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子犬に多い骨折!愛犬に辛い闘病生活をさせないために気をつけること【動物看護師が解説】

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わんちゃんは骨折しやすいことをご存じですか?

骨折のほとんどが室内や飼い主さんと一緒にいるときに起こっています。

飼いはじめにご注意!子犬に多い骨折

アイペット損害保険株式会社の調べによると、骨折は手術を伴う保険金請求が多い病気のランキング第3位でした。この結果から、わんちゃんの骨折は発生しやすい病気であり、日ごろから気をつける必要があることが伺えます。

特に注意が必要なのが子犬です。飼い主さん135人にアンケートを取ったところ、骨折が起こった年齢は1歳未満が非常に多いことがわかります。

1歳未満の子犬は、まだ骨が十分発達していないため強度が不十分です。そのため、ちょっとした段差や飛び降りの衝撃で骨折してしまいます。

骨折がおきやすい場所は?

骨折はどんな場所で起きやすいのでしょうか?実は骨折の多くがリビングや飼い主さんが一緒にいるときに起きています。

骨折の原因第1位は、「段差からの飛びおり」です。人にとってはあまり高さを感じない30cmでも十分骨折を起こしてしまう高さになります。

わんちゃんには日常的にあまり飛んだり跳ねたりさせないようにしましょう。

また、抱っこ中の落下やフローリングの滑りによる骨折も少なくありません。よくフローリングを歩かせているわんちゃんを見かけますが、足裏に毛が生えているわんちゃんにとってフローリングは氷の上を走っているのと同じことで非常に危ないです。

愛犬の骨折は飼い主さんが気づきにくい?

愛犬が骨折するとどんな症状がみられるでしょうか?

・歩き方に違和感がある
・手や足を引きずって歩く
・元気がなくなる
・飛び跳ねたり走ることがなくなった
・体を触ると嫌がる
・関節が腫れている

わんちゃんによっては痛みを我慢してしまったり、肋骨など損傷場所によっては愛犬が骨折をしていることに飼い主さんが気づきにくい場合もあります。

骨折は骨が折れてから数日のうちに、どんな治療をしたかという事が治りに大きく影響すると言われています。骨折に気づかないままでいると、骨がしっかりとくっつかないために再骨折したり、骨が曲がってくっついてしまうこともあります。

骨折をしたときの症状だけでなく、普段とる行動をとらなくなった(例えば、いつもよく:ジャンプするのにしなくなった)などの行動の変化のチェックもするようにしましょう。

気になる場合は、すぐに動物病院で診察してもらいましょう。

愛犬の骨折中に飼い主さんが辛かったこと

愛犬が骨折をした経験を持つ飼い主さんにアンケートをとると、上記のようなことが辛かったと答えました。

手術の後は、ギプスやひっかき防止のためのエリザベスカラーをつけて過ごさなくてはいけませんし、運動も十分にできません。

蒸し暑い時期では、固定した部分が蒸れて炎症を起こしてしまったという飼い主さんもいました。

愛犬の痛みに耐える姿や水を飲むのも苦労している姿に精神的にダメージを受ける飼い主さんはが多いです。

また、骨折の治療は手術だけでなく骨がくっつくまでの経過観察など通院期間も長くなるため、治療費が非常に高額になることもあります。

愛犬に骨折をさせない対策は?

骨折を経験した飼い主さんの81.5%が、対策をしておけば骨折は防ぐことができたのではないかと答えています。

では、骨折対策としてどんなことがあるでしょうか?

正しい抱っこをする

わんちゃんを抱っこするときに、赤ちゃん抱きや向かい合って抱っこする方をよく見かけます。

赤ちゃん抱きや向かいあった状態での抱っこは、わんちゃんの動きを制御しにくいため、暴れると落下するリスクが高くなります。

また、赤ちゃん抱きはわんちゃんの腰に負担もかかりやすい抱き方なので控えましょう。

<正しいわんちゃんの抱っこの仕方>

①人がわんちゃんの横にしゃがみ、わんちゃんの横から前足の間に手を入れる

➁手のひらでわんちゃんの胸を支ながら、腕全体を使って抱きかかえるように固定します

➂余裕があれば、胸を支えている手のひらで前足をつかみましょう

上図のように、わんちゃんが地面に立っているときと、同じような姿勢になるように抱っこしましょう。

もしわんちゃんが暴れたら、抑えるのではなく素早くしゃがんでください。高いところからの落下を防ぐことができます。

フローリングにはマットを敷く

わんちゃんが歩くところは、マットを敷くようにしましょう。フローリングの滑りは、骨折だけでなく足腰や関節にも良くない影響をもたらします。

階段を使っている場合は、階段にもマットを敷くようにしましょう。ただし、家庭用の階段はわんちゃんが上り下りできるだけの幅がないので、落下の危険性があります。可能であれば、階段はわんちゃんに上り下りさせないことをオススメします。

また、肉球には滑り止めの効果もあるので、足の裏の毛は短くカットしましょう。

ソファーは低いタイプを選ぶ

ソファーからの飛び降りで骨折するわんちゃんは非常に多いです。ソファーを低いものにするか、ソファーの足が外せるタイプは外してあげましょう。

ソファーや椅子に登らないというしつけをするのも有効です。(家族内で統一しましょう。)

飼い主さんがソファーに座ると、足元でわんちゃんがくつろぐというしつけをしておくと、お出かけのときにも役立ちます。

屋外や抱っこをするときはリードをつける

車から出るとき、好きな人が見えたときなど、わんちゃんが急に興奮することがあります。

興奮したわんちゃんが腕から抜けだしたり、段差のある車から飛び降りると、骨折する可能性があります。

急に飛び出ることが考えられるも屋外や抱っこするときは、リードをつけておくといざという時に安心です。

骨折は完治まで時間がかかり、愛犬にとっても飼い主さんにとっても非常に辛い時間になります。

対策をしっかりとって、愛犬を骨折のリスクから守ってあげましょう。

<参考文献>

・骨折について 岸上獣医科動物病院 骨折脱臼治療

・アイペット損保 うちの子HAPPY PROJECT 骨折対策

・アイペット損保 うちの子HAPPY PROJECT うちの子骨折ルポ

・ペットの保険金請求が多い傷病のランキング2019

<画像元>

illust STAMPO

ICOOON MONO

Unsplash

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伊藤さん

伊藤さん

宮崎出身の動物看護師。
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・日本動物看護職協会 認定動物看護師
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