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愛犬と遊ぶと「絆(きずな)」が深まるって知ってた?【動物看護師が解説】

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みなさんは愛犬と遊んであげていますか?

「愛犬ともっと仲良くなりたい!」というのは飼い主さん全員の願い。わんちゃんとの関係づくりのポイントは遊びなどの日常の中に隠れています。

愛犬との「絆(きずな)」を深めるのになぜ遊びが必要なのか?動物看護師がわかりやすく解説します。

<この記事でわかること>
■愛犬との遊びの大切さがわかる
■愛犬によく見つめられるのは愛されているから
■愛犬との遊びは「絆(きずな)」+「協調性」も育てる

そもそも「絆(きずな)」ってなんだろう?

「わんちゃんと人に絆(きずな)はありますか?」と尋ねたら、大勢の方が「ある!!」と答えると思います。でも、それを目に見える形で証明するのはとっても難しいですよね。しかし、科学の世界では「絆(きずな)」の定義が決まっています。

<絆(きずな)の定義>
■お互いに「あなただけだよ」と思っていること
■お互いが「離れたとき」「再会したとき」に特別な反応があること

たとえば、下記のイラストでAの場合は「絆(きずな)がある」といえますが、Bの場合は「絆(きずな)がある」とはいえません。

「絆(きずな)」というのはお互いの結びつきが強いので、離れると痛くて、会うと嬉しくなるんですね。

わんちゃんと人に「絆(きずな)」はある?

わんちゃんと人との絆(きずな)を調べたおもしろい実験がありました。

<実験内容>
飼い主さんとわんちゃんが30分間、同じ部屋で自由に過ごし、その中でわんちゃんと飼い主さんに「なにか特別な反応があるか?」を観察する実験です。

結果はハッキリ2つに分かれたそうです。

A わんちゃんが飼い主さんによく「アイコンタクト」を送った。
B わんちゃんが飼い主さんに「アイコンタクト」を送らなかった。

その後、ABそれぞれのわんちゃんと飼い主さんを調べてみると、こちらも結果はハッキリ分かれたそうです。

A 飼い主さん、わんちゃんともに「幸せホルモン」といわれる「オキシトシン」が増えた。
B 飼い主さん、わんちゃんともに「オキシトシン」は増えなかった。

わんちゃんに見つめられると「どうしたの?」と声をかけたり、撫でたりしますよね。

飼い主さんから「反応」をもらうと、わんちゃんの「オキシトシン」が増える。
わんちゃんに「見つめられる」と、飼い主さんの「オキシトシン」が増える。

Aのわんちゃんと飼い主さんの間には、幸せのループがぐるぐると回っていたんですね。

つまり、アイコンタクト」するわんちゃんと飼い主さんの間には「絆(きずな)」は存在するという結果になりました!

愛情は「アイコンタクト」の中に

人とわんちゃんの絆(きずな)を調べた実験で興味深かったのは、信頼関係ができていないと、わんちゃんは人に対して「アイコンタクト」をとらないというところ。

つまり、わんちゃんの愛情を表すアイコンタクトは「わんちゃんから人」に向けられるもので、「人からわんちゃん」にアイコンタクトを取るということではないのです。

しつけでよく「アイコンタクトは大事だよ!」と言われますが、まず信頼関係を築いていないとアイコンタクトはとれません。

目は口ほどにものを言うといいますが、「気づいたらわんちゃんに見つめられている」「しっかり自分の目を見てくれる」というのは、わんちゃんからの愛情の証なんですね!

<こちらの記事もオススメ>

>愛犬のために知っておこう!わんちゃんが嫌がるNG行動5選

遊びで幸せホルモンがでる!

わんちゃんが人と一緒に遊んだり運動すると、
①幸せホルモンである「オキシトシン」
➁満足感をあたえてくれる「ドーパミン」
が脳内にでてきます。

①幸せホルモンである「オキシトシン」

オキシトシンがでると、この人といると「楽しい」「幸せ」という気持ちになります。

先程ご紹介したわんちゃんと飼い主さんの絆(きずな)を調べる実験では、実験前に「オキシトシン」をわんちゃんに与えると、飼い主さんに「アイコンタクト」を送る回数が増えたとありました。

「オキシトシン」はわんちゃんと飼い主さんの絆(きずな)作りに大切なんですね。

➁満足感をあたえてくれる「ドーパミン」

ドーパミンは何かを達成したときに「幸せ」「満足」という気持ちを作ってくれるホルモンです。

例えば、ロープに強弱をつけて動かし、なかなかわんちゃんに噛ませないようにすると、わんちゃんは「次は噛める、次こそは噛める」と夢中になります。

そして、ロープを噛むことができたときに「ドーパミン」が出てくるので、「できた!」「楽しい!」「幸せ!」という満足感を感じます。

「オキシトシン」と「ドーパミン」どっちも出てくるので、遊んでくれる飼い主さんのことが大好きになるんですね。

遊びは人との「協調性」も育てる!

人とわんちゃんが協力して楽しむ遊びもあります。たとえば「ボールなげ」。

わんちゃんにも所有欲があるので、ボールを持ったら手放したくありません。でも、人に渡さないとボールは投げてもらえない。我慢して人に渡したら、またボールを投げてもらえた。

わんちゃんと人の遊びは
■自分の欲求を抑えること
■人に協力していくこと

を学んでいく場でもあるんですね。

遊びの目安は1日1時間!

日本のペットの幸福度調査で、1日に遊ぶ時間を調査した結果では「1時間未満」と「1時間以上」が約半々でした。動物行動学の先生によると、1日1時間ほどが理想とのこと。

時間を取るのは大変ですが、愛犬との「絆(きずな)」が深まるならぜひ遊んであげたいですね!

<動物看護師からの注意点>
① 子犬や老犬では体力が違います。年齢や犬種に合わせて遊んでくださいね!
➁ 遊びの内容によっては興奮しすぎる子もいます。わんちゃんの性格、しつけ具合によって遊びを変えましょう!(例えば、「はなせ」のコマンドができていないのに引っ張りっこはダメ!)
➂ 飼い主さんの感情はわんちゃんにも伝わります。一緒に楽しみましょう!(飼い主さんが疲れているときはリフレッシュしてから遊ぼう!)

大事なことおさらい

■わんちゃんと飼い主さんに「絆(きずな)」はある!

■飼い主さんとわんちゃんは幸せホルモンが出ると「絆(きずな)」ができる!

■人との遊びでわんちゃんは幸せホルモンが出る!

■遊びはわんちゃんと人の協調性も育てる!

■わんちゃんとの遊びの時間は1日1時間!

<参考文献>
人と犬のより良き関係に関する生理学的研究

相互コミュニケーションにおけるオキシトシンの役割

夢ナビライブ2019講義 動物行動学 イヌの「遊び」

夢ナビライブ2016講義 ヒトとイヌ、共生の歴史が生んだ心の繋がり

日本のペットの幸福度調査~動物行動学者が読み解く、日本のペットライフ~
http://www.petwell.jp/news/2014/09/01/140901-pwresearch

あなたと愛犬との絆の強さが如実にわかる「犬の行動」とは?
https://serai.jp/living/305288

<画像元>
無料写真素材 写真AC

かわいいフリー素材集イラストや

Pixabay

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伊藤さん

伊藤さん

宮崎出身の動物看護師。
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・日本動物看護職協会 認定動物看護師
愛犬と遊ぶと「絆(きずな)」が深まるって知ってた?【動物看護師が解説】
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