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パピーから始めておこう!愛犬の「動物病院大好き貯金」

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みなさんの愛犬は、動物病院を好きですか?病院へ行くと怖がって震える子や診察室へ入るのを断固拒否する子をよく見かけますので、「病院好きなワンコなんているの!?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんね。

何を隠そう、我が家の愛犬は先代も今の子も、「病院」という言葉を聞くとピーピー鼻を鳴らして大はしゃぎするくらい大好き!

愛犬と暮らす上で避けては通れない動物病院。正確な診断のためにもおとなしく検査を受けられることは大切ですし、愛犬にとってもストレスが少ない方がいいですよね。

いざという時かならず役に立つ愛犬の「病院大好き貯金」、始めてみませんか?

愛犬の病院嫌い vs. 病院好き

なぜ、病院が嫌いなワンコが多いのでしょうか?改めて考えるまでもなく「嫌なことをされるから」ですよね。しかし病院での経験は、本当にそこまで嫌になるものでしょうか。

病院嫌いになるきっかけは様々ですが、予防注射くらいしか行っていないのに怖がる子も多くいます。人間に比べて痛みにはずっと強いはずのワンコなのに、なぜでしょうか?

初めて予防注射を受ける生後約1ヶ月の子犬にはまだ警戒心を持ち合わせていません。ところがおうちに来てから予防接種をするのは生後2~4ヶ月の頃。ちょうど社会化期の臨界期(もっとも重要な時期)であり、生後4ヶ月頃からは警戒心が芽生え始めます。ここでの印象が、のちの病院好き・嫌いに大きく影響すると考えられます。

知らない場所やにおい、他のワンコや飼い主さん、見慣れない服装の獣医さんや看護師さんなど、病院には初めての体験があふれていて、我々からするとたいしたことがなくても社会経験の少ない子犬にとってはすべてが一大事!居合わせた病院嫌いのワンコの恐怖心も、おそらくしっかり伝わっています。そう、実際に嫌なことをされたり痛い思いをしたりする以前に恐怖心が植え付けられてしまうことがあるのです。

もちろんつらい治療がトラウマになることもありますが、最初の数回の経験で病院への印象が決まってしまうということは非常に重要なポイントです。

▲社会化期まっただ中の通院は慎重に!

子犬の頃から病院大好きな我が家の歴代愛犬たち。「病院」という言葉を聞くと、ピーピーお鼻を鳴らして大喜びで車に飛び乗ります。ワクワクした様子で院内に入り、受付の方に愛敬を振りまき、診察室では先生や看護師さんに甘えます。おかげで必要な検査も治療もスムーズに受けることができ、大変助かっています。

苦労することといえば、待合室で他のワンコに挨拶に行かないようにさせることくらいでしょうか。病院は遊ぶ場所じゃないので足元で伏せていてもらうのですが、足を伸ばして寝ている様子を見ると「リラックスしているなぁ」と感じます。

病院嫌いのワンコだとこうはいきません。家を出る前から察知して車に乗るのを拒否したり、動物病院の入口前で足を踏ん張って動かなくなったり、待合室や診察室でブルブル震えたり。

何より困るのが、検査や治療に支障が出てしまうことでしょう。暴れたり攻撃的になったりする子は口輪をつけたり抑え込まれたりして恐怖心を増長させてしまいますし、処置内容によっては落ち着ていられる子なら必要ない麻酔を打つこともあります。

また、恐怖で固まってしまう子の場合、処置はやりやすくてもストレスが検査結果に影響を与えてしまう恐れがあるのです。いずれにしても愛犬にとってマイナスのことにしかなりませんよね。

愛犬が病院好きになるには?

