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犬に鮭を与えても大丈夫!鮭を与える時の量や注意点、鮭とサーモンの違いも解説!

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秋に旬を迎える鮭。

日本人の朝食としても好まれる鮭は、犬に与えても平気な食材です。しかし、与え方や与える量には注意が必要です。

また、鮭と同じ意味合いで使われることの多いサーモンとの違いや注意点についてもご紹介します。

犬に鮭を与えても大丈夫?

一年を通して流通している鮭は、昔からよく日本人の朝食として出されることの多い魚ですよね。

味も然ることながら、栄養価も高い鮭が、大好きな人も多いはず。

そんな鮭を犬に与えることは、基本的に問題ありません。

鮭は愛犬の手作り食の材料としても人気で、適量の油と一緒に摂ると、栄養の吸収率が上がる食材でもあります。

そのため、鮭を犬に与える時には焼いたり、茹でたり、蒸したりした上で愛犬に最適な量を与えてあげてください。

犬に鮭を与えることで得られる効果

鮭に含まれる主な栄養素は以下の通りです。

【鮭の主な栄養素】
・アスタキサンチン
・ビタミンB1・B6・B12・D・E
・パントテン酸
・ナイアシン
・DHA・EPA

鮭はその身の色から、よく赤身と思われることも多い魚ですが、実はその身の赤さは「アスタキサンチン」と呼ばれる成分から来るもので、アスタキサンチンはビタミンCの約6,000倍もの強力な抗酸化作用が含まれているため、生活習慣病やがん予防、動脈硬化予防に効果があると言われています。

また、鮭には「アスタキサンチン」だけではなく、代謝や免疫サポート、解毒作用の効果がある「パントテン酸」や疲労回復、成長促進に効果的な「ビタミンB1」「カルシウム」の吸収を助け、丈夫な骨や歯を作ってくれる「ビタミンD」、血液をサラサラにし、脳細胞の活性化を促してくれる「EPA」や「DHA」も豊富に含まれています。

犬に鮭を与える際の適正量

犬に与えて良い間食やおやつは、主食となるいつもの量の大体10%~20%と言われています。

例えば、普段愛犬に一日に100g主食として与えているのであれば、その内の10~20gの主食を減らした分が、間食分ということになりますね。

犬に鮭を与える際の適正量で重要になってくるのは、その犬が一日に必要とする摂取カロリーです。

そのため、ここでは100g当たり300kcalのフードを与えた場合の例を元に、超小型犬~大型犬の間食適正量をご紹介します。

4kgの超小型犬に鮭を与える場合

超小型犬とは、体重4kg前後の犬のことを言い、トイプードルやチワワ、ヨークシャー・テリア、ポメラニアンといった犬種が該当します。

超小型犬の1日の給餌量はその子の体重に合わせ様々ですが、仮に犬の体重が4kgあり、一日の適正摂取カロリーが310kcal程度であれば…

▼4kgの愛犬に鮭を与える目安量
与えるご飯のカロリー:100g当たり300kcalだった場合
一日当たりの給餌量:約105g程度
内、間食可能な目安量:10.5g~21g

となります。

7kgの小型犬に鮭を与える場合

小型犬とは、体重10kg以下の犬の事を言い、パグやシェットランド・シープドッグ、ウエストハイランド・ホワイトテリアなどが該当します。

筆者の3代目柴犬が大体7kg程で一日の摂取カロリーは480kcal程度なので、この体重、摂取カロリーを今回の適正量に当てはめると…

▼7kgの愛犬に鮭を与える目安量
与えるご飯のカロリー:100g当たり300kcalだった場合
一日当たりの給餌量:約160g程度
内、間食可能な目安量:16g~32g

となります。

15kgの中型犬に鮭を与える場合

中型犬とは、10kg以上25kg以下の犬のことを言い、ウェルシュ・コーギーやエアデール・テリア、アメリカン・コッカー・スパニエル、ブルドッグなどが該当します。

ウェルシュ・コーギーは胴長短足で一見小型犬のようにも見えますが、体重はメス・オス共に11kg~14kg前後と、犬種標準においては中型犬に分類されます。

中型犬における鮭の目安量については、仮に犬の体重が15kgあり、一日の適正摂取カロリーが854kcalだった場合…

▼15kgの愛犬に鮭を与える目安量
与えるご飯のカロリー:100g当たり300kcalだった場合
一日当たりの給餌量:約285g程度
内、間食可能な目安量:28.5g~57g

