反対の意味も持つ仕草4選!

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犬が見せるカーミングシグナル(ボディランゲージ)という動作は、現在30種類以上あると言われています。

その中には当然、愛犬が素直に飼い主さんへ見せる愛情表現を意味する仕草も数多くありますが、間違った解釈がされがちな仕草も多く存在します。

そこで今回は、愛犬の仕草の解釈を間違えないように。

好きとは正反対の意味も持つ犬の仕草4つと見極めたい仕草の違い、さらにその意味合いについてもご紹介します。

好きとは正反対の意味も持つ仕草①:おなかを見せる

犬がおなかを見せる仕草は、多くの場合【心を許している証拠】や【安心】といった意味合いを持つことで有名です。しかし、そのおなかを見せる仕草の特徴次第では、全く正反対の意味を示している場合があります。

犬がおなかを見せる時に『好き!』を表している場合

愛犬が飼い主さんに対して『好き!』を体で目一杯表現している時の仕草には、次の3つのような特徴が見られます。

▼【犬が『好き!』を表現している時の仕草の特徴】

①足を開いている
②クニャクニャと体を仰け反らせる
③背中が完全に下を向いている

犬が仰向けに寝そべっている際、以上の3つの仕草が見られるような場合には、何も不安や恐怖がなく、『好き!』を表現している仕草だと言えます。

また、これら仕草に加えて目を細めるような表情をしていた時には、飼い主さんに対して目一杯甘えたり、『撫でて!』と催促していたりするため、優しく撫でてあげましょう。

犬がおなかを見せる時に正反対の意味を表している場合

一方で犬がおなかを見せているにも関わらず、『好き!』とは全く正反対の意味合いとして挙げられているものには、『服従』や『不安』、『媚びる』などがあります。

▼【犬が正反対の意味を表現している時の仕草の特徴】

①足としっぽをキュッと畳んでいる
②背筋がピンッとなっている
③前脚を体に引き寄せている
④体のどちらか一方が下になっている

上記のような仕草の特徴が愛犬に見られるような場合、それは『好き!』を表現しているのではなく、不安や恐怖、または委縮や服従などを表現している可能性があります。大抵このような仕草の時には、この特徴に加えて目が見開いていたり、口が引き攣っていたり、耳が後ろに引き気味であったりすることも多く見受けられるため、愛犬の状況をしっかり把握してあげましょう。

好きとは正反対の意味も持つ仕草②:顔を舐める

「えっ?顔を舐めるって愛情表現じゃないの?」と驚かれた方も多いかもしれませんが、顔を舐める仕草であっても、その特徴の違いによっては正反対の意味合いを持ち合わせています。

犬が顔を舐める時に『好き!』を表している場合

犬が飼い主さんの顔を舐めて全身で嬉しさや『好き!』を表現している場合には、次のような特徴が見られます。

▼【犬が『好き!』を表現している時の仕草の特徴】

①目を細めている
②体重のほとんどを飼い主さんに委ねている

上記のような仕草を愛犬が見せている時には、文字通り全身で飼い主さんに愛情表現を示しています。

また、元来犬は、母犬の口を舐めることで「母犬からの食物の吐き戻し」を催促していた習性もあったため、それを求めている際にも舐めてくることがあります。

いずれにせよ、このような仕草であった際には飼い主さんに対して、愛犬は愛情を向けている証拠です。喜ばしい意味合いと受け取って問題ないでしょう。

犬が顔を舐める時に正反対の意味を表している場合

顔を舐める仕草で愛情表現を表す愛犬が居る一方、似たような仕草でも全く正反対の仕草の特徴には、次のような特徴が挙げられます。

▼【犬が正反対の意味を表現している時の仕草の特徴】

①目を見開いている
②舌を押し付けるように舐めている
③顔を背けたあと鼻を舐めている
④自身の体を近付けようとしない

例えば普段あまり子供との交流が少ない愛犬が、親戚の姪っ子や甥っ子、伯父さんや伯母さんなどに対してこのような仕草を見せていた場合、どんなに相手が犬好きでも、愛犬側からすると、「困っています…」というサインの可能性があります。

人は大好きな犬から顔を舐められると、「自分に愛情を向けてくれている!」と感じてしまいがちですが、上記のような特徴がみられる場合には正反対の意味合いを持ち合わせているため、愛犬の気持ちに寄り添った対応を心掛けましょう。

好きとは正反対の意味も持つ仕草③:手を舐める

顔を舐める仕草同様、愛情表現や甘え表現の一つとして表される手を舐める仕草ですが、この犬の仕草にも動作の特徴や状況の違いによっては、正反対の意味合いを持ち合わせています。

