わんことの旅行を
もっと楽しく、
もっと快適に。
メニュー
  • いいね!してね

初めて犬を飼う方におすすめの犬種・おすすめしない犬種は?

シェアする

はじめて犬を飼うとき、皆さんはどんなことをポイントに犬を選びますか?

見た目や犬種から「この子がいい」と選ぶ方が多いと思いますが、実は初心者向きの犬種とある程度経験を積んでから飼った方が良い犬種がいます。

そこで今回は、はじめて犬を飼う人に「おすすめの犬種」と「おすすめしない犬種」をそれぞれ紹介します。

最近人気だけど実は飼うのが難しい犬種もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

初心者が飼いやすい犬種を選ぶべき理由

犬を飼うときは「見た目がかわいいから」「この犬種が好きだから」という理由で選びたくなりますね。

もちろん自分が心に決めた犬種を選ぶことも大切ですが、はじめて犬を飼うという方は、できれば小型犬で比較的飼いやすいと言われている犬種から選ぶことをおすすめします。

▼初心者が飼いやすい犬種を選ぶべき理由
・犬との生活に慣れるのは大変だから
・上級者向きの犬種はしつけのハードルが高いから

犬との生活が始まると排泄の処理や散歩、食事の支度など慣れない作業の連続で体力面でも精神面でもいっぱいいっぱいになりがちです。

また上級者向きと言われている犬種は、その犬種らしさが色濃く出ているため、吠え声の抑制や長時間の散歩などが必要で飼い主さんに求められるハードルも高くなります。

初めてのことやわからないことの連続で余裕がない時に、しつけや運動面で求められるハードルが高いと「こんなはずじゃなかった」と飼ったことを後悔しかねません。

どんな犬種でも飼うのは大変ですが、初心者の方は比較的飼いやすい犬種からスタートするとよいでしょう。

「初心者におすすめの犬種」5犬種

では、初めて犬を飼う方におすすめの犬種を5犬種紹介します。

▼「初心者におすすめの犬種」5犬種
①トイプードル
②シーズー
③ヨークシャテリア
④マルチーズ
⑤ミニチュアシュナウザー

①トイプードル

ぬいぐるみのような可愛らしい容姿も魅力的ですが、性格も温和で誰にでもフレンドリーに接するので初めて犬を飼う方におすすめの犬種です。

知能も高いので、トレーニングやしつけにもしっかりついてきてくれます。

抜け毛や体臭も少ないのでお部屋が汚れにくいですが、定期的なトリミングと毎日のブラッシングはかかせません。

見た目は小柄ですが、運動や遊びが大好きで意外とパワフルなので、毎日の散歩と遊びでエネルギーを発散させてあげましょう。

②シーズー

愛情深く人なっこい性格のシーズーも初心者におすすめの犬種です。

賢いので比較的しつけも行いやすいですが、頑固な面もあるので子犬の時から根気よくしつけやトレーニングを行いましょう。

おっとりした見た目と違って活発に動き回るので、全身運動は欠かさないようにしましょう。

③ヨークシャテリア

「ヨーキー」の名前で親しまれているヨークシャテリアも飼いやすい犬種です。

ドッグランを全力で駆け回るというタイプではありませんが、小柄のわりにエネルギッシュなので、毎日の散歩や室内遊びで十分体を動かすようにしましょう。

性格は人に対しても犬に対しても友好的ですが、負けん気が強く勇敢な面も持ち合わせているので「吠える」「噛みつく」といった攻撃行動を見せることもあります。

ただ賢い犬種なので「これはやってはいけない」と教えれば、必ず覚えてくれます。

根気よくしつけを行いましょう。

④マルチーズ

マルチーズはセラピードッグ(人が動物と触れ合って行う療法のこと)として選ばれるほど、優しく穏やかな性格です。

知能も高いので、家庭内でのルールもしっかり覚えてくれます。

ただ人に甘えるのが大好きな性格なので、ベタベタに甘やかして育てると飼い主さんに依存するようになり、少しでも姿が見えないと鳴き続けるといった困った行動を起こしてしまうこともあります。

