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トラブル回避!愛犬とドッグランを楽しむための7つのマナー【動物看護師が解説】

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愛犬と出かけたい場所ランキングの上位に入るのが「ドッグラン」! 楽しい思い出が作れる一方で「嫌な思いをした」という声もたえません。たった一度のトラブルがその後の「人生(犬生)」を大きく変えることもあります。

今回は、そんなトラブルを回避するために「知っておきたい7つのマナー」を動物看護師が解説します。

<この記事でわかること>
■ドッグランに「入る前」の行動が大事ということ
■トラブルを未然に防ぐにはどうしたらよいか?
■犬社会のルール

①お散歩をしてからドッグランに入ろう!

ドッグランに入る前の愛犬はどんな状態ですか?多くの場合が「エネルギーは満タン!」「嬉しさで大興奮!」になっていますね。お散歩をしないでドッグランに入ると、そのエネルギーや興奮をドッグランで発散させることになります。

なにが問題なのかというと、「わんちゃんが興奮すると飼い主さんの指示が通りにくくなる」

という実験結果がでていること。

つまり、

■興奮した愛犬が他のわんちゃんに攻撃したり、追いかけたりしても止めることが難しくなる
■危ないことがあって、愛犬を呼び戻そうとしても指示が通りにくくなる

ということ。

気持ちが興奮したまま、また、エネルギー満タンのままドッグランに入ることは、愛犬にとっても周りのわんちゃんにとってもリスクが高いことなんですね。

トラブル回避のため、しっかりとお散歩でエネルギーを発散させてから、ドッグランに入りましょう!(トイレも済ませておけますよ。)

➁すぐにドッグランの中に入るのはやめよう!

散歩が終わっても、すぐドッグランの中に入るのはやめましょう。

理由は2つ。

1.愛犬をドッグランの環境に慣れさせるため
2.ドッグラン内の様子を見るため

1. 愛犬をドッグランの環境に慣れさせるため

ドッグランにはたくさんの飼い主さんやわんちゃんがいるので、興奮しやすい環境です。まず、愛犬を慣れさせるためにドッグランの周りをグルグルまわりましょう。

特に、ドッグランデビューの子は、「中に入ること」より「環境に慣れさせること」を優先しましょう!(事前に何回か通うと安心しやすいですよ。)

2. ドッグランの様子を見るため

ドッグランの周りをまわりながら中の様子を観察しましょう。

■相性が悪いわんちゃんがいないか
■大型犬・小型犬どちらかに かたよっていないか
■保護者のいない子供がいないか
■ルールをやぶっている人(おやつやボールなど)はいないか

少しでも気になることがあったら、その方が外に出るまで待った方が安心して過ごせます。

特に、大型犬が多いときに小型犬を入れる(その逆も)と、本人達に悪気はなくても体格差でトラブルになることも。体格差ごとのエリアに行く、同じくらいの体格のわんちゃんが多くなるまで待つなど、飼い主さんが調整してあげましょう。

➂ドッグランに入る前に「犬流」のあいさつをさせよう!

人間社会にルールがあるように、犬の社会にも犬のルールがあります。それを飼い主さんが知らずに破ってしまうと、トラブルにあうのは愛犬です。

ドッグランに入る前に必ず「犬流のあいさつ」をさせましょう。

<犬流のあいさつ>
①ゲート前で愛犬と待ちます。
➁新しいわんちゃんが来るとドッグラン内のわんちゃんが集まってくるので、柵越しに匂いを嗅がせます。
➂わんちゃんが集まってこない場合は、リードで柵をたたいて存在を教えましょう。
④愛犬もドッグラン内のわんちゃんも吠えず、集まったわんちゃんが離れて行ったらあいさつは完了!入ってOKです。

もし、柵の前で愛犬かドッグラン内のわんちゃん」が吠えるようだったら、興奮が落ち着くまで待ってください。数分しても状況が変わらなければ、そのわんちゃんが出るまで待つか、その日はあきらめましょう。

なぜ「犬流のあいさつ」が必要なのか?

先にドッグランを使っているわんちゃんからすると、その場所は「自分の場所」です。そこに、あいさつをせずに入ってくるわんちゃんは「侵入者」になります。入れられたわんちゃんも急に「他人の場所」に放り込まれた状態です。

「みんなのドッグランだからみんな仲良く」は人の考え方で、わんちゃんの社会には通じません。愛犬を守るために「犬の社会のルール」に合わせましょう!

