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実は犬には迷惑かも?飼い主がついやりがちな犬への【お節介行動】4選!

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皆さんは普段、愛犬とどんな距離感・接し方で暮らしていますか?

我が子のように可愛い愛犬には、常に元気で健康でいてほしい一心で、つい過保護にお世話してしまう人は少なくないと思います。

ただ、そうした対応は犬にとって時に【お節介行動】としてカウントされているかもしれません。

今回は、実は犬にとって迷惑になり得る飼い主の【お節介行動】4つをご紹介します。

その理由やサインなどもご紹介するので、気になる方はぜひ最後までお付き合いください。

犬にとってのお節介行動①:無理な交友関係を作ろうとする

犬を迎えたからといって、無理な犬同士の交友関係を作るのはオススメできません。

人でも社交的な人と内向的な人が居るように、犬にも社交的な子とそうではない子がいます。愛犬の基本的な性格を無視して、犬同士の交流を作ろうとしてしまうと、それらの行動は、かえって愛犬にとっては逆効果になってしまう可能性があります。

では、なぜこのような行動が、時にお節介行動となってしまうのでしょうか?

以下でその理由を見てみましょう。

犬にとってのお節介行動になる主な理由

犬には、人と同じように『パーソナルスペース』というものが存在します。

『パーソナルスペース』とは、【ある一定の距離間までなら大丈夫だけれど、その一定の距離を超えたら逃走や攻撃に転じる】可能性のあるスペースのことを指します。

このようなスペースは、例えこちら側の許容範囲に問題がなくても、相手側の許容範囲に問題があれば、思わぬ犬同士のケガに繋がったり、場合によって訴訟問題にまで発展してしまったりする可能性があります。

飼い主さんとしては、「ドッグランで遊んでほしい」、「犬同士仲良くなってほしい」という願いは、一種の憧れのようなものがあるかもしれません。

しかし、そのような憧れを持つ際には、まずは事前に愛犬のパーソナルスペースをある程度把握し、必要以上の交流は避けるよう心掛けることが重要です。

犬にとってのお節介行動②:毛布やブランケットを掛けてあげる

愛犬が自分のベッドや飼い主さんのベッドなどで気持ちよさそうに寝ていると、つい毛布やブランケットなどを掛けてあげたくなることがあると思います。

しかし、『寝る=布団を被る』というような概念は、基本的に人に備わっているもので犬には通用しません。逆に、特別な事情もないのに愛犬に毛布やブランケットを掛けるような行為は、熱中症や脱水症状の原因になりかねない行為です。

特に小型犬やシニアのワンコが飼い主さんとベッドを共有していた場合、冬場の羽毛掛け布団は、その重さから余計に身動きが取りづらくなってしまう危険性があります。

また、このような行動は以下のような理由で、犬にとってはお節介な行動になりやすいです。

犬にとってのお節介行動になる主な理由

犬は元々、豊富な被毛に覆われているため、それだけで防寒効果が見込めます。

それはダブルコートの犬種の場合であれば、尚のこと日々のブラッシングによって被毛の持つ断熱・保温効果のアップ、皮脂の分泌促進効果が見込めて、一石二鳥です。

確かに、シングルコートや毛がとても短いスムースコートという被毛を持つ犬種の場合には、一定の防寒対策が必要になることは多いですが、そうした場合であっても、冷暖房機器の使用のみで体温調節を問題なく行えるようなら、あえて飼い主さんが愛犬に毛布やブランケットを掛ける行為は、愛犬にとってはお節介行動となってしまいます。

このような行動がお節介にならないようにするためには、年齢や体型、その時の愛犬の状況、持病の有無など、様々な事情に応じた臨機応変な対応が大切です。

犬にとってのお節介行動③:散歩後必ず肉球をしっかり洗う

散歩から帰った後に、毎回必ず綺麗に肉球を洗ったりしてはいませんか?

そのような行動は、一見肉球の清潔さを保てて良い事のように思うかもしれませんが、実際には犬にとっては逆効果です。

犬の肉球の役割は、犬の体に加わる衝撃を守るだけではなく、滑り止めや肉球のすぐ傍を巡っている神経を守る役割も果たしています。そのような役割を担う肉球を毎回綺麗に洗う行為は、かえって愛犬の皮膚の悪化に繋がってしまう可能性があるのです。

では、なぜ愛犬の皮膚の悪化を招いてしまうのでしょうか?

