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「老犬が下痢をする理由は?」 考えられる原因と対処法をご紹介

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下痢は犬に多く見られる疾患ですが、愛犬が下痢をしたらどう対応すべきか悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。

特に老犬は若い時に比べると体力や免疫力が低下しているので、下痢を繰り返すだけでも体力が奪われてしまいます。

そこで今回は「老犬が下痢をする理由」や「すぐに受診したほうがいい症状」を解説します。

「やってはいけない下痢の対処法」も合わせてご紹介しますので、愛犬の健康管理にお役立てください。

老犬が下痢をする理由は?考えられる原因6つ

老犬が下痢をする理由はなんでしょうか。

考えられる原因を6つご紹介します。

▼老犬が下痢をする理由6つ

①消化しにくいものを食べた
②ドッグフードを変更した
③生活環境に変化があった
④寒暖差
⑤細菌・寄生虫感染
⑥病気

①消化しにくいものを食べた

食べ慣れていないものを食べたり消化しにくいものを食べたりすると、腸内の水分バランスが崩れるので下痢をしやすくなります。

②ドッグフードを変更した

ドッグフードを変更した場合も下痢をしやすくなります。

その子の体にドッグフードがあっていない場合もありますし、今まで食べていたドッグフードと消化時間が変わって便がゆるくなる場合もあります。

また、動物性タンパク質が多すぎると、うまく消化できず下痢をしてしまうこともあります。

③生活環境に変化があった

「引っ越しをした」「来客があった」「留守番時間が増えた」などの生活環境の変化も下痢を引き起こす原因になります。

生活環境が変わると犬は多かれ少なかれストレスを感じますが、老犬になるとよりストレスに敏感になります。

ストレスで自律神経が乱れると腸の動きや消化液の分泌が活発になるので、下痢をしやすくなります。

④寒暖差

老犬になると体温の調整機能が低下します。

季節の変わり目や朝晩の寒暖差にうまく体が合わせられず、自律神経が乱れて下痢を引き起こしてしまいます。

⑤細菌・寄生虫感染

細菌や寄生虫に感染しても下痢が引き起こされます。

細菌や寄生虫に感染すると、腸の粘膜が刺激され炎症を引き起こします。

炎症が起きると腸の水分を吸収する能力が低下するため下痢になります。

⑥病気

糖尿病や子宮蓄膿症などの病気にかかった場合も下痢をします。

炎症が起きたり分泌液が多く出ていると、腸内の水分が多くなるので下痢をしてしまいます。

こんな症状がでたら、すぐに動物病院へ

愛犬に下痢が起きたときに悩むのは「すぐ動物病院に行ったほうがいいのか」ということですね。

下記のような症状が出ていたらすぐに動物病院に行きましょう。

▼こんな症状が出ていたらすぐに動物病院へ

・下痢が3日以上続いている
・下痢以外の症状がでている
・血便が出ている

・下痢が3日以上続いている

軽度の下痢であれば1~2日でおさまりますが、3日たっても下痢が続いている場合は細菌や寄生虫感染、胃腸炎を起こしている可能性があります。

下痢がずっと続くと脱水も引き起こしやすく、体力が落ちている老犬の場合、容態が急変する可能性もあります。

早めに受診するのをオススメします。

・下痢以外の症状がでている

下痢以外にも発熱や嘔吐といった別の症状がでている場合は、すぐに動物病院にいきましょう。

下痢をした後にうずくまっていたり、触られるのを嫌がったりする場合は痛みや炎症も出ている可能性があります。

・血便が出ている

黒っぽい便や血が混ざっている便がでた場合には、すぐに動物病院にいきましょう。

炎症が起きて出血している、または寄生虫感染をしている可能性があります。

小腸から出血していると黒っぽい便が出るので、黒いタールのような便がでたら早めに受診しましょう。

元気や食欲がある場合は?

下痢をしていても食欲があり元気がある場合は、ストレスや消化不良などの一過性の下痢の可能性があります。

激しい運動はさけて、自宅で様子をみましょう。

ただし、老犬の場合は容態が急変する可能性もあるので、十分注意をしてあげてください。

老犬の下痢でやっていいこと・やったらいけないこと

老犬が下痢をした場合「やった方がいい対応」と「やってはいけない対応」があるので、それぞれご紹介します。

・老犬の下痢でやっていいこと「下痢の記録をとる」

下痢の原因の特定には検査だけでなく飼い主さんからの聞き取りが大切な手がかりになります。

動物病院を受診したときにスムーズに受け答えができるