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「当てはまった人は要注意!」犬のしつけができない人がやりがちなNG行動5選

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愛犬と一緒に暮らすうえでしつけは欠かせませんね。

でも一生懸命にしつけをしているのに「声をかけても吠え止まない」「散歩のときにぐいぐい引っ張る」など困り事がなかなか解決せず、しつけに悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

もしかしたら正しいと思っていたしつけの方法が間違っていたり、やってはいけないNG行動なのかもしれません。

今回は「しつけがうまくいかない飼い主さんにありがちなNG行動」を5つご紹介します。思い当たることがあれば、今日から改善していきましょう。

犬のしつけができない人がやりがちな行動①「おやつ(報酬)の使い方が正しくない」

犬にやってほしい行動や正しい行動をしたときにおやつ(報酬)を与える方は多いと思いますが、そのおやつは報酬として正しく使えているでしょうか。

間違った与え方をしていると犬が誤った学習をしてしまったり、別の問題行動を引き起こすきっかけになってしまいます。

▼こんなおやつ(報酬)の与え方をしていませんか?

・おやつを与えるのをじらす
・おやつをちらつかせて誘導しようとする
・おやつを与えすぎる
・犬に要求されたらおやつを与える
・間違った行動をしているときにおやつを与える

犬の短期記憶は2~10秒ほどと言われています。

そのため時間が経って報酬をもらえても、どの行動が正しいのかわかりません。

犬にコマンドを覚えさせたい場合は、取ってほしい行動をとった直後におやつを与えて褒めましょう。

与えるのをじらしたり別の行動を取ってからおやつを与えると誤学習が起きやすくなり、間違った行動が定着しやすくなります。

また、おやつをちらつかせて誘導しようとしたり、犬の要求があってからおやつを与えていると、おやつがないと指示に従わなくなったり「おやつがほしい!」と要求吠えを始めるなど、別の問題行動を引き起こす原因になるので注意しましょう。

犬のしつけができない人がやりがちな行動②「吠えている時だけ叱る」

犬の無駄吠えに悩んでいる飼い主さんは多いですね。

でも吠え止んでほしいからと吠えているときだけ「静かにして!」「うるさい!」と叱っていませんか?

ついついやってしまいがちな行動ですが、実は逆効果になる可能性があります。

▼吠えているときだけ叱るのが逆効果になる理由

・犬に恐怖を与える可能性
・どの行動を取るのが正しいのかわからない
・自分に関心を向けてくれたと学習する
・吠える原因が解決できていない

吠えている時だけ叱るとどんな行動をすればいいのか犬には伝わりません。

愛犬に吠え止んでほしい場合は、吠えていないときこそ褒めましょう。

愛犬が吠え始めたら「おすわり」「ふせ」などコマンドを出して一旦気をそらし、吠え止んだら褒めます。

また日常的に落ち着いて過ごしているときに褒めることを繰り返していると「大人しくしていると飼い主さんは褒めてくれる」と学習してくれます。                

人には無駄吠えに聞こえても犬には「気になる音がした」「撫でてほしい」など吠える理由が色々あります。

その原因を解決せずに一方的に怒鳴ると犬に恐怖を与えたり、逆に「自分に関心を向けてくれた」と誤学習をする原因を作ってしまいます。

犬のしつけができない人がやりがちな行動③「家族内でしつけの方法がバラバラ」

家族で犬を飼っている方は多いと思いますが、しつけやルールは家族内で統一しているでしょうか。

「お父さんはソファーに乗るのはOKだけどお母さんはNG」「おばあちゃんだけは飛びついても撫でてくれる」など家族内でしつけやルールがバラバラだと、犬がどのルールに従えばいいのかわからずに混乱してストレスを感じます。

また、しつけ方法が統一されていないことで「吠えたらケージから出してもらえた」など問題行動をしても許されると学習してしまい、問題行動がエスカレートしてしまう可能性もあります。

家族で犬を飼う場合は、必ずしつけ方法やルールを話し合う時間を設けましょう。

統一するのがどうしても難しい場合は「人の食べ物は与えない」「トイレの失敗は叱らない」など犬の健康や安全に関するルールだけでも決めましょう。

犬のしつけができない人がやりがちな行動④「しつけ本の知識に頼り切っている」

犬を飼い始めたときにしつけの本をたくさん読んだ方は多いのではないでしょうか。

犬のしつけの方法やトレーニングの方法を学ぶことは大切ですが、その本に書いてあるしつけ方法が愛犬にそのまま当てはまるとは限りません。

例えばよく耳にする「褒めるしつけ」ですが、大げさに褒められるのが嬉しい犬もいれば、そっと一言「いい子」と言われる方が嬉しい犬もいます。

もし愛犬が臆病な犬の場合、大げさに「いい子!」と褒めれば、声に怯えてしつけどころではなくなってしまうかもしれません。

また犬も生き物なので、同じようにしつけをしても日によって反応が異なります。

愛犬の性格や犬種によってもしつけ方法は異なるので、しつけ本に書いてあるからと鵜呑みにせず、愛犬に合わせてしつけ方法を変えることが大切です。

犬のしつけができない人がやりがちな行動⑤「散歩・運動・遊びが不十分」

犬にとって何よりも大切なのは、しっかりとした運動や散歩、遊びの時間です。

特に多くの運動を必要とする犬種の場合、十分な散歩や運動ができていないとストレスがたまり「穴を掘る」「吠えやすくなる」「攻撃的になる」といった問題行動を引き起こしやすくなります。

犬のしつけというとトレーニング方法やテクニックが注目されがちですが、まずは犬の欲求を解消し、しつけをしやすい土台を作っておく方が大切です。

愛犬がなかなか言うことを聞かない、いたずらばかりするという方は一度愛犬の生活を見直してみましょう。

一生懸命しつけをしているのになかなかうまく行かないのは辛いですよね。

でもそれは今回ご紹介したようなNG行動を取っていることが原因かもしれません。

ご紹介した内容を参考にして、自分がどんなしつけを愛犬にしているか見直してみてくださいね。

<参考書籍>

ドッグ・トレーナーに必要な「複数の犬を同時に扱う」テクニック

(著)ヴィベケ・リーセ  藤田 りか子

ドッグ・トレーナーに必要な 「犬に信頼される」テクニック

(著)ヴィベケ・リーセ 藤田 りか子

<参考URL>

回答者の約5割が「お散歩に行けないと愛犬の行動に変化が見られる」と回答
>https://www.atpress.ne.jp/news/130406

<画像元>

canva

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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