それでは、病院を好きになるには具体的にどうしたらよいのでしょうか?そう、おそらくみなさんお気づきのとおり「病院=いいところ!」と愛犬に思い込ませることです。そのためにはご褒美が必要ですね。食欲旺盛な子であればとびきり美味しいおやつを用意しましょう。病院に行った時だけもらえるようにすると特別感が倍増しますよ。

また、人が大好きな子であれば先生や看護師さんと遊んでもらうのも素敵なご褒美になります。忙しい先生方ですが、診察の前後に少しだけ時間を作ってもらって、話しかけたりなでたりしてもらうと効果的です。そして診察後は先生の手からおやつをもらうことをお忘れなく!

先に述べたとおり、病院への最初の印象を良くすることは非常に重要です。社会化期の子犬であればなおのこと、恐怖心が生まれないように十分注意しましょう。

いきなり診察や注射をするのではなく、まずは先生方へのご挨拶と考え、軽い触診程度にしてもらうと良いです。2、3回通えばきっと喜んで診察室へ入っていくようになるでしょう。その時は軽く体を押さえたり持ち上げたり、様々な部分を触ったりしてもらって、実際の診察の予行練習をしてもらうと良いですね。

一度病院に対して好印象を持つと苦労なく診察や治療を受けられるようになりますが、そこで油断してはいけません。痛い思いや怖い経験をするたびに病院への不信感が生まれ、イメージをくつがえす恐れがあるからです。「病院大好き貯金」は、貯めれば貯めるほど将来への備えになります。大きな怪我や病気をする前に、継続して病院でのうれしい経験を積み重ねておきましょう。

▲病院で行われるパピーパーティーも病院好きになる絶好の機会!

しかし、すでに病院に対してマイナスの印象を持ってしまっている場合はどうしたら良いのでしょうか?一度恐怖心を持ってしまうと、それをくつがえすのはとても難しいことです。でも何も対策をとらなければ病院嫌いはますます加速していくばかり。

まずは、愛犬がどの時点から拒否感を示すか確認しましょう。診察室に入る前なのか、病院に入る前なのか、それとも病院へ行くという気配を察した時からでしょうか?

愛犬が恐怖を感じない距離で、平常心でいることを強化することが重要です。怖がっている愛犬をいくら褒めてもなだめても、それは「やっぱり怖い場所なんだ!」という気持ちを強くしてしまうだけ。

ストレス度合いを見定めるには、「おやつを食べるかどうか」「(オスワリ・マテなどの)コマンドに従えるかどうか」という点が目安になります。

愛犬が普段どおりに(または少し緊張していたとしても)コマンドをこなすことができ、ご褒美のおやつを受け入れることができる距離から始めましょう。治療の必要がない時に、継続して練習することが大切です。

愛犬の病院通いが始まったら

いつ何時、怪我や病気をするかわかりませんし、年齢とともに病院通いが増えるのは必然。どんなに病院が好きでも、いずれ愛犬が気づく時はるでしょう。

我が家の先代ワンコは超がつくほどの病院好きでしたが、晩年「もしかしたらそんなに楽しい場所じゃないのかも…」と思い始めたらしく、診察室から出たがるようになりました。しかし最期まで抵抗することなく診察室に入りおとなしく治療を受けられたのは、「病院大好き貯金」が大量に貯まっていたおかげだと思っています。

また、検査や治療で極力痛い思いや怖い思いをさせないよう、先生方に協力してもらうことも欠かせません。私は可能な限り目の前で処置をしていただき、保定も自分でさせてもらうようにしています。愛犬にとって飼い主の存在が何よりの安心材料になるからです。

そして診察が終わったら必ず美味しいおやつをあげて、病院帰りには大好きな人に会ったりお友だちと遊んだりお気に入りの散歩コースを歩いたりするなど、楽しいイベントを用意してあげましょう。

▲たくさんの「病院大好き貯金」のおかげで、診察室でもいつもニコニコだった先代ワンコ。

病院への印象を良くすることは愛犬のストレスを低減し、必要な検査や治療を正しく受けるためにとても大切なことです。愛犬との暮らしの中で切っても切れない関係である病院。今からでも遅くない「病院大好き貯金」を始めてみませんか?

(画像提供元:https://www.photo-ac.com/

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