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家庭犬だからこそ、考えたい!ドッグトレーニングのススメ

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「ドッグトレーニング」と聞いて、何か特別なものだと感じたことはありませんか?

使役犬でも問題犬でもないし、自分の愛犬には必要ないもの…と思っているとしたらもったいない!一般家庭で普通に暮らすわんちゃんこそ、ドッグトレーニングから受ける恩恵は数え切れないほどあるのです。

難しく考えずに、愛犬とのアクティビティのひとつとしてドッグトレーニングを始めてみませんか?

ドッグトレーニングとは?

ドッグトレーニングは、警察犬や介助犬、麻薬探知犬などの特別な任務を与えられた犬や、訓練競技会を目指す場合にのみ関係するもの・・・と思っていませんか?

「スワレ」や「フセ」、指定したものを持ってくる持来、特定のにおいを嗅ぎ分ける選別など、訓練をすれば様々なことができるようになりますが、日常生活では特に必要とされないことも多くありますよね。これらはあくまでも「訓練」の内容であり、私たち一般飼い主が求める愛犬の行動とは必ずしも一致しません。

実際、訓練競技会で優秀な成績を収めていても、他の人や犬に対して吠えかかったり攻撃的だったりするわんちゃんの話をたびたび耳にします。競技会の項目をこなせることと、家庭犬として望ましい振る舞いができることは別物だということがよく分かります。

本来、ドッグトレーニングとは「犬と人とが極力ストレスなく共存するためのツール」です。「スワレ」や「フセ」といったコマンドは、それらの行動ができるようになることが目的ではなく、日常生活で必要となるマナーやルールを身につけるために便利だから教えるものです。

日々の暮らしの中でしてほしいこととしてはいけないことを教え、人間社会で出会う様々な物や音などに過剰に反応しないよう慣れさせ、自信を持ち安心して毎日を過ごすことができる、それはどんな家庭犬にも必要なことであり、それを可能にするのがドッグトレーニングなのです。

家庭犬トレーニングの目的

一般家庭で暮らすわんちゃんは、人間社会でスムーズに生きるために様々なルールやマナーを身につける必要があります。

色んな人や動物に会ったり、掃除機の音を聞いたり、車に乗ったり、日常生活で当たり前のように出会うことに対していちいち驚いていては身が持ちませんよね。それらに慣らして平気にさせることは、ドッグトレーニングの最も基本的な部分です。そう、トレーニングとはなにも「スワレ」や「フセ」などのコマンドだけではなく、社会化のことも指すのです。そう考えると、家庭犬にこそトレーニングが必要ということがお分かりになるのではないでしょうか?

▲掃除機を怖がらないように慣らすのも大事なトレーニング!

また、おうちの中での過ごし方を教えるのもドッグトレーニングの大きな目的です。具体的には、自分に与えられたもの以外勝手に触らない、壊さない、食べないというルールを身につけることが、わんちゃんの安全と飼い主さんの安心のために非常に重要になってきます。

さらに、爪切りや歯みがき、ブラッシングなどのお手入れを嫌がらずに受け入れることも大切なトレーニングです。何の問題もなく自然とルールを覚えるわんちゃんもいますが、上手くいかないと危険なものを誤飲したり大切なものを破壊されたり必要なお手入れをできなくなってしまったりして、日々の暮らしがわんちゃんにも飼い主さんにもストレスの大きいものとなってしまいます。ドッグトレーニングには、そういった問題を未然に防止したり改善したりする働きがあるのです。

もうひとつ、ドッグトレーニングの大きな目的として、愛犬と飼い主さんとの絆づくりがあります。「スワレ」や「フセ」などのコマンドを教える時、愛犬は飼い主さんに集中しなければなりませんし、飼い主さんは愛犬の様子をしっかりと観察する必要があります。本来、犬は人間と一緒に作業をすることを喜ぶ生き物。そうやって時間を共有してひとつのことを達成するという経験は、愛犬との心の距離をぐっと縮めることができるのです。訓練競技会などはその延長線上にあるのですね。

言葉が通じる関係に

私の愛犬は言葉がとてもよく通じると感じます。トレーニングのコマンドだけではなく、「反対向いてくれる?」「ここに乗って」「そこで待っててね」「そっち行かないで~」など、人間相手と同じように話しかけると、言葉通りの行動をとってくれます。これは単純にたくさん話しかけているからというのもあるのですが、ドッグトレーニングを通して「飼い主の言葉に耳を傾ける」という意識が出来上がっているおかげです。家でも外でも、色んな状況で「スワレ」や「フセ」などの練習をすることで、声をかけられたら何をしてほしいのか考える癖がついているのですね。

人間の子どもが社会性を養ったり言語を習得したりするために教育を受けるのと同じように、共通の言語を持たないわんちゃんには人間がルールを作って教えることで「言葉」が通じる関係を築き上げることができます。もちろん人間である私たちも、ボディサインなどから愛犬の言葉を読み取る努力をしなければなりませんね。こうして作り上げる愛犬との関係性は、何物にも代えがたい幸せなものになるはずです。

▲言葉が通じれば、誘惑の多い場所でもきちんと耳を傾けてくれるはず!

一般的な家庭犬にこそドッグトレーニングが意味を持つということがお分かりになりましたでしょうか?

愛犬と心地よい関係性を築くという目的がある以上、訓練所などに預けて愛犬だけトレーニングを受けても効果がないということは明確です。犬という生き物について知り、愛犬の性格や行動パターンを観察し、適切な接し方を飼い主さんが学び身につけることが、わんちゃんと暮らす上では欠かせないことなのです。

愛犬とのより良い暮らしのため、気負わずにお近くの家庭犬トレーニングスクールの門を叩いてみてはいかがでしょうか?

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