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犬が男性を苦手なことが多い理由と対処法

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犬は子供のことが苦手なことが多いですが、男性を苦手なワンちゃんもめずらしくはありません。男性にだけ吠えてしまう子や、怖がる子がときどきいます。なぜ犬は男性を苦手なことが多いのでしょうか。理由と対処法を解説します。

犬が男性を苦手な理由

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動物病院の待合室で男性にほえてしまうワンちゃんと遭遇することがときどきありますし、家庭の中でお父さんにだけよそよそしいワンちゃんの話も聞きます。

犬が男性を苦手な理由として、過去に男性から嫌なことをされたなどの原因がはっきりしていることもありますが、そうではない場合、男性が嫌われる理由は犬の本能と社会化によるものかもしれません。

犬の本能と社会化によるものとは一体どういうことでしょうか。

犬は本能的に男性的な行動が苦手

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犬は男性が無意識に行いがちな「男性的な行動」が苦手な場合があります。具体的にはこどのような行動でしょうか。

丁寧さに欠ける動き

男性は女性よりも体が大きく、一挙手一投足が大きく動きも早くなりがちです。

体が大きいというだけで犬は威圧感を感じることがあるので、さらに大きな動きは慣れない子にとっては恐怖の対象となってしまいます。

犬に対して遠慮がない

初対面でもズカズカと近寄ってきて、いきなり真正面からガッと体を触るなど、遠慮がない行動が犬は苦手です。

犬にとって真正面からいきなり見すえられることは、友好的な態度ではありません。それどころか、威嚇しているように受け取られかねません。

しつこくかまう

男性に限ることではありませんが、犬の気持ちをうかがわず、自分のしたいようにしてしまう行動が苦手な犬は少なくありません。

「嫌がっているでしょ、やめなさいよ!」などとパートナーなどから声をかけられたことがある人は、実はしつこさに犬がへきえきしているのかもしれません。

このように悪気はなくても「男性的な行動」が犬は苦手なのです。

犬は本能的に高い声が好き!

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男性の声は女性に比べて低いので、その声が苦手なことがあります。

飼い主さんは、ほめたり遊んだりするときは高い声を出し、叱るときは低い声を出すことが多いでしょう。

犬は高い声に対しては好印象を持っていますが、低い声を出されるとそれが叱られる内容ではなくても「叱られている」と受け止めることがあります。犬の本能的な理由で低い声に苦手意識を持っている可能性があるのです。

犬の耳は人間に比べるとはるかに優れた聴力を持っています。人間が聞こえる音域が20,000ヘルツほどなのに対して、犬は 65,000ヘルツまで聞こえるのです。

ヘルツ数が大きくなるとそれだけ高音域の音が聞こえるようになります。つまり犬は高音域の音に敏感なのです。

高音域の音がよく聞こえるのは、獲物の焼鳴き声を聞き分けたり、子犬の鳴き声を聞き守るために発達したとされています。

そのため、高音域の音には好印象を抱くのです。

威嚇の声は、低い音なので犬は苦手であると言われています。

犬の社会化が足りない

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犬の社会化とは人間との生活に適応し、コミュニケーション能力を養うことを言います。

犬の社会化は、人間社会の中でペットとして暮らすうえでは欠かせないことなのですが、これができていない、足りていない犬は少なくありません。

男性との接触が少なく、男性という存在に慣れていないことが考えられます。

男性には犬が苦手になる要素があるので、男性との接触に慣れていないとその嫌な面だけで男性を判断している可能性があります。

男性嫌いを克服する方法

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男性が苦手なワンちゃんに苦手意識を克服してもらうための方法をご紹介します。

男性が犬に接する行動に気を付ける

男性に犬が威圧的に感じてしまうような行動を控えてもらうようにしましょう。

・いつも一緒にいないワンちゃんに対して、乱暴に触ったり、上から覆いかぶさるようにして接しない。

・しっぽや耳、足先など犬が嫌がる場所を触らない。

・なでたり抱っこしたりすることを自分本位でやらない・無理やりしない。(犬が嫌がったらやめる)

男性から犬に高い声で話しかける

男性が怖い存在ではないと慣れるまで、高い声で話しかけるようにしましょう。

高い声は犬に好印象を与えます。

犬が若い女性が好きなことが多いのは、女好きだからではなく高い声が好きだからです。

男性から犬におやつを与える

男性嫌いだといきなり一緒に遊ぶことは難しいので、まずは犬が大好きなおやつなどをあげることから始めてみてください。

おいしいものをくれる人には好印象を抱きやすいですね。

犬の社会化を促進する

男性へ接触が足りないことが考えられる場合、犬を積極的に連れ出して、犬好きの男性と交流を持たせるようにしてコミュニケーション能力を高めましょう。

犬の社会化には、公園でほかの人や犬と接触してコミュニケーションの仕方を学ぶ、犬が行ける場所(カフェなど)で多く人間社会に接触し、たくさんの光景を目にし、音を聞くことも大切です。

犬の社会化は、生後数カ月~1年ほどの成長期に促進するようにすることが特に大切なのですが、成犬になってもできないわけではありません。

慣れていない子には少しずつ、犬が楽しいと感じる方法で社会化を進めましょう。

まとめ

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犬が男性を苦手な理由がわかると対処もできますね。

犬は本能的な部分で男性に苦手意識を抱いていることも少なくないので、あせらず少しずつ、楽しいことの積み重ねで悪い印象を払拭できるようにするといいでしょう。

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響
動物保護ボランティアをしています。何よりも動物たちといることが大好きで、毎日が犬や猫が最優先の生活をしています。書いた記事が動物たちの幸せの一助となってくれれれば、とてもうれしいです。
犬が男性を苦手なことが多い理由と対処法
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