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台風や大雨でお散歩に行けないとき愛犬との過ごし方は?【動物看護師が解説】

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夏から秋にかけては台風シーズンですね。台風が来ると愛犬と一緒にお散歩にも行けませんし、台風を怖がる様子に不安になる方も多いと思います。

今回は、台風でお散歩に行けないときの室内での過ごし方や、愛犬が台風を怖がったときの対応など解説します。

台風の日の愛犬のお散歩はお休み!

【月別迷子発生件数】

上のグラフは、迷子ペット.NETが調査した月別の迷子の発生件数です。

7月~9月にかけて迷子の発生件数が非常に増えていることがわかります。

理由としては、雷や花火、台風などの大きな音に驚いて脱走してしまうケースが多いからだそうです。

一度迷子になってしまったわんちゃんを探すのは非常に困難ですし、脱走中に事故にあう可能性もあります。

また、台風が接近しているときや台風通過後は強い風が吹きます。物が飛ばされてきたり、強い風で転んだりするとわんちゃんも飼い主さんも危険です。

散歩は基本的に毎日行った方がいいのですが、台風の日の散歩はお休みして家の中で過ごすことをオススメします。

台風のとき愛犬のトイレはどうする?

室内で排泄ができるわんちゃんは問題ないのですが、屋外でないと排泄ができないわんちゃんもいます。

排泄を我慢しすぎると、膀胱炎や結石などの泌尿器トラブルを引き起こしかねません。

どうしても外でしか排泄をしないという場合は、雨風が弱くなったタイミングで外に出て家の前やベランダで排泄をさせましょう。

外でしか排泄しないわんちゃんでも、トイレシーツの上に草や土などを置いておくと、匂いに誘発されて排泄をしてくれることもあります。

外と室内どちらでもトイレができるようになっておくと、色々な場面で役に立つので、台風前にトレーニングしておくといいですね。

台風のときに愛犬にやってはいけないこと

台風が近づくと愛犬が怯える、ソワソワと落ち着きなくなることはありませんか?

わんちゃんは感覚が鋭い生き物なので、危機の前触れを機敏に察知します。

また、初めて台風を経験したときに、暴風の音が怖かった、気圧の変化で体調を崩した、飼い主さんが不安になっていたなど「台風=嫌なもの」と覚えてしまい、台風を怖がるようになる場合もあります。

そんなときに愛犬にやってはいけない対応があるのでご紹介します。

ゲージやクレートの中に愛犬を閉じ込める

ケージやクレートの中に閉じ込めることはやめましょう。落ち着くわんちゃんもいますが、逃げられない状況や飼い主さんの姿が見えないことに不安を感じてパニックになり、自傷行為をする場合があります。

ケージやクレートに入れる場合も、自分の意志で出れるように扉は開けておきましょう。

過度に愛犬をなだめる

愛犬が不安そうな顔をしていたり、ブルブル震えていると「不安だよね、怖いよね」となだめたくなりますね。

実は、わんちゃんにとってこれは逆効果。飼い主さんの不安感や心配を読み取って、余計にわんちゃんの不安感をあおってしまいます。

また普段以上に甘く接していると、そのことを覚えていて余計に台風を怖がる行動をする場合もあります。

愛犬が怖がっていたら、「私がいるから大丈夫!」と堂々とした態度で接しましょう。

台風のとき愛犬の室内での過ごし方は?

室内でできる運動をする

散歩に行けない分、室内でエネルギーを発散させてあげましょう。

ロープで引っ張りっこをしたり、ボール遊びがオススメです。(あまり興奮させすぎるとストレスになるので適度に休憩を入れましょう。)

またクッションや座布団を並べて、その上を歩かせると体幹を鍛えるいい筋肉トレーニングになります。

クッションの上に傘や棒など障害物を置くと、足を高く上げるので足腰も鍛えられますよ。

知育のおもちゃやノーズワークで遊ぶ

脳や鼻を使った遊び(ノーズワーク)もオススメです。

脳や犬らしい感覚を使ったゲームはわんちゃんにいい刺激を与えてくれます。

犬用の知育のおもちゃを使用してもいいですし、手元におもちゃがないという場合はオヤツやオモチャをクッションの下に隠して探す、重ねたタオルの隙間からオヤツを探す方法でも、楽しく遊ぶことができます。

音楽やラジオをかけておく

外の音を気にする様子が見られたら、音楽やラジオをかけてあげましょう。暴風や雨の音が聞き取りづらくなります。

また、犬を落ち着かせるために音楽を流すという研究は何度も行われており、シンプルで同じタイプの音を繰り返すような音は、犬のストレスレベルを下げると言われています。

イギリスのハートプリー大学の調査では、オーディオブック(聴く本)を流すと、犬に落ち着きが見られたと報告しています。

わんちゃんがソワソワ落ち着かないという場合は、一度試してみるといいかもしれません。

安全に過ごせる場所をつくる

恐怖を感じたわんちゃんは暗い場所や狭い場所に本能的に隠れようとします。

外の音が聞こえにくくなるように窓から離れた場所に、タオルで覆ったクレートなどを置いて安心して隠れられる場所を作ってあげましょう。ただし、わんちゃんが自分からそこに入るまでは、無理に入れないようにしましょう。

飼い主さんが側で過ごしてあげると安心しやすいです。

サプリメントを飲む

台風に対して過剰におびえる、ずっと震えていて食事やオヤツも食べれないという場合は、獣医師さんに相談しましょう。精神の高ぶりを抑えてくれる薬やサプリメントを処方してくれます。

食事もとれないほど怯えているようであれば、台風が来る前に音などに慣れさせるトレーニングが必要になります。

そのトレーニングのときにも、興奮状態を抑えてくれるのでサプリメントがあると役立ちます。

台風通過後に気をつけること

台風が過ぎてもすぐに外に出ないようにしましょう。

道路には台風で飛んできたゴミや木の枝が散乱しており、足や肉球を切ってしまう可能性があります。

また、レストスピラ症にも注意が必要です。

レストスピラ症は、ネズミの尿を介して細菌感染する病気で、尿で汚れた土や水に触れると感染します。感染すると、発熱や黄疸、腎障害を引き起こし、重症化すると死に至ります。(致死率も高い病気です。)

雨や河川の増水によって汚染された土や菌が広い範囲に散らばるため、台風や水害の後はレストスピラ症にかかりやすいと言われています。

河原や側溝近くはなるべく歩かず、水たまりにわんちゃんが口を付けないように注意してください。

季節の変わり目で台風や大雨など天候が悪い日も増えてきます。

台風のときの過ごし方や台風が過ぎた後の注意点もしっかりと覚えて、台風シーズンに備えましょう。

<参考文献>

The effect of different genres of music on the stress levels of kenneled dogs / A. Bowman, Scottish SPCA et al. / Physiology & Behavior 171(2017)207-215

Dogs ‘prefer reggae and soft rock’ to other music genres, research suggests

・ドッグ・トレーナーに必要な「犬に信頼される」テクニック 

  著者: ヴィベケ・S・リーセ / 著者・写真: 藤田 りか子

<画像元>

illust STAMPO

ICOOON MONO

Unsplash

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伊藤さん

伊藤さん

宮崎出身の動物看護師。
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・日本動物看護職協会 認定動物看護師
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