となります。

30kgの大型犬に鮭を与える場合

大型犬とは、体重が25kg以上ある犬のことを言い、ジャーマン・シェパード・ドッグやグレート・デーン、ドーベルマン、ボクサーなどが該当します。

大型犬における鮭の目安量については、仮に犬の体重が30kgあり、一日の適正摂取カロリーが1440kcalだった場合…

▼30kgの愛犬に鮭を与える目安量
与えるご飯のカロリー:100g当たり300kcalだった場合
一日当たりの給餌量:約480g程度
内、間食可能な目安量:48g~92g

となります。

犬に鮭を与える際の注意点

鮭を犬に与える際には当然ですが、塩鮭ではなく生鮭を与えるようにしてください。

塩鮭は、塩水に漬けて保存性を高めている鮭で、その塩分量は甘口、中辛、辛口に分けられています。一般的に甘口は塩の濃度が3%未満とされており、3%以上6%未満までが中辛、6%以上10%未満が辛口とされています。

パーセンテージで表すとなかなか難しいですが、私たちが普段食卓で食べる鮭の塩焼きの塩分量は、大体2.5g前後とされています。

犬の場合、体重1kg当たり2~3gで塩分中毒になると言われているため、必ず生鮭を与えるようにしましょう。

子犬に鮭を与えたい場合にも注意が必要です。

鮭の栄養素には成長促進や骨、歯を丈夫に保つ「ビタミンⅮ」が豊富に含まれていることを先に述べましたが、消化器官が未発達な子犬に鮭を与えたい場合には、ごく少量から与えるようにし、初めから食事量の10%以上を与えないように注意してください。

また、食物アレルギーについても、人の場合ではアレルギー表示推奨項目に鮭が挙げられていますので、犬においてのアレルギー反応の有無も確かめながら、愛犬に与えるように注意しましょう。

「鮭」と「サーモン」の違いとは?

皆さんは鮭とサーモンの違いがあることをご存知ですか?

鮭には紅鮭、銀鮭、白鮭、アトランティックサーモン、キングサーモンといった多くの“サケ”が存在しますが、これら多くの“サケ”は、決して日本語表記と英語表記の違いという訳ではありません。

一般的に「鮭」とは、日本の川で生まれ、その後海を渡り、産卵のために再び川に帰ってくる鮭の事を言い、白鮭、紅鮭、銀鮭などと呼びます。

また、「鮭」はアニサキスなどの寄生虫が付着している危険性があり、焼いたり、煮たり、蒸したりして食べる必要があります。

一方、「サーモン」とされている鮭は、養殖されたものを指す際に多く使われ、生食が可能となっています。

では、なぜ生食が可能なのか。それは、「サーモン」は養殖されているため、中毒を起こすアニサキスの心配が少ないからです。

とはいえ、犬に鮭を与えるのであれば、しっかりと過熱をした上で与えてあげるのが一番安全な方法と言えるでしょう。

まとめ

鮭はクセもなく、とても食べやすい魚のため、大抵の犬は好んで食べてくれます。我が家の柴犬も塩鮭をグリルで焼いていると、その匂いに釣られて傍を離れないことがしばしば…。

流石に塩鮭を与えることは出来ませんが、鮭自体のあの匂いや栄養価を考えたら、ワンちゃんが欲しがるのも頷けますよね。

皆さんも是非生鮭を購入した際には愛犬にも少し分けてあげてみてはいかがでしょうか?とても喜んで食べてくれると思います。

<参考書籍>

愛犬のための症状・目的別 栄養事典

スープストックで手軽に続けられる体によい食事 犬ごはんの教科書

<参考サイト>

【プロが解説】違いを知ってる? 生鮭、塩鮭、銀鮭、サーモン…レシピ(食べ方)によって選ぶのが正解!
>https://mi-journey.jp/foodie/73328/#salmon02

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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