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犬・猫の誤飲年間20万件!ペットの誤飲を防ぐには?【動物看護師が解説】

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わんちゃんと暮らしていて一番多い事故が「誤飲」。ペット保険会社では事故報告の多さから、日本だけでも「年間20万件以上」誤飲が発生していると推計しています。

「どんなものが危険なのか?」「どんな状況が事故につながるのか?」をしっかり覚えて、「しまった!」をなくしていきましょう。

<この記事を読んでわかること>
■「どんなもの」が誤飲されているか
■「どんな状況」で誤飲がおきているか
■「誤飲をさせない」ために何をするか

犬・猫の誤飲中毒の5割が家庭用品

誤飲で多いものランキング

ペット(犬・猫)の誤飲を調べた調査では約5割が家庭用品による誤飲でした。

よく誤飲される異物の上位に、「ひも」や「布類」がありますが、これらは死亡率も高くなります。(飲み込むと吐き出せず腸や胃に詰まりやすいため)

わんちゃんによっては誤って飲み込んだのではなく、「飼い主さんに注目されたくて飲み込む」「盗み食いが癖になっている」ことも。

わんちゃんの身近に危険なもの置かないだけでなく、

■なぜこの子がこんな行動をとってしまったのか?
■同じことを起こさないために何ができるか?(「はなせ」のコマンドを覚えるなど)

を考えることが大切です。

誤飲で中毒をおこしたものランキング

ランキング上位の「不凍液」「ナメクジ駆除剤」は異物の誤飲に比べると、報告件数は少ないですが、死亡率は「ひも」の約3倍です。

<不凍液>
・凍結が心配される車の水冷エンジンや家庭の床暖房などの液として使用される。
・甘い香りと味するためペットが誤飲しやすい。
・小型犬だとスプーン2杯ほどで致死量

<駆除剤>
・薬をなめるというより「餌タイプのものを誤食」することが多い。
・ナメクジ駆除剤の中には香りも色もペットフードに似ているものもある。(成分のメタルアルデヒドは3gで小児が死にいたります。)

致死率が高いものは「絶対に口に入れる機会」を作らないようにしましょう。

アメリカでも日本でも多い!人の医薬品の誤飲

アメリカのASPCA中毒事故管理センターの報告では、ペットの中毒事故の原因となった毒物は6年連続で「人の医薬品」が1位でした。

日本においても6位にランクインしています。

わんちゃんにとって「特に危険な薬」はこちら↓ 

わんちゃんが薬を誤食する状況は、

■机の上に放置した薬を誤飲する
■薬を準備している最中に床に薬を落として誤飲

が多いといわれています。

薬を飲むときは「わんちゃんが来ない場所」、薬をしまう場所は「わんちゃんが届かない場所(引き出しの中など)」を徹底しましょう!

意外と知らない!わんちゃんが中毒をおこす植物

わんちゃんが中毒をおこすもので有名なのは「ネギ類」や「チョコレート」。

しかし、「観賞用のユリ」や「ポインセチア」が中毒をおこす事は意外と知られていません。(致死率も高いです。)

観葉植物として人気の「アイビー」や「ポトス」もわんちゃんにとっては中毒を起こす危険性があります。

いざという時に慌てないために

■植物や花を置く前に安全か調べる。
■わんちゃんの手の届くところに植物や花を置かない。(忘れたころに置いて事故になることが多いそう)

を徹底しましょう!

犬・猫が誤飲するときのシチュエーション

飼い主さんに誤飲した状況を聞いたところ、約6割の方が「いつも気をつけていた」「ちょっと目を離した隙に」と回答しました。また、最近ダイエットをさせていたという回答もありました。

常に不注意なわけではなく、誤飲がないように飼い主さんが気を配っていることがうかがえます。

それではなぜ「誤飲」の件数が多いのでしょうか。

原因のひとつに、「どんな状況が誤飲を発生させやすいかイメージできない。」というのがあるのではないかと考えます。

【獣医師が回答】愛犬に誤飲をさせないための対策は?

誤飲はいきなり起きるのではなく、誤飲を発生させやすい状況があります。

その状況を一つ一つ対策することで、誤飲のリスクをぐっと下げることができます。

好奇心の強いわんちゃんや子犬は誤飲のリスクも高くなります。

0歳~5歳くらいまでは、特に気を配りましょう。

また、わんちゃんのことを飼い主さんが見つめなおすことも大切。

こういうことも「誤飲」につながります。

おもちゃの取り合い

飼い主さんにおもちゃを取られまいと飲み込んでしまう。(誤飲を繰り返す犬に多い。おもちゃを奪えたという達成感と所有欲が満たされる。)

<対策>
・「はなせ」というコマンドを覚えさせる。
・口にすっぽり入らないおもちゃを使う。

ダイエット

ダイエットが悪いのではなく、空腹時間が長いため誤食をする場合がある。

<対策>
・一日の食事の量を変えずに回数を増やす。
・食べるのに時間がかかる食器を利用する。

退屈・不安な時に遊ぶものがない

退屈、不安なときに遊ぶものがないので、異物をかじることが誤飲につながる。異物を咥える→飼い主さんの関心を引けると覚えると危ない。

<対策>
壊れにくく大きめのおもちゃを与えましょう。

誤飲は時には命を奪ってしまう危険な事故です。

■「誤飲しやすいもの」を覚える
■「誤飲しやすい状況」を覚える
■「誤飲をさせない対策」をとる

ことで、少しでも誤飲のリスクを下げていきましょう。

<参考文献>
家庭犬の予防医療に関する研究

公益財団法人日本中毒情報センター イヌの中毒事故を防ぐために

犬、猫の誤飲:傾向と対策 傾向編

犬、猫の誤飲:傾向と対策 対策編

ペット保険のアニコム損保 STOP誤飲プロジェクト

ペット栄養学会誌17(2):102-104.2014

ナショナルジオグラフィック 犬が薬物中毒になっている、原因は人間、米調査

ワールドペットニュース 1位は人用の処方薬 ASPCA 「ペットに危険な毒物トップ10」 発表

<画像元>
無料写真素材 写真AC

かわいいフリー素材集イラストや

Pixabay

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伊藤さん

伊藤さん

宮崎出身の動物看護師。
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・日本動物看護職協会 認定動物看護師
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