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一面に広がるルビー色の世界へようこそ!赤そばの里<長野県箕輪町>

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 そばの花といえば「白」。そばの産地では、9月になると白く可憐な花が咲き乱れる畑をよく見かけます。今回ご紹介したいのは、同じそばでも「赤そば」と呼ばれる希少品種。その名の通り、鮮やかな濃いピンクの花が一面に広がるさまは、まるでおとぎ話の中に迷い込んだよう。初秋の澄んだ青空のもと、愛犬と一緒にルビー色の世界をお散歩してみませんか?

※新型コロナウイルスの感染拡大状況に鑑み、2020年は赤そばの栽培が中止となりました。残念ながら今年は見られませんが、次期に向けてより良い畑となるよう管理されているそうなので、来年以降に期待しましょう。

「赤そばの里」について

 長野県伊那地方にある「南箕輪(みなみみのわ)村」の山すそに、「赤そばの里」はあります。小さな集落や畑を通り抜け、いったいどこにあるんだろう?と心配になるほど、その姿はなかなか見えてきません。

しかし駐車場から木々の小道をしばらく歩いていくと、一面の赤そばの花が視界に飛び込んできます。周囲を森に囲まれたなだらかな斜面に広がる美しい赤と秋晴れの真っ青な空とのコントラストは、はっと目を見張るほどの絶景!

 「赤そば」とは、かつて信州大学の教授らがヒマラヤ山脈から日本に持ち帰った赤色のそばの花を品種改良し、「高嶺(たかね)ルビー」と名付けたものです。

約4.2ヘクタールもの広大な畑一面に栽培され、毎年9月末~10月初旬にかけて真っ赤な絨毯を敷き詰めたかのような風景が見られます。

「高嶺ルビー」は観賞用としてだけではなく、収穫したそばを味わうこともできます。普通のそばに比べて少し癖のあるコシの強いそばで、収穫量が限られているため大変希少な存在となっています。

▲近くで見ても可愛らしい赤そばの花

▲2011年10月、先代の愛犬と初めて訪れた時

一面の赤そば畑に感動して、毎年の楽しみになりました。

愛犬と歩く「赤そばの里」

 「赤そばの里」には、わんちゃんを連れて行くことができます。駐車場から少し歩きますが、木陰でお散歩にもちょうど良い小道となっています。

赤そばの花畑に出るまでの間に、農産物販売所やお食事処を通ります。いずれもテントのお店なので、愛犬と一緒に買い物や食事を楽しむことができますよ。多くの観光客で賑わっていますので、他の方の迷惑にならないように、愛犬の居場所や排泄物の処理には十分気をつけましょう。

 赤そばの花畑に到着すると、もうどこを切り取っても最高のフォトスポットが広がっています。ぜひ、素晴らしいルビー色の世界で愛犬との思い出写真をたくさん撮影してくださいね。

見頃を迎える9月後半には実に多くの人が訪れますので、可能なら平日の開園直後に行くことをおすすめします。我が家は前日に周辺で車中泊をして9時の開園と同時に入りましたが、1時間ほど散策して帰る頃には、駐車場待ちの渋滞ができていました。

「赤そばの里」には美味しいものもたくさん!

▲赤そばのおそば。見た目は赤くありません。コシが強く、粘り気のあるおそばです。

 ルビー色の絨毯を満喫した後には、ぜひお店にも立ち寄っていただきたい!信州産の新鮮野菜や果物、おやきやジャムなどの手作りのお土産が並んでいますよ。

甘みの強いトウモロコシや朝採れきのこは大人気で、早々に売り切れてしまうそうです。また、赤そば畑の入り口にあるそば処「古田の里」では、貴重な赤そばを食することができます。こちらも数量限定であっという間に完売してしまいますので、お早めに! 

▲お土産屋さんの看板犬「ハナちゃん」に会えるかも!?

「赤そばの里」へのアクセスと施設概要

 「赤そばの里」は、中央自動車道の伊北インターからおよそ10分の、のどかな集落や畑の先にあります。少し分かりにくいので、カーナビを「箕輪西(みのわにし)小学校」に登録して、その先は看板に従って進んでいくと良いでしょう。道幅は広くはありませんが、我が家のハイエースベースのキャンピングカーでも問題なく走行できます。

 一般車の駐車料金は無料です。また、そば畑への入場料もありませんが、見学協力金の募金箱があります。希少な花を育てるために日々細やかな管理をされ、遊歩道や駐車場、トイレや休憩所などの整備をされている地元有志の方々のお力あってこその絶景ですので、ぜひ協力したいところですね。

【赤そばの里】
所在地:〒399-4601 長野県上伊那郡箕輪町中箕輪
TEL:0265-79-3111(箕輪町役場)
花の見頃:9月中旬~10月中旬(満開は9月末の前後1週間のことが多いです)
※新型コロナウイルスの感染拡大状況に鑑み、2020年は赤そばの栽培が中止となりました。

「赤そばの里」周辺情報

 「赤そばの里」周辺には、泉質の良い温泉「みのわ温泉 ながたの湯」のある「ながた自然公園」、「大芝の湯」のある「道の駅 大芝高原」があります。いずれもキャビンやオートキャンプ場での宿泊ができるので、「赤そばの里」に朝一で訪問するために最適な場所かもしれませんね。

また、愛犬との宿泊はできませんが、一緒にバーベキューやドッグランで楽しめるレジャースポット「みはらしファーム」などもありますよ。「赤そばの里」見学には1時間程度しか要しないため、せっかくなら周辺の観光スポットも訪れてみたいですね!

▲様々な施設が充実した「ながた自然公園」

出典元:https://e-minowa.eee8bit.mixh.jp/naturepark/

ながた自然公園の公式ページを見る

▲「道の駅 大芝高原」にもオートキャンプ場や温泉があります。

出典元:http://oshiba.jp/

道の駅 大芝高原の公式ページを見る

▲ドッグランもある「みはらしファーム」

出典元:https://miharashi-farm.com/

みはらしファームの公式ページを見る

信州・伊那地方には愛犬と楽しめる場所がたくさん。景色も気候も素晴らしいこの地方へ、ぜひ訪れてみませんか?