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犬の鳴き方にはどんな意味がある?鳴き方で変わる犬の気持ちを解説!

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犬は吠える動物。

当たり前のように昔からそんな認識がある私たち人間ですが、そこに込められている犬の気持ちや飼い主さんたちへの思いには、どんなものがあるのか考えたことはありますか?

犬を飼ったことがある方なら、一度は愛犬が何を訴えかけようとしているのか気になったこともあるはず。

そこで今回は、愛犬が飼い主さんに向かって吠える際の意味合いや犬の鳴き方による気持ちの違いをご紹介します。

犬にとっての鳴き方は意思疎通をするために必要な宝庫!

普段私たち飼い主が何気なく聞いている犬の鳴き声って、時と場合によってはご近所さんに対する迷惑行為とか、無駄吠えなんて言われていますが、犬にとっては大切な意思表示のツールのひとつです。

そのため、もしかしたら犬からすると「無駄吠えなんて心外だなぁ…」なんて思いがあるかもしれません。けれど、飼い主からしてみたら鳴き方の違いなんてなかなか分からないものですよね。

ですので、ここから先は犬が発する鳴き方にはどのような種類があるのか、具体的な内容を見ていきましょう。

「わんわんわん」と鳴くのは吠えるが勝ちという意味合い?!

まずご紹介する鳴き方は、続けて何度も鳴く鳴き方。

この「わんわんわん」といった鳴き方は、経験した方も多いかもしれませんが、基本的に飼い主さんに対して「要求」する時に連続的に鳴き続けます。

中でもこの鳴き方を何度も繰り返す時は、わんちゃん自身が飼い主さんに向かって要求を粘っている状態です。

以前にこのような状態になった時、何かしら飼い主さんが相手をしてくれた経験を覚えていると、「吠えればなんとかなる!」という思いから吠え続けている可能性があります。

そのため、もしもそれで頭を悩ましているのであれば、「ダメ」という一貫した態度を示しましょう。そうでないと、おねだり犬になってしまう危険性大かもしれません。

「わんっ」と短く吠える鳴き方は声を掛けたり遊びに誘う時

先程は連続的に鳴く意味合いを「要求」のためとご紹介しましたが、続いてご紹介する鳴き方は、「わんっ」と一声鳴く時の鳴き方です。

この鳴き方の基本的な意味合いは、何かを要求している訳ではなく、単に「ねえ!」と声を掛けた感じの意味なんです。

そのため、そこまで深い意味合いはなく、人も時々声掛けの時に見せる姿と似ている感じですね。

また、他にこの鳴き方をする時は、仲の良いわんちゃんに向かって吠える場合に見られることが多いかもしれません。

この時の意味合いは、「遊ぼう!」という合図になり、愛犬はしっぽを振ったり遊びたい気持ちを全身で表現します。

ただし、一つだけ注意点があって、面識のない犬に対して吠えあっている場合は、警戒しているサインの可能性が考えられるため、気をつけてあげてくださいね。

「く〜ん」という鳴き方はその前後にも注目を!

こちらもよく見る「く〜ん」という鳴き方。

基本的にはこのような鼻にかかった鳴き方は、「寂しい…」というような意味合いが含まれており、ペットホテルや動物病院に預ける時に、よく見られますよね。

そのため、つぶらな瞳でこんな鳴き方をされると後ろ髪引かれる思いがしてしまいますが、もしかしたらこの行動、賢い愛犬の場合、「普通に鳴くより反応が良い」と悟って、常套句のように使いこなすケースも。

また、それとは別にちょっと前まで「わんわん」勢いよく鳴いていたのに、最後の方になるとトーンダウンして「く〜ん」と鳴く場合には、諦めモードの意味合いがあります。

他にも、上記とは逆にそれまで控えめに飼い主さんを見つめながら「く〜ん、く〜ん」と鳴いていた愛犬が突然落ち着きなく「わんっ」と吠えてしまう行為は、要求したいけど我慢して葛藤している時の鳴き方なんです。

同じ「く〜ん」という言い方にも種類があるので、観察してみると面白いかもしれません。

「ヴーッ」と唸る鳴き方には警戒と気合いの入れ直しの意味合いが!

