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雨の日も愛犬の散歩に行く飼い主さんは6割!気を付けるポイントは?【動物看護師が解説】

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みなさんは雨の日でも愛犬のお散歩に行っていますか?

散歩後のケアを考えるとお休みしたい気持ちもありますが、散歩をお休みしていると、愛犬にも飼い主さんにもよくない影響をもたらします。

雨の日も愛犬の散歩に行く飼い主さんは6割!

アイペット損害保険株式会社の調査によると、雨の日でも愛犬のお散歩に行く飼い主さんは6割で、約4割の飼い主さんが雨の日は散歩をお休みすると回答しました。(1,077人回答)理由としてあげられているのが「散歩後のお手入れが大変」や「必要性が感じられない」など、飼い主さんの気持ちによるものが多いようです。

確かに、雨の日のお散歩後のお手入れやケアは大変です。しかし、散歩に行かない日が続くと、飼い主さんにとっても愛犬にとっても良くない行動が現れるようになります。

散歩に行けないと愛犬の行動に変化も

雨の日のお散歩に関する調査で、「散歩に行けないことで愛犬の行動が変わる」と答えた飼い主さんは47.4%にのぼりました。(861人回答)行動としては、無駄吠えや普段と違う場所でのトイレなど、ストレスを示す行動変化が多くなりました。

上の図はイギリスの「Natural Animal Centre」が定めたわんちゃんの「欲求階層」です。

私たちと同じくわんちゃんにも欲求があります。すべての欲求が満たされていることが重要で、散歩は「➄運動 ⑥探索活動 ➆縄張活動」の欲求全てを満たしてくれます。

室内で自由に動けたとしても十分な運動はできませんし、場所が変わらないので探索欲求も満たせません。満たされない欲求を別のところで発散させようとするので、無駄吠えやいたずらなどの行動変化が現れます。

「散歩=排泄」ととらえる方もいますが、散歩には、排泄・運動・ストレス発散・縄張り点検・犬社会の情報交換・社会化の訓練・飼い主さんとの絆づくりなど、たくさんの役割があるのです。

雨の日の散歩は刺激がいっぱい!

いつもと同じ散歩コースでも雨の日は違った刺激がたくさんあります。雨特有の香りや湿った地面の感触、水が跳ね返る音など、晴れた日には体験できないたくさんの刺激にあふれています。

新しい刺激は脳が活性化されますし、普段と違う環境に慣れさせることは犬の社会化のトレーニングにもなります。

わんちゃんや飼い主さんの体調不良をのぞいて、雨が降っていても散歩は頑張って行きましょう。

雨の日の散歩を嫌がるわんちゃんは?

水に嫌な思いがある子や雨の音が苦手と感じる場合は、雨の日の散歩を嫌がる場合があります。愛犬が散歩を嫌がったとしても、欲求が無くなる訳ではないので、散歩に行かずにいると問題行動に発展しかねません。

水が苦手という場合は、お風呂場でぬるま湯に足先を濡らして水に慣らすところから始めましょう。また、雨の音が苦手な場合は、室内で雨の音を小さく聞かせるところからスタートしましょう。(慣らすときにオヤツを使うと◎)

雨の日の散歩の注意点

レインコートは愛犬の体に合うものを

着脱が楽なマントタイプやしっかり四肢を覆ってくれるオーバーオールタイプなど、さまざまな種類の犬用レインコートが出ていますね。

わんちゃんが着用した時に、動きや歩き方に違和感があるものはわんちゃんの体にフィットしていません。また、フードの長さや大きさによってはわんちゃんの視界を悪くしたり、頭を動かしにくくします。

体に合っていない服はわんちゃんのストレスになるだけでなく、動きを制限してしまうので、体にあうレインコートを選びましょう。

飼い主さんは傘よりもレインコートを

傘を使うと片手がふさがってしまいます。排泄の処理や愛犬が興奮したときなど、片手だと対応が難しいので、飼い主さんもレインコートを着用して両手を自由にしておきましょう。

また、雨の日は視界が悪くなり、音も聞こえにくくなります。歩行者や自転車、車など気づかないうちに接近していることがあるので、周囲の動きにはいつも以上に注意しましょう。

濡れた後のお手入れは?

濡れたままや汚れをそのままにしておくと、菌が繁殖しやすい環境になるので皮膚病になる恐れがあります。(犬の皮膚は人よりも菌が繁殖しやすいです。)

散歩の後は、全身を乾いたタオルでふき、汚れた部分はぬるま湯で洗いましょう。汚れがひどい部分は、シャンプー剤を使って洗いましょう。(液剤は直接塗らずに泡立てて洗いましょう。)

洗った後は、皮膚が乾燥するのでしっかり保湿剤を使ってケアしてあげましょう。

わんちゃんは濡れると風邪をひく?

わんちゃんが濡れると風邪をひくのではと心配する方もいます。しかし、犬風邪といわれる「ケンネルコフ」は、体が冷えて発症するのではなく、ペットホテルやドッグランなど感染したわんちゃんと接触することで発症する場合が圧倒的に多いです。

ただし、体温低下は免疫力の低下を招き、さまざまな感染症にかかりやすくなるので、濡れた後はしっかりとふいて乾かしてあげることが大切です。

足(肉球)のケアは特に念入りに

指の間や肉球の周りの毛が湿っていると菌が繁殖しやすくなり、「指間炎」という皮膚病を引き起こしやすくなります。足をふくときは、指の間や肉球の周りもしっかりと水分を取ってあげましょう。

ゴシゴシふくと刺激になるので、キッチンペーパーやマイクロファイパータオルなど水分を吸いやすい物で優しく水分を拭き取り、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。

また、肉球は年齢とともに乾燥しやすくなります。乾かした後はしっかりと保湿剤で保湿してあげましょう。

散歩後のケアを考えると雨の日の散歩は少し憂鬱になります。

でも愛犬にとって散歩は何よりも楽しいもの。とっておきのレイングッズや散歩コースに変えてみると、少し新鮮で雨の日の散歩も楽しくなりますよ。

<参考文献>

・運動を必要とする犬、運動を求めない猫 昭府獣医科

・アイペット損害保険株式会社 雨の日のお散歩に関する調査

・雨の日のおさんぽ “雨ん歩”(あめんぽ)に関する意識調査を発表 株式会社ディライトクリエイション

・アジア動物スキンケア検定 公式テキスト 動物スキンケア実践ガイド 岩﨑 利郎 (著)

・愛犬との絆を深める散歩でマスターする犬のしつけ術 著者:田中雅織

<画像元>

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伊藤さん

伊藤さん

宮崎出身の動物看護師。
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・日本動物看護職協会 認定動物看護師
雨の日も愛犬の散歩に行く飼い主さんは6割!気を付けるポイントは?【動物看護師が解説】
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