④飛び出し防止!出入口の「扉」は必ず閉めよう!

「え・・・当然でしょ?」というお声が聞こえてきそうですが、実はきちんと出入口の扉を閉めていないケースが非常に多いです。

■ロックがちゃんとかかっていない
■二重とびらなのに 同時に開けてる
■とびらの開けっ放し

特に二重とびらの同時開け。人が開けているのを気にせずに自分も開けてしまうと、中にいるわんちゃんが外に飛び出してしまうおそれがあります。外に飛び出たわんちゃんが迷子になったり事故にあったら大変!出入口こそ気を配りましょう!

➄リードは落ち着いてから離そう!

ドッグランに入ったばかりの愛犬は環境が変わったので、興奮しやすくなっています。愛犬がドッグラン内の環境に慣れるまで、リードをつけたまま少し歩きましょう。

もし相性が悪い子がいても、リードをつけていれば避けることができます。愛犬が環境になれて落ち着いたらリードを離しましょう。

⑥ドッグラン内では愛犬から目を離さないようにしよう!

ドッグラン内の飼い主さんの行動を調べた興味深い調査があります。

<飼い主さんのドッグラン内での行動(上位4つ)>
■人と話している
■犬と一緒に動いている
■ベンチに座っている
■犬に話しかける

気が合う犬友達と話すのはとても楽しいですが、トラブルや事故の多くが飼い主さんが目を離した隙に起こります。

ドッグラン内では、常に愛犬に合わせて動きながら見守るのが正解!

飼い主さんが1カ所にずっと留まっていると、愛犬が飼い主さんに注意を向けなくなります。そうなると、トラブルになった場合、呼び戻しが難しくなり、距離が離れているとすぐに対応することができません。

うちの子にかぎって・・・とよく聞きますが

犬に限って「絶対」はありません!
いろんなわんちゃんや人がいるので、思いもよらないことは必ず起きます。

いつでもすぐ対応できるように愛犬のそばを離れないようにしましょう!

➆小さな子供はドッグランの外から愛犬を見守ろう!

子供と愛犬でドッグランを楽しみたいと思われる方も多いですね。しかし、小さなお子様はドッグランの外で見守る方が安心です。

理由は2つ。

1.高い声や急な動きはわんちゃんを興奮させやすい。
2.わんちゃんに悪気はなくても体格差で子供にケガをさせる可能性がある

どうしてもドッグラン内に入る場合は必ず保護者は2人以上。お子様から目と手を離さないようにしましょう。(わんちゃんとお子様を1人でみるのは危険です。)

お子様の近くに保護者が見当たらない場合は、トラブル回避のために一度愛犬とドッグランの外に出ましょう。

ドッグランは愛犬にとっても飼い主さんにとっても楽しい場所ですが、あるアンケートではマナーが悪くてドッグランが嫌いになった方が3割もいました。ひとりひとりがマナーを守り、楽しくドッグランを利用したいものですね。

<参考文献>
Does Raising a Dog’s Excitement Level Improve Performance?

STRESS ‘SWEET SPOT’ DIFFERS FOR MELLOW VS. HYPER DOGS

ドッグランにおけるイヌと飼育者の行動

トラブルも勃発?「ドッグラン」を犬と楽しむ方法

ドッグランのトンデモ飼い主 あなたも嫌われてるかも?!

いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケートvol36

犬のドッグランでの行動について:DOGGY STATION Vol.70

「ドッグランへの入り方」しつけティップス DOGGY STATION

犬の科学 ほんとうの性格・行動・歴史を知る
著者:スティーブン・ブディアンスキー 訳:渡植 貞一郎

愛犬との絆を深める散歩でマスターする犬のしつけ術
著者:田中雅織

動物看護のための動物行動学
著者/森裕司 武内ゆかり 監修/日本小動物獣医師会 動物看護師委員会

<画像元>
無料写真素材 写真AC

かわいいフリー素材集イラストや

Pixabay

 

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伊藤さん

伊藤さん

宮崎出身の動物看護師。
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・日本動物看護職協会 認定動物看護師
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