では、警戒心を抱いた時によく見せる「ヴーッ」という唸る鳴き方には、どんな意味合いがあるかと言うと、「これ以上近づかないで!」という臨戦態勢の場合と、全く真逆の「やったるぞ〜!」というノリノリの場合があります。

「ヴーッ」で警戒は何となく分かるけど、ノリノリってどんな時?と思うかもしれませんが、この時は例えばロープの引っ張り合いっ子をする時に愛犬が時々見せる鳴き方です。

筆者の3代目柴犬もよくロープの引っ張り合いっ子をすると、時々「ヴーッ」と唸ります。

しかしその場合、愛犬側は「負けないぞっ!やったるぞ〜!」というやる気の表れで、むしろ狩猟本能が刺激されてワクワク、ノリノリな状態なので、飼い主さんも一緒に楽しんであげてください。

一方で、愛犬が低い声のまま「ヴーッ」と唸った場合、多くは相手に対する脅しや威嚇のサインです。

眉間とマズルにシワが寄り、目の前の相手を威嚇して警戒します。

そして、もしも相手が愛犬のパーソナルスペースギリギリの場合、ドスの効いた声で「来ないで!」をアピールします。

けれど、実際のところは穏便に済ませたいのが愛犬の本音。

ですのでそういった場合には、早めの内にその場を回避してその相手と距離を取るのが最善でしょう。

撫でられて出る「うぅ…」という鳴き方は気持ち良さを感じている時のサイン

愛犬が撫でられてる途中で、「うぅ…」という呻きに似た鳴き声を出す時がありますが、この鳴き方は苦しい訳ではなく、猫の場合に見られる喉を鳴らす行為と同じものなんです。

犬も気持ちの良い時には「うぅ…」というような猫とは違った息をもらし、「気持ちいいなぁ〜」「ごくらく〜」というようなリラックスした鳴き方をします。

人も同じようにマッサージされたり温泉に入って癒された時などには思わず声が出てしまう時がありますが、そんな状態と同じ現象が犬にもあって、犬もリラックスした時にはついつい声が出てしまうということですね。

犬の鳴き方は千差万別で意味の無い鳴き声なんてひとつもない

さて、いかがだったでしょうか?

犬の鳴き声というのは、人にとっては時として頭を悩ませるほどの「無駄吠え」になってしまうものですが、犬にとっての鳴く行動には無意味なものはなく、鳴き方も千差万別といって良いものです。

筆者も今までに2匹の愛犬を飼養してきましたが、それぞれ鳴き方には個性がありました。

1匹目の柴犬は、普段は決して鳴かない大人しい子で、「わん」と鳴くこともなく、どちらかと言うと「アウ」と鳴くか鳴かないかという子で、怒った時なども「噛むフリ」をするような子でした。

また、2匹目のシェットランド・シープドッグは、家族が帰ってきた時やインターホンが鳴った時など、特定の時だけ「わんわん」と犬らしく鳴く子で、現在3匹目の柴犬もそこまで吠えることはありませんが、外にいる人の声で状況がよく分からない時なんかは、声をくぐもらせて「ワフッ」と言って「誰っ?なんの音っ?」というように鳴くことがあります。

このように、犬の鳴き方には種類があり、また、その意味合いも一般的には決まっているものが多いですが、筆者の愛犬たちと同じく、その子独自の意味合いを含んでいる場合もあるので、色々と観察してみてくださいね。

もしかしたら、面白い発見を見つけられるかもしれません。

<参考書籍>

もっともっとわんこを愛したいあなたへ 犬語レッスン帖

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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