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犬と引っ越しする時に必要な手続きって?手続き内容から移動手段、新居に慣れさせる方法!

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犬と一緒に引っ越す時には、犬にも変更が必要な手続きがあるのをご存知でしょうか?筆者はこれまで5度ほど引っ越しをし、その内4度は全て愛犬と一緒に引っ越しを経験しました。

そこで今回は、犬と引っ越しする時に必要な手続き内容から移動手段の種類、新居に慣れさせる方法まで、一挙にご紹介します!

犬と引っ越し、必要な手続きは何がある?

犬と引っ越しをする場合、それまで住んでいた場所から別の場所に移る時には、いくつかの手順に沿った手続きの変更が必要です。

具体的にどのような手続きが必要になるのでしょうか?

▼【犬と引っ越す際に必要な変更手続き】

・住所変更届(登録事項変更届)

・鑑札交換

・注射済票

一つずつ、詳しい手続き内容を確認してみましょう。

住所変更届(登録事項変更届)

犬を家族として迎えた時には、犬の登録が必要となりますが、それは引っ越した際も同様で、新しく住む住所の変更手続きを行う必要があります。

具体的に、知人や保護団体から犬を引き受けた際、犬がもしマイクロチップを装着していない時には、引っ越した日から30日以内に区内転居及び区外転入先にて、『登録事項変更届』という書類を受け取り、飼い主さんの氏名や住所、愛犬の名前、犬種などの必要事項を記入し、引っ越す自治体の役所窓口へ郵送、または電子申請*にて手続きをおこないましょう。(※練馬区役所の場合)

一方、区外転出の場合には、区内での手続きは必要なく、引っ越し先の自治体にて、届け出をおこなってください。

ただし、令和4年6月以降に愛犬をブリーダーやペットショップから迎えた飼い主さんにおいては、基本的に愛犬にはマイクロチップの装着が義務付けされているので、装着が完了次第、環境省でデータベース化されます。

そのため、環境省の『犬と猫のマイクロチップ登録情報』(参照URL:https://reg.mc.env.go.jp/owner/top_user)というホームページに掲載されている手続き内容に則って、住所変更の手続きをおこなってください。

鑑札交換

マイクロチップの装着はしていないけれど、鑑札は交付されている犬が、引っ越しによって区外への転出や区内への転入をした場合には、鑑札の交換が必要となります。

手続き方法は、役所窓口及び電子申請、郵送*にて手続きをおこないましょう。(※練馬区役所の場合)

鑑札の交換は住所変更届と一緒に持参をすれば、交換してもらえます。

しかし、ただでさえバタバタとしてしまう引っ越し、部屋の中を片付けている最中にどこかに紛れてしまって、すぐに見つけ出せないという事も珍しくないでしょう。

そのまま鑑札を紛失してしまった場合には、元居た居住地にて再交付申請(※再交付手数料発生)を行い、再交付して貰った上で転入先と交換してもらいましょう。

ちなみに練馬区役所では、鑑札の再交付手数料として1,600円がかかるのでご注意ください。

また、この鑑札はマイクロチップの登録が完了している犬の場合、マイクロチップが鑑札の代わりとなるため、渡された鑑札は返却しましょう。

ただし、区外へ転出する場合にはマイクロチップの住所変更届は必要となります。環境省のデータベースから変更しましょう。

注射済票

注射済票は、狂犬病予防法により義務付けがされている狂犬病予防注射をした際に交付される証明書です。

注射済票は予防接種が済んでいる場合に交付されるため、引っ越す前の居住地にてすでに交付されている場合には、注射済票も合わせて引っ越し先の自治体に提出しましょう。

もしも受けたにもかかわらず注射済票を紛失してしまった場合には、元の自治体にて注射済票の再交付を申請するか、かかりつけの動物病院で確認してください。

なお、再交付を申請する場合、練馬区役所では、再交付手数料として340円かかります。

さらに、愛犬が健康上の理由により狂犬病予防注射を受けられない場合には、その旨を記した証明書を獣医さんから受け取って、住所変更手続きを行う際に一緒に引っ越し先の自治体に提出しておくよう心掛けましょう。

犬との引っ越しで使える移動手段

一般的に犬との引っ越しで多くの飼い主さんが使う移動手段には、自家用車がほとんどだと思います。

筆者もこれまで初代柴犬、2代目シェルティと共に計4回ほど引っ越しを経験し、そのどれもが自家用車での移動でした。

しかし、中には自家用車を持っていない場合や引っ越し先が遠方という状況もあることでしょう。ここでは、犬と引っ越しをする際に主な移動手段となる3つの方法をご紹介します。

公共交通機関を利用する

犬との引っ越しで使える移動手段の一つ目は、バスや電車、タクシーといった公共交通機関です。

キャリーケースやゲージに予め慣れている犬の場合や公共交通機関での移動に慣れている犬の場合であれば、引っ越し先まで公共の機関を使って行くのも良いでしょう。

ただし、公共交通機関を使用する時には、当然周囲には十分配慮した上で利用するのがマナーです。引っ越し先に向かう前に、事前の排泄や食事はしっかりと済ませておいてください。

