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「犬を飼う前の約束」犬を迎える前に子供に伝えてほしい7つのこと【動物看護師が解説】

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子供が犬を飼いたいと願う時に、親御さんから「責任を持ってお世話ができるのか」という言葉をよく聞きます。

お世話をしなければ死に直結しますし、お世話を通して相手のことを思いやる心も身につくので、犬を迎える前に確認するのはとても大切なことです。

しかし犬との信頼関係を築いていくには、お世話にプラスして犬との暮らしの中で「やって良いこと悪いこと」をしっかりと覚えておくことも必要です。

今回は、犬を迎える前に子供に伝えてほしい約束事を7つご紹介いたしますので、よかったら参考にしてみてくださいね。

犬を飼う前の約束① 犬が休んでいるときや寝ているときは邪魔しない

犬が寝ている姿はとってもかわいいです。ついつい撫でたり側に近寄って眺めたりしたくなりますね。

しかし、犬の健康のためには「1匹でゆっくり休む時間」と「寝る時間」が必要です。

眠りに落ちそうになっているときに急に触られたり、側で走り回られると犬の気が休まらず、ゆっくり休むことができません。

犬が休める時間を確保できるように、「犬が寝ているときはそっとしておく」「寝ているときに触ったり側を走り回ったりしない」などを約束事として伝えてあげてください。

犬を飼う前の約束➁ 犬を抱っこして歩き回らない

犬を飼えたことが嬉しくて、抱っこをしたがる子も多いと思います。

でも、「子供が犬を抱っこすること」と「犬を抱っこをしたまま歩き回ること」は非常にリスクの高い行為です。

理由は2つあります。

▼子供が犬を抱っこをして歩くリスク
①犬が抱っこに慣れていない
②犬を床に落すリスクがある

①犬が抱っこに慣れていない

人は抱っこに安心感を覚えますが、犬の場合、足が地面から離れて不安定なりますし、体を拘束されるのであまり心地の良い体勢ではありません。

まだ抱っこに慣れていない状態で、何度も抱き上げられると「この体勢いやだなぁ」と抱っこにネガティブな感情を抱いてしまい、触られること自体を拒むようになることがあります。

②犬を床に落とすリスクがある

子供の年齢が低いと動きが衝動的になったり、力が弱いため犬をうまく支えられず犬を床に落下させてしまう恐れがあります。小型犬ならわずか30cmの高さで骨折をしてしまいます。

床に落された痛い経験も慣れていないのに抱き上げられた経験も、犬にとっては人に対するネガティブな感情として刷り込まれますし、犬に怪我をさせたら子供自身もショックを受けるでしょう。

そのため「犬を抱っこするときは大人がいるときだけ」「抱っこは床に座ったまま」「犬が嫌がる前に床に離す」など正しい犬との付き合い方を飼う前に教えてあげてください。

犬を飼う前の約束➂ 犬がご飯を食べているときは邪魔しない

犬にも人と同じように「これは僕の物、誰にも触らせたくない」という所有欲があります。

特に食べ物は取り上げられると死に直結しますし、「食べること」は犬が持っている大事な欲求のひとつです。

そのため、犬がご飯を食べているときに触ろうとしたり、器の中に手を入れようとすると「これは僕のだよ、取らないで!」と攻撃してしまうことがあります。

また、「僕のご飯を盗むかもしれない」と不安になって、早食いになったりご飯に執着するようになることもあります。

人もご飯の邪魔をされるのは嫌ですよね。

犬が食べ物を食べているときは、犬に触れたり口の近くに手を持っていかないように、言い聞かせておきましょう。

犬を飼う前の約束④ 犬の体を覆うように抱きしめない

先ほど犬の抱っこについてお話ししたときに、犬の体を覆うような体勢は犬は心地よく感じないとお話ししましたね。

それと同様に、前からギュッと抱き着くような姿勢や後ろからのハグは、犬にとって動きを拘束されるので心地よくありません。また後ろから抱き着かれると、死角から急に触れられるので、驚いて攻撃してしまうこともあります。

可愛くてギュッと抱きしめたくなる気持ちはわかるのですが、「犬にハグをしてはダメ」「大好きの気持ちは優しく話しかけたり撫でることで伝えようね」と教えてあげてください。

犬を飼う前の約束➄ 犬を撫でるときは押さえつけたり叩いたりしない

絶対に生き物は叩いてはいけない、優しく接するように言い聞かせておきましょう。

ただ年齢が低い子供の場合、言い聞かせていても衝動的に叩いてしまったり耳や鼻など犬にとって敏感なところを掴んでしまうかもしれません。その時は、即座に注意をして「優しくなでてあげようね」と教えてあげてください。

どんなに我慢強い犬でも、嫌なことをされれば自分を守るために「やめて!」と攻撃をします。お互いに嫌な経験をしないように大人が配慮してあげてください。

▼子供が乱暴をして犬が威嚇したら?
子供が犬に乱暴して犬が「ウー」と威嚇したら、「子供になんてことするの!」と思いますか?それとも「嫌なことをしたから当たり前だ」と思いますか?
子供に何ををされても犬は怒ってはいけないというのは、あまりに身勝手な見解です。子供でも犬にやってはいけないことは、大人と同じです。犬が嫌がる素振りをしたら即座に止めさせてください。

犬を飼う前の約束⑥ 犬の周りを走り回らない

子供は走り回るのが大好きですが、犬の側で走り回るのはよくないので、ゆっくり動くように言い聞かせておきましょう。

犬には走っている物を追おうとする習性がありますし、人の激しい動きや大声に反応して興奮してしまうことがあります。

犬にとっては遊びのつもりでじゃれついたとしても、力の弱い子供に取っては脅威になりますし、怪我をするおそれもあります。

犬は興奮するとコントロールが効きにくくなるので、犬を興奮させる状況はなるべく作らないようにしておきましょう。

犬を飼う前の約束➆ 犬と子供だけで遊ばない

犬と遊ぶときは必ず大人も一緒ということを徹底しておきましょう。

ボールやロープを使った遊びなどは、犬は大好きなので夢中になります。夢中になるとだんだん楽しくて興奮してくるので「ボール早く投げて」と手でせかしたり、飛びついてじゃれたりする可能性があります。飛びつかれると驚いた子供が犬を叩いてしまうこともありますし、体格差で子供に怪我をさせてしまうおそれもあります。

子供と犬だけで遊ぶというのは、実はとても危険が多いことなのです。お互いに嫌な経験をしないために、遊ぶときは必ず大人が介入してください。

犬と子供はなにもしなくても良い関係を築けるわけではありません。

一生懸命お世話をしたとしても、犬にとって心地よくない事をされれば、信頼関係を築くのは難しくなります。

犬と子供が良い関係を築いていけるように、大人が一緒にサポートしてあげてくださいね。

<参考書籍>

ドッグ・トレーナーに必要な 「犬に信頼される」テクニック (著),ヴィベケ・リーセ  藤田 りか子

ドッグ・トレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック (著),ヴィベケ・リーセ  藤田 りか子

<画像元>

Unsplash

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伊藤さん

伊藤さん

宮崎出身の動物看護師。
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・日本動物看護職協会 認定動物看護師
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