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犬用おもちゃは状況による使い分けが大事?おもちゃ選びのポイントと工夫、遊ぶ時の注意点

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犬用のおもちゃを購入する際、皆さんは普段何を基準に購入していますか?

今では犬用のおもちゃと言えば、ボールやコング、引っ張りロープ、ぬいぐるみなど、豊富に種類が存在します。

そのため、結果としておもちゃを購入する時に「何を基準にすれば良いか分からない!」と感じることもあるのではないでしょうか?

そこで今回は、犬用のおもちゃを選ぶ際に押さえておきたいおもちゃ選びのポイントと工夫、遊ぶ時の注意点をご紹介します。

犬にとってのおもちゃの存在とは?

犬用のおもちゃ選びのポイントを知る前に、まずは犬にとってのおもちゃの存在をおさらいしておきましょう。

犬にとって、おもちゃで『遊ぶ』という行為は、簡単に言ってしまえば狩猟本能を満たす疑似体験のようなものです。

ボールやフリスビーであれば追いかけたり咥えて持ってきたり、ぬいぐるみであれば振り回したり引っ張り合って仕留めたりすることで、日々の本能的欲求、行動的欲求を満たしています。

それでも犬の中には、おもちゃを買ってきても“うんともすんとも”反応しない犬はいます。

筆者の愛犬がまさにそのタイプで、現在の3代目つむぎを迎える前までの歴代愛犬たちは、どちらもおもちゃはおろか石や葉っぱといった自然の物にも興味を示さないような子たちでした。

しかし、基本的に多くの犬は本能的・行動的な欲求を満たせるおもちゃ遊びは大好きな場合が多いです。

そのため、犬におもちゃを購入してあげる際には、まずはそのおもちゃに対する興味の有無の確認を事前にしつつ、興味があるようであれば、その子の好みに合うようなおもちゃ選びの心掛けを意識することが大切です。

犬用おもちゃは種類と目的で使い分けよう

犬用のおもちゃには、大きく分けて飼い主さんと一緒に遊べる『コミュニケーション用』と愛犬が一人で遊べる『一人遊び用』の2つがあります。

ここではそれぞれの種類や目的、役割について見ていきましょう。

1.『コミュニケーション用』おもちゃの種類や目的

飼い主さんと一緒に遊べる『コミュニケーション用』のおもちゃには、主にボールやフリスビー、引っ張りロープ、ぬいぐるみなどが挙げられます。

これらのおもちゃは基本的に、飼い主さんが投げたり引っ張ったりして愛犬の興味を惹き、一緒に遊んであげることで犬の欲求を満たせるよう作られているおもちゃです。

そのため、一緒に遊べるおもちゃは犬の狩猟本能を満たすだけではなく、愛犬と飼い主さんとのコミュニケーションを助ける役割があります。

2.『一人遊び用』おもちゃの種類や目的

飼い主さんが仕事や買い物などで出かけている時に重宝する『一人遊び用』のおもちゃには、コングやノーズワーク、おやつボールなどが挙げられます。

一般的に『知育トイ』とも呼ばれるこれらのおもちゃは、おもちゃの中に犬が大好きなおやつなどを詰められるため、それを取り出そうと一人で夢中になることが出来ます。

飼い主さんの外出時だけでなく、料理などで手が離せない時にも活躍するため、一つ持っておくととても便利なアイテムです。

犬用おもちゃの選び方は場面・サイズ・硬さがポイント!

犬用のおもちゃを選ぶ際には、主に『場面』・『サイズ』・『硬さ』をチェックしておくのがポイントです。

これは、犬が誤っておもちゃを誤飲しないための安全面からも重要なものなので、しっかり押さえておきましょう。

1. 愛犬が遊ぶ時の場面は『一緒』or『一人』?

愛犬が遊ぶ時の場面で、まず重要なのはその時の状況です。

一人遊びを犬にしていてもらいたい時に普通のボールやフリスビー、ぬいぐるみを与えても、当然これらのおもちゃでは動くことはないため、犬は興味を示しません。むしろ退屈しのぎにブンブン振り回したり噛み千切った結果、ぬいぐるみなどの目や鼻、ボタンといったパーツを誤って飲み込んでしまうと大変危険です。

愛犬に一人で遊んでいてもらいたい場合には、ある程度の強度や仕掛けがしっかり施されている知育トイを与えることが大切です。

一方で、一緒に遊ぶ場合のおもちゃは外出する時はもちろんのこと、一緒に遊んだ後もしっかりと片付けて、普段は愛犬の手の届かないところに保管するよう心掛けましょう。

2. おもちゃのサイズは愛犬の体格に合ったサイズ?