犬が手を舐める時に『好き!』を表している場合

愛犬が飼い主さんに向けて手を舐める時に『好き!』を表現している仕草の特徴には、次のような姿が見られます。

▼【犬が『好き!』を表現している時の仕草の特徴】

①目を細めている
②体全体がリラックスしている

犬にとって手を舐める仕草で『好き!』を表現している場合、大抵の犬は目を細めていたり、体全体がリラックスしていたりするような状態で愛情や甘えを飼い主さんに伝えていることが多いです。

また、人の手は撫でたりおやつをくれる対象でもあったりするため、そのような要求の際にも、犬は手を舐めて気持ちを伝えてくるでしょう。そのため、このような仕草の特徴が愛犬に見られた際には、愛犬は飼い主さんに対して愛情を向けていると思って良いでしょう。

犬が手を舐める時に正反対の意味を表している場合

しかし反対に、愛犬が手を舐める時に見せる仕草で、次のような特徴を見せていた場合には、正反対の意味合いを持ち合わせています。

▼【犬が正反対の意味を表現している時の仕草の特徴】

①目を見開いている
②しつこく舐め回す
③舌を押し付けるように舐めている
④自身の体を近付けようとしない

顔を舐めた時の正反対の仕草とほぼ似ていますが、犬が手を舐めてきた際に上記のような状態でしつこく舐め回してくるようなら、それは愛犬が「もういいよ!」と表現しているサインかもしれません。

中でも人の方が「もういいよ!」と思って手を引くまで愛犬が舐め続けた場合、その仕草は明らかに抵抗を示している証拠、もしくは、ストレスや葛藤を無関係な行動を取ることで心を落ち着かせる【転位行動】の表れかもしれません。

好きとは正反対の意味も持つ仕草④:笑ったような顔つき

飼い主さんと接している際、愛犬が笑っているような顔つきをすると、嬉しくなりますよね。しかし、そのような“笑った顔つき”であっても、その仕草と特徴次第では、全く違った意味合いを示しています。

犬が笑ったような顔つきの時に『好き!』を表している場合

愛犬が笑ったような顔つきをして飼い主さんに『好き!』や『楽しいね!』といった感情を表に出す時には、次のような特徴が窺えます。

▼【犬が『好き!』を表現している時の仕草の特徴】

①口が軽く開いているか穏やかに閉じている
②舌はだらんと垂れているか口の中に収まっている
③目は穏やかに細められている
④耳の力が抜けている

愛犬が飼い主さんに向かって笑ったような顔つきをしながら『好き!』や『楽しい!』を表現している場合、以上のような仕草が見られます。

このような表情をしながら飼い主さんと関わっている際には、愛犬は安心して愛情表現を示しています。優しく接してあげましょう。

犬が笑ったような顔つきの時に正反対の意味を表している場合

しかし一方で、同じように笑ったような顔つきでも、次のような特徴が見られた場合は、その意味合いは全く正反対を意味している場合があります。

▼【犬が正反対の意味を表現している時の仕草の特徴】

①耳が後ろに引き気味または倒れている
②口角が後ろに伸びて笑顔が引き攣っている
③ヘラのような舌でゆったりとしていない
④白目が見えているクジラ目、または見開いている

犬の笑顔としか表現できないような表情でも、以上のような特徴のある仕草が見られた場合には、その意味合いは、『不安』や『緊張』、『謙遜』、『敵意の無さ』などを表しています。

また、この時目を細めながら口角を上げるような仕草を見せる場合があるかもしれませんが、その場合であっても意味合いは同じです。この時に見極めておきたいポイントは、耳が引き気味になっていないか、倒れていないかを確認する事です。

愛犬がこのような仕草を見せている場合には、何かしら不安などを抱えていることも考えられます。しっかりと見極めてあげましょう。

まとめ

犬の仕草は、喜んでいたり楽しんでいたりするように見えても、全く違った意味合いを持ち合わせていることもあります。

それこそ、おなかを見せたり、飼い主さんを舐めたりする行動は、誰もが【愛犬からの信頼の証】と信じて疑わないかもしれません。

しかし、一般的に犬の『好き!』を表すような仕草でも、飼い主さんの接し方一つによっては全く違った正反対の意味を持つことがあります。

愛犬と接する際には、このようなちょっとした違いにも着目して接してみてあげてくださいね。

<参考書籍>

ドッグズ・マインド

犬語図鑑|犬のボディランゲージを学んでもっと愛犬と仲良くなろう

<画像元>

Canva

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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