以下でその理由を見ていきましょう。

犬にとってのお節介行動になる主な理由

犬にとって肉球という存在は、上記でも述べた通り衝撃吸収や滑り止め、神経保護など様々な役割を担います。

しかし、犬の肉球はそれ以外にも体温調整に欠かせないエクリン腺という汗の発散部分だったり、地面からの情報伝達部分だったりするため、この部分への過剰な洗浄を繰り返してしまうと、乾燥や皮膚炎、洗うこと自体を嫌がったりする原因になる場合があるのです。

また、そうなってしまうと元々四肢(特に足先)への接触を苦手とする犬は、飼い主さんから足を触られること自体に抵抗を示してしまう可能性もあります。

足の汚れがどうしても気になるような場合には、アルコール分0のウェットシートなどで軽く拭き取り、余分な皮脂の除去をしないような心掛けをすることが大切です。

犬にとってのお節介行動④:ベッドメイキングをする

私たち人は、布団から起きた後は掛け布団や敷布団を綺麗に畳んで仕舞いますよね。

特に掛け布団に至っては、普段ベッドで日々の疲れを癒している人も、ベッドメイキングをして綺麗に整えてから、日常生活を送ると思います。しかし、それを犬にも応用して、愛犬のお気に入りのベッドのメイキングをしたり、愛犬が気に入っているブランケットや毛布の整頓をしたりするのは、オススメしません。

見た目からも綺麗に整頓すれば気分良く過ごせるのに、なぜそれが犬ではお節介行動となってしまうのでしょうか?

その理由には、以下のような犬特有の心理が関係しています。

犬にとってのお節介行動になる主な理由

犬にとって自分の寝床を掘る行為は、それだけで居心地の良い空間を自ら作っていることに当たります。

例えばそこが飼い主さんのベッドの掛け布団の上であっても例外ではないため、せっかく整えた自分の寝床を、見た目だけの関係で直されてしまっては「(せっかく居心地よく整えたのに…。)」と愛犬に感じさせてしまっている可能性があるのです。

飼い主さんが整えたベッドや毛布・ブランケットを、愛犬がすぐにグチャグチャにしてその中に丸まろうとするのは、犬にとってはその方が、居心地がよく落ち着くからです。

ただ、だからと言ってベッドの中を放置していては衛生的にはよろしくないので、定期的な洗濯は忘れずにしましょう。

愛犬が「お節介め…」と思っている時のサイン

愛犬が飼い主さんのする行動に対して「お節介め…」と思っていたり、ストレスを感じたりした時に見せるサインには、次のような姿が見られることがあります。

“良かれ”と思ってやってたのに、やっている最中または、やり終わった後に以下のような姿が見られた時には、行動を改めた方が良いかもしれません。

▼【犬が不満を示す時に見せる主なサイン】

・あくびをする
・目を逸らす
・体を掻く
・鼻や口を舐める
・濡れてもいないのに体をブルブルする

上記のようなサインは、愛犬自身が困っていたり、迷惑がっていたりすると良く見られることがあります。

中でも『あくびをする』、『鼻や口を舐める』、『体を掻く』行為については、どれも不安や緊張、気持ちの落ち着きをどうにかしたい時に表れることが多いです。

飼い主さんからしてみると、「なんだか悲しいなぁ…」と思ってしまうかもしれませんが、犬は犬で、飼い主さんに対して「そこまでしなくていいよ!」という気持ちを示している可能性があるため、このような仕草が愛犬に見られるような時には、自身の行動を今一度見直してみるよう心掛けましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、飼い主さんが“良かれ”と思ってついやりがちな、犬にとっては【お節介行動】に該当する行動を4つご紹介しました。

こうした行動は、普段私たちからするとちょっとした何気ない行動に見えるかもしれません。しかし、犬にとっては意外にも重大なお節介行動に繋がってしまっていることもあるため、ぜひ愛犬と接する際には、愛犬の見せる些細なサインを見逃さず、サインが見られた時には、どの行動がそのサインに繋がっているのかを確認しながら、愛犬との接し方を見直してあげてみてくださいね。

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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