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愛犬がシニアになったら気を付けてあげたい5つのこと

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犬は人間より早く年を取ります。愛犬がシニアになっても快適に過ごせるようにしてあげたいですね。しかし犬は話せませんから飼い主さんが愛犬の様子に気を配ってあげることが大切です。愛犬がシニアになったら気を付けてあげたいことをご紹介します。

犬の年齢を人間に換算すると・・・


犬は人間よりずっと早く年を取ります。犬は生後1年で成犬と言われ、人間の年に換算するとおよそ17歳です。

一般的に、犬の年齢を人間の年齢に換算する場合、生後1年以上から1年毎に4歳年を取ると考えます。※サイズなどにより異なる場合もあります。

生後2年程度で身体的にも精神的にも成熟するとされ、そのときは人間でいうと21歳ということになりますね。

シニアになる年齢は?


シニアと呼ばれる年齢は小型犬と大型犬ではかなり違ってきます。

大型犬は子犬から成犬になるまでは時間がかかりますが、成犬になってからは老化の兆しが見えるのが早いようです。

小型犬は成犬になるまでの時間が短く、老化のスピードが遅いそうです。なので、シニア犬と呼ばれる年齢は大型犬と小型犬では異なるのです。

大型犬は8歳以上、小型犬は11歳以上がシニア犬とされ、人間でいうと60歳と言われています。

老化現象には個体差がある


シニア犬となる年齢をご紹介しましたが、老化現象には個体差があります。

いつまでも若々しい子もいますが、シニア犬になったら毎日の生活を気を付けてあげるようにすることが、健康で長生きできる最良の方法ですね。

老化現象が見え始めると、一気に老化が進んでしまうことがあります。

老化は生きていればどんな動物にも訪れるもので避けようがありませんが、老化を遅らせたり、老化により生活に支障が出てしまった場合でも、生活を改善することはできます。

愛犬がシニアになったら気を付けたいこと

食事は命の基本


シニアになったら食事の内容も、若くて行動的だったときとは変えてあげなければなりませんね。

特にシニアになると、「基礎代謝が低くなる」「運動量が減る」などの理由でそれまでの食事では太ってしまうことがあります。

肥満はシニア犬の生活にとっていいことはあません。

犬は関節炎になりやすいので体重が増えると歩けなくなることもあります。

シニア犬用のドッグフードやダイエット用のフードなども多く販売されていますから、それらを取り入れるなどして、適正な体重管理をしてあげたいですね。

ただ、ダイエットフード等は犬に人気がない場合もあります。

私のシニアの愛犬もシニア犬用のドッグフードがあまり好きではないため、とり肉と豆腐の肉団子や鮭のスープなどを作ってトッピングしてあげています。

主食はドッグフードなのでたくさんトッピングを乗せる必要はありませんが、少しでも好物のものを乗せてあげると食欲がわきますよ。

トッピングには低カロリーなものを選びましょう。

無理のない運動を続ける


シニアになると若いころに比べて運動量が落ちてきますが、筋肉を維持することはシニア犬の生活を快適に過ごすうえでとても重要です。シニアになっても毎日散歩に行きましょう。

散歩は運動のためだけでなく、外の景色を見てにおいをかぎ、色々なものに触れてみる機会であり、犬の知的好奇心を満足させるためにも必要です。

シニア犬の精神の安定や脳の活性化のためにも外に連れ出してあげましょう。

犬は関節炎への対処


犬は関節炎になりやすい動物です。

まず後ろ足から発症し、痛みがひどくなり重症化すると歩けなくなります。

犬の関節炎は、「歩き方がおかしい」「散歩に行きたがらなくなった」「今まであがれていたソファーなどにのぼるのが困難になった」などの症状が現れますが、犬は痛みを訴えることが少ないので重症化するまで飼い主さんが気が付かないことは珍しくありません。

関節炎は肥満やけが、細菌感染などによっても起こりえますが、一番多い原因は老化です。

適正な体重を維持し、筋肉を衰えさせないことが大切なのですが、毎日の生活に気を配っていても関節炎を発症してしまうことがあり、これは犬のせいでも飼い主さんのせいでもありません。 

関節炎を発症すると犬の行動を制限しなければなりませんが、現在では薬や効果の高いサプリメントも発売されており痛みを軽減してあげることは可能ですから、獣医さんに相談してみるといいと思います。

早期に発見できれば回復も早く、治療費も安く済みますので、ワンちゃんの様子を観察し、定期的に獣医さんに診てもらうといいですね。

 

もし関節炎を発症してしまったら、次のことに気を付けてあげましょう。

・関節に負担がかからないようになるべく段差を上らななくてもいいようにする

ソファーなどに寝るのが好きな子である場合、登る段差をなるべく少なくするようにふみ台などを置いてあげましょう。犬用の段差が小さい階段も販売されています。

・冷えないようにする

関節炎に冷えはよくありません。床などからの冷えを防ぐために、犬がいる場所にはマットを敷くなどしてあげましょう。

フローリングは滑りやすく冷たいので、関節の負担を軽減するために犬が行動する範囲にカーペットやマットを敷くことは効果手です。

汚れた部分を洗ったり交換できるようにジョイントマットなどが便利です。

・トイレや水入れを増設

関節炎を発症すると、トイレまで間に合わずに粗相してしまうこともあります。

そんな時は叱らずに、トイレを犬がよくいく場所の近くなどに増設してあげましょう。

歩くのが嫌で水分の摂取が少なるくなると健康によくありませんから、水入れも増設してあげましょう。

・ゆっくり散歩に行く

関節炎になっても無理のない範囲で散歩に行きましょう。

筋肉を維持することは大切です。

ワンちゃんのペースに合わせてゆっくり散歩を楽しんでください。

・毎日愛犬の様子をチェック

犬は体調を自分の口で伝えることができませんから、愛犬の様子を毎日チェックすることが健康を守ることにつながりますね。シニアになったら少しの変化でも気が付いてあげることが、病気の予防、早期治療につながります。

毎日チェックしたいこと


・食事の量

きちんと食事がとれているかどうかチェックするために置き餌はやめ、1日に2回の食事量を管理しましょう。

・口臭

犬は歯肉炎にやりやすいですがシニアになると免疫力の低下などにより、症状が悪化しやすくなります。口臭があるということは犬の口の中で細菌が繁殖している証拠です。できれば毎日歯磨きを行い、口臭をチェックしましょう。液体歯磨きを併用しても高い効果が得られます。

・ものにぶつかったりつまずいたりしないか

家の中では家具などの配置を覚えているために、ぶつからずに歩けても散歩のときなどに障害物をよけることができなかったりしたら要注意です。目が見えにくくなっている、足が痛いなどの可能性があります。

・しっかり歩けるか

関節炎を発症すると、まず歩行スピードが鈍りますし、足の運びも不安定になります。歩けていても、実は痛みを抱えている場合もあるので注意して観察しましょう。

・腫瘍がないか

犬も長寿に伴いがんを発症することが多くなってきました。お腹側は普段は飼い主さんの目に触れにくいので腫瘍ができていても気が付かないことがあります。

私は散歩から帰ってきた際に、足だけでなく体全体を拭いてあげるのですが、そのときにお腹を触ってみて、異常がないか確認しています。

定期的に健康診断する


シニアになったら少なくとも年に1回は定期検診をするようにしましょう。目には見えない健康上の問題を早期発見できます。

動物病院で血液検査などのキャンペーンを行っていることがあり、その機会を上手に利用すると気軽に検査を受けることができますので、かかりつけの獣医さんに聞いてみてもいいですね。

素敵なシニア生活にするために


老いはどんな生き物でも避けられないものですが、どんな風に過ごすかによって楽しい余生になるか、苦しみが多い生活になるか変わってくると思います。

シニアになるとそれまでできていたことができなくなったりしますが、残された時間はとても大切ですね。

英語ではこの時間のことを「ゴールデンエイジ」と言います。

黄金のように価値ある時間を過ごせるようにしてあげたいですね。

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響
動物保護ボランティアをしています。何よりも動物たちといることが大好きで、毎日が犬や猫が最優先の生活をしています。書いた記事が動物たちの幸せの一助となってくれれれば、とてもうれしいです。
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