愛犬の乗り物酔いが心配の方は、念のため動物病院で酔い止めの薬の処方をしてもらうと安心です。

引っ越し業者に依頼する

犬との引っ越しで使える移動手段の二つ目は、荷物の梱包作業から運搬、搬送作業まで一手に担ってくれる引っ越し業者さんへの依頼です。

昔は引っ越しというと、荷物の梱包作業と運搬、搬入作業までが主な引っ越し業者さんの役割でしたが、現在は複数の大手引っ越し業者さんで愛犬の輸送を引き受けてくれるようになりました。

選ぶ業者さんによっては、陸路や空路も選べるサービスも用意されているため、愛犬の輸送を引っ越し業者さんに依頼する際には、事前に受け入れ可能か、大きさの制限や料金体系をしっかり問い合わせた上で利用するよう心掛けましょう。

ペット専門の輸送業者に依頼する

犬との引っ越しで使える移動手段の三つ目は、ペット専用の輸送業者さんへの依頼です。引っ越し業者さんでも十分気を付けて愛犬を引っ越し先まで運んでくれるとは思いますが、引っ越し業者さんは引っ越しシーズンの繁忙期だと、要望に応えられない可能性も出てきます。

そんな時、ペット専用の輸送業者さんであれば、ドアtoドアの乗り換えなしやケージフリー、飼い主さんとの同乗可能など、臨機応変に対応してくれます。

値段については、向かう目的地によって10,000円~100,000円前後と幅がありますが、利用するペット専用の輸送業者さんの中には、専門的知識、資格を有したスタッフさんが常勤していることも多いため、飼い主さんだけでなく愛犬の安心安全を最優先するなら、とてもオススメな移動手段です。

愛犬を新居に慣れさせる方法って?

それでは、無事に愛犬との引っ越しが完了した後は、どのようにして愛犬を新居に慣れさせれば良いのでしょうか?

愛犬を新居に慣れさせるために知っておきたい方法を以下で順番に確認していきましょう。

ペットグッズは買い換えない

私たち人の場合だと、引っ越しを機にいろんなものを買い替えて心機一転!と考えてしまったりしますが、愛犬との引っ越しの際には、愛犬のお気に入りのおもちゃやそれまで使っていたペットグッズは引っ越し後も捨てずに残しておきましょう。

犬にとって、それまで普通に暮らしていた家とは180度違った家に暮らすことは、不安や恐怖でしかありません。

そのため、自分の匂いが付いたお気に入りのおもちゃやペットグッズで、愛犬の慣れない生活からの不安を少しでも和らげてあげましょう。

愛犬とのコミュニケーションを密に取る

引っ越しを終えてからしばらくは、犬はなかなか新しい生活環境に慣れてくれないことも少なくありません。

そういった時には、時間が許す限り愛犬とのコミュニケーションを密に取ってあげることを意識しましょう。

筆者も初代柴犬が16歳、2代目シェルティが3歳くらいだった時に家庭の事情で引っ越した際、時間が許す限り愛犬たちとコミュニケーションを密に取っていました。

特に2代目のシェルティはまだ若かったこともあって、引っ越し後の散歩コースはすぐに開拓させてあげて、メンタル面だけでなく、身体面でのストレス発散も心掛けるように意識しました。

部屋の中の探索をくまなくさせる

犬は自分の嗅ぎ慣れない匂いには敏感に反応するため、そわそわと落ち着かなかったり、吠え続けたりする場合があります。

ただ、落ち着かない様子を見せ続ける一方、家の隅々の匂いを嗅いで探索しているようなら、しばらく見守ってあげましょう。

その際、仮に探索中に粗相をしてしまっても、愛犬を迎えた時のトイレトレーニングと同じように叱らず静かに片づけてあげてください。

そして、間取りは変わっても出来るだけ以前の家の生活スペースを再現してあげることを忘れずに。トイレの配置やご飯や水飲み場の場所、ベッドの位置などを出来るだけ再現してあげることで、「ここは自分にとって安全な場所」だと思わせられれば、徐々に落ち着いてきます。

まとめ

犬との引っ越しは、ペット可の物件探しから始まり、愛犬のストレスケア、ご自身の生活環境への慣れなど、やることは多いかもしれません。

しかし、犬を迎えた以上、愛犬は立派な家族の一員です。

犬との引っ越しをする際は、焦らずゆっくり新生活に愛犬を慣れさせてあげてくださいね。

<参考サイト>

練馬区|犬の登録等の手続き
>https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/eisei/seikatsueisei/pet/inu/nerima-dog.html

環境省|動物の愛護及び管理に関する法律に基づく犬と猫のマイクロチップ情報登録
>https://reg.mc.env.go.jp/owner/top_user

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。