小型犬なのに口の大きさに見合っていないボールや、大型犬なのに体格に見合っていないぬいぐるみなどは、思わぬケガや誤飲を引き起こす可能性があり、かえって危険を伴います。

そのため、愛犬の体格に合ったサイズのおもちゃを選ぶことが大切です。

例えばロープなら太さや長さが重要です。

特に子犬の場合では、噛んで良いものと悪いものの区別がまだハッキリとしていない場合が多いため、ロープでの引っ張り合い遊びをする時には長さに十分注意しましょう。

3. 犬にとって丁度良い硬さのあるおもちゃ?

犬が口におもちゃを咥えた時に、その噛み心地や丁度良い硬さがあるかどうかは、とても大切なポイントです。

犬にとって丁度良い硬さのあるおもちゃは、歯へのダメージや誤飲に繋がりづらく、安全性も担保されます。ただし、おもちゃの硬さは年齢に合わせて変更することを忘れないようにしましょう。

一般的に犬の噛む力というのは、幼犬の場合で大体5kg~10kg程度と言われますが、成犬になるにつれ、その力は強くなり、幼犬と比較した時には大体10倍以上強くなるとされています。また、小型犬・中型犬・大型犬でもその噛む力は変わってくるため、愛犬のおもちゃを購入する際には、愛犬の年齢、体格に合った硬さをしっかりと意識してあげましょう。

犬におもちゃで遊ばせる時の注意点

犬におもちゃで遊ばせる場合、その扱い方には注意が必要です。

中でも注意しておきたいのは、犬自身への興奮のさせ過ぎと、遊び終わった後のおもちゃの出しっぱなしです。

一般的に、愛犬と遊んでいる最中に愛犬が『ヴヴ~…ッ』と唸ったりした場合、それはかなり興奮状態になっているサインです。

そんな時にはすぐに動きを抑えて、愛犬をクールダウンさせてあげるよう注意しましょう。犬は、興奮が高まり過ぎると飼い主さんの指示を無視してしまう場合があります。

また、おもちゃの出しっぱなしについても、愛犬自身が目新しさを感じなくなり興味を持たなくなってしまうと、今あるおもちゃで遊ぶ頻度が下がる可能性が考えられます。

さらに、目を離した隙に誤飲に繋がってしまう恐れもあるため、そのままにしておくのは止めましょう。

犬にとって飼い主さんと一緒に遊べることは、何よりも楽しい時間の一つですが、このようなちょっとした注意点をしっかりと意識することは、とても大切です。

愛犬がおもちゃで陥りやすい危険から守ってあげるためにも、しっかりと心掛けるよう注意しましょう。

飽きずにおもちゃで遊んでもらう工夫をしよう

犬の性格にもよりますが、どんなにおもちゃがいっぱいあっても愛犬が飽きたり、あまり遊んでくれなかったりする場合、その遊び方には工夫が必要です。

例えば、すごく体を動かすのが大好きなワンコなら、普段の遊びではボールやフリスビーを投げての『持って来い』遊びや引っ張りロープでの『綱引き』遊びなどが多いかもしれません。

しかし、そうした場合、次の日にはぬいぐるみを使って頭で考える『宝探し』ゲームなどの日替わりを取り入れると、飽きが来ずに遊ぶことが出来ます。

一人遊び用の知育トイを与える場合も、最初こそ隠せる場所の全てにおやつなどを詰めていたとしても、慣れてきた時には隠す場所に間隔を空けたり、齧ったり転がしたりして遊べるようなバリエーションを増やすことで、留守番中も出来る限り楽しく愛犬に過ごしてもらえる工夫が可能です。

また、留守番させる時に使うおもちゃが毎回決まったおもちゃを出すだけだと、それが犬から「あのおもちゃは留守番用だ」とインプットされてしまうと、逆に不安を助長する原因になることもあるため、時々は『一人遊び用』のおもちゃを『コミュニケーション用』として併用することで、メリハリをつけることもオススメです。

犬用のおもちゃの遊び方は、犬種によっても好みやすい遊び方というのが存在するため、その点も考慮しましょう。

以下の記事では、犬種別でオススメのおもちゃの遊び方を紹介しています。ご興味のある方は、ぜひこちらもご覧になってみてくださいね。

▼【合わせて読みたい!こちらの記事もオススメです】

雨の日は室内遊びでストレス発散!犬種別で分かるオススメの遊び方
>https://www.inutome.jp/c/column_9-295-45463.html

まとめ

いかがでしたか?

犬におもちゃを与えて遊ばせる際には、その時の状況や犬自身の性格、年齢、体格など、意外にも気に掛けておきたい点が多かったと思います。

しかし、犬用おもちゃを購入する前にこのようなポイントや注意点を押さえておけば、大切な愛犬には、愛犬が本当に欲しがっているおもちゃを与えてあげることが出来ます。今ではペットショップだけでなく、ネット通販でも、数えきれないほどの犬用おもちゃが数多くありますが、この記事が少しでも参考になって、愛犬との遊びの時間を有意義なものにしていただけたら幸いです。

<参考書籍>

犬のしつけきちんとブック|留守番上手になる編

<画像元>

ぱくたそ

Canva

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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