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「共働きでも犬は飼える?」飼う前に知っておきたい5つのこと【動物看護師が解説】

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「共働きだけど、犬を飼ってみたい!」と思ったことはありますか?

特に、初めて犬を飼うという方は、犬との暮らしのイメージがわかず、飼うのをためらっているという方もいらっしゃると思います。

結論から言えば、共働きでも犬を飼うことは可能ですが、かなり飼い主さんに覚悟がいります。

「どんな覚悟が必要なのか?」「どんなことがネックになってくるのか?」など、今回は5つのポイントをしぼって紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

共働きで犬を飼うなら知っておきたい事①「犬の留守番の限界時間」

共働きの場合、愛犬には留守番をしてもらうことが多くなります。

では、犬が留守番できる時間はどれくらいなのでしょうか。

犬の留守番できる時間について、オーストラリアの大学チームが「ペット動物行動クリニック」を訪れた約8,000頭の犬を調査したところ、下記のことがわかりました。

・飼い主のワークスタイルが犬の「問題行動」に影響を及ぼしている
・1週間の留守番時間が長くなるほど「問題行動」が起こりやすい

犬の問題行動には、「吠える・トイレ以外の場所での排泄・破壊行動」など色々あるのですが、特に「破壊行動」は留守番時間が不定期だったり、週に20時間を超えると発生するリスクが高くなりました。

飼い主から離れて過ごす不安や退屈さを別のこと(破壊行動)で紛らわせようとした結果だといえます。

このことから、留守番する時間は「週20時間以内」に留めるのが理想であり、それ以上の留守時間は犬に負担をかけてしまうということがわかります。

土日休みの場合、1日に留守番できる時間は4時間ほどなので、「思ったより短い」「フルタイムだと無理だよ」と感じた方が多いと思います。

犬は慣れることができるので、留守番できるように訓練することはできますが、本来は群れでいきる動物なので、1匹で長時間の留守番をし続ける生活は犬にとっては辛いのです。

それでも犬を飼いたいという場合は、「元々厳しい条件で犬を飼っている」「犬のために何ができるか」ということを忘れないようにしてあげてください。

共働きで犬を飼うなら知っておきたい事➁「犬の散歩の重要性」

先ほど、「留守番時間が長いと問題行動が起きやすい」というお話しをしましたね。

問題行動が起きる原因の一つに、犬の欲求やエネルギーが発散できていないということが考えられます。あり余ったエネルギーを「物を壊す」「吠える」などで発散させようとします。

散歩はそんな犬のエネルギーや欲求を解消する大切な機会なのです。

そのため、散歩は朝と晩の2回、必ず行きましょう!(帰りが遅い方は朝長めに行く)

散歩の重要性をさらに詳しく語ると、ここでは長くなってしまうので、下の記事で詳しく解説しています。

よかったら合わせて読んでみてくださいね。

▼コチラの記事もオススメです!

共働きで犬を飼うなら知っておきたい事➂「犬のお世話にかかる時間」

犬の世話にかかる時間は1日4時間ほどと言われています。

「え、そんなに時間がかかる?」と思うかもしれませんが、犬を飼うと自分の生活の中に下記のような愛犬のお世話が食い込んできます。

・朝晩の散歩
・ごはんや水の準備、片付け
・遊びやトレーニング
・ブラッシングや歯みがきなどの犬のメンテナンス
・オモチャや散歩グッズなどの清掃
・トイレの掃除
・お風呂に入れる、体を拭く等

散歩に行けば足も汚れるのでこまめに拭いたり足を洗ったりしますね。そうすると毛を乾かす時間や保湿をする時間も必要になります。

最初から上手に散歩に行ったり歯みがきができるわけではないので、毎日練習する時間も必要です。

どんなに疲れていても、ご飯の準備や遊びをさぼることはできません。

そしてこういった生活が365日続きます。お休みの日やお正月も早起きするの、なかなか辛いですよ。

自分の時間よりも「犬のことを優先してあげられるか」という覚悟も犬を飼う上では必要です。

共働きで犬を飼うなら知っておきたい事④「子犬の飼育は難しい」

犬を飼うなら子犬を飼いたいという方は多いと思いますが、共働きの家庭(特に長時間の留守番が避けられない場合)であれば、子犬を選ぶのはオススメしません。

理由は「3つ」あります。

①「社会化期」の真っ最中
②子犬のトイレトレーニングは難しい
③子犬は体調を崩したりケガを起こしやすい

①「社会化期」の真っ最中

子犬がいろんな刺激(物や人や音など)に順応しやすい時期を社会化期といいます。

子犬の性格やストレス耐性を作っていくとても大事な時期なのですが、この社会化期は約1カ月(8週齢~12週齢まで)と非常に短いです。

1日の大半を1匹で過ごすような環境では、何も学ぶことができず臆病な性格になったり、他の犬や人とコミュニケーションがとれない犬に育ってしまいます。

②子犬のトイレトレーニングは難しい

子犬は体が未発達なので、成犬ほど長い時間おしっこを膀胱に貯めておくということができません。

そのため、12週齢未満で2時間おき、3カ月齢で3時間おきにトイレに連れていく必要があります。

トイレトレーニングを成功するには「正しい場所でトイレをする回数を増やす」のが大切ですが、留守中であればそういったトレーニングはできません。

そのため「トイレが覚えられない」→「部屋を汚されないように留守中はケージに入れる」→「出してほしくて子犬が暴れる」という悪循環が生まれてしまいます。

③子犬は体調を崩したりケガを起こしやすい

子犬は「こんなことをしたら危ないな」という経験値が少ないです。そのため、子犬の時期は「骨折事故」や「誤飲事故」の発生が多くなります。

また、子犬はささいなきっかけで体調を崩しがちです。1匹で過ごす時間が多いと、飼い主さんの発見が遅れて重症化してしまうことも考えられます。

共働きで犬を飼うなら知っておきたい事➄「家庭環境にあった犬種を選ぶ必要性」

犬を飼う時に「トイプードルがいいな」「柴犬がかわいいよね」と犬種から決めることが多いですね。

しかし、犬種の特性と家庭環境がマッチしていないとお互いが不幸になってしまいます。

例えば、「ジャックラッセルテリア」は小型犬ですが、元々は狩猟に使われていた犬なので1時間散歩に行ったくらいではへこたれないくらいパワフルですし、獲物に1匹で立ち向かえるくらいの勇敢さと賢さを持っています。

賢い犬は飼いやすいと思われるかもしれませんが、良くない事(吠えたら早くご飯が出てくる等)を学習するのも早いです。

小型犬だからと愛玩犬感覚で接していると、運動不足や狩猟本能を持てあまして「物を破壊する」「吠え続ける」「噛みつく」などの問題行動を起こして手におえなくなるかもしれません。

「飼いたい犬種=飼える犬種」ではないので、犬種の特性をよく勉強したうえで選ぶようにしましょう。

犬を迎えると自身のライフスタイルがガラリと変わります。

「本当に犬が飼えるのか」「飼った犬に対して愛情をもってお世話ができるのか」を今一度考えて迎えるようにしましょう。

<参考文献>

An epidemiological analysis of dog behavior problems presented to an Australian behavior clinic, with associated risk factors

<画像元>

Unsplash

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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