本来の賢さを十分に発揮できるように、適切なしつけを行いましょう。

⑤ミニチュアシュナウザー

毎年人気の犬種トップ10に入るほど、人気の高い犬種です。

飼い主さんへの忠誠心が強く、学習能力も非常に高いため初心者でも飼いやすい犬種です。

また、活発な性格なので散歩の他に週に何度か公園やドッグランなどで思い切り走らせてエネルギーを発散させてあげるとよいでしょう。

飼い主さんと接したり遊ぶのが何よりも大好きな犬種なので、触れ合う時間は1日の中で必ずとるようにしましょう。

「初心者におすすめしない犬種」5犬種

次に初めて犬を飼う方におすすめしない犬種を5犬種紹介します。

 

▼「初心者におすすめしない犬種」5犬種
①ボーダーコリー
②柴犬
③ジャックラッセルテリア
④秋田犬
⑤ビーグル

①ボーダーコリー

初めて犬を飼う方におすすめしない犬種は、ボーダーコリーです。

全犬種の中で一番知能が高いと言われており、作業意欲が非常に高い犬種です。

また、牧羊犬由来のスタミナと高い運動能力を兼ね備えています。

そのため毎日の長時間の散歩に加えて、頭を使った運動や遊びを行い意欲を満たしてあげる必要があります。

また、神経質で警戒心が強い面も持ち合わせているので、きちんとしつけをしないと「いろんな物に吠えかかる」「飛びかかる」といった問題行動も起こすことがあります。

飼い主さん側の技量が問われる犬種なので、初心者にはハードルが高い犬種といえるでしょう。

②柴犬

最近人気の柴犬ですが、飼うのが難しい犬種でもあります。

飼い主さんときちんと信頼関係が築ければ、非常に従順で忠実な犬ですが、半面警戒心が強く頑固な所もあります。

愛玩犬感覚で接したりしつけの仕方を間違うと、飼い主さんでも手に余るほど攻撃性が高い子に育ってしまうこともあります。

賠償責任事故の件数が一番多いのも実は柴犬です。

柴犬の特性やしつけのことをきちんと理解している方でないと飼うのが難しいので、初心者向きとはなかなか言い難い犬種です。

③ジャックラッセルテリア

その体の小ささから小型犬に分類されるジャックラッセルテリアですが、大型犬並みの底なしの体力とパワーを兼ね備えた犬です。

また、猟犬として活躍してきた犬種なので頭の回転が非常に早く、人にとっては困る悪い事を覚えるのも早いです。

そのため困った行動が出たりわからないことがあったら調べてしつけるというスタンスだと、なかなかうまくしつけられないことがあります。

運動量の面からもしつけの面からも初心者の方にはおすすめしない犬種です。

④秋田犬

忠犬ハチ公でおなじみの秋田犬も初心者にはハードルが高い犬種です。

うまくしつければ大変従順で素直な可愛らしい犬ですが、神経質で警戒心が強い面があり、育て方や気質によっては攻撃的な態度に出る場合があります。

また自我が強いので「気分で判断する」というスタンスを取ることがあります。

こういった秋田犬の特性を理解せず、洋犬や愛玩犬と同じ感覚で飼おうとするとうまくいきません。

体の大きさからも飼う難易度が高いので、初心者にはおすすめしない犬種です。

⑤ビーグル

協調性があり友好的な性格なので一見初心者でも飼いやすい犬種に思われがちですが、犬だけにたっぷり時間を割くことができる人でないと、飼うのは難しいです。

もともと猟犬として活躍してきた歴史があるビーグルは非常にタフなので、毎日長時間の散歩が必要になります。

また、寂しがり屋で飼い主さんと過ごす時間を何よりも好む性格なので、一人で過ごす時間が多いとストレスが溜まり、吠えたり物を壊すといった問題行動を起こしてしまうことがあります。

運動の欲求と愛情の欲求に答えながら、問題行動を起こさないようにしつけをしていくのは、なかなかハードルが高いので初心者向きとは言いにくい犬種です。

初心者におすすめの犬種とおすすめしない犬種を5犬種ずつ紹介しました。

「飼いたい」という気持ちだけで先走ってしまうと、飼い主さんも犬も不幸になってしまうことがあります。

長い時間をともに過ごす家族なので、自分にベストな犬種を選ぶようにしましょう。

<参考URL>

6月25日は無事故(むじこ)の日~ 賠償責任事故ゼロの柴犬を表彰
>https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2016/news_0160623.html

ペットの賠償責任事故 平均支払保険金は 7.9 万円
>https://www.anicom-page.com/hakusho/family/pdf/120418.pdf

<参考書籍>

新世界の犬種図鑑 エーファ・マリア・クレーマー  古谷 沙梨

<画像元>

Unsplash

The following two tabs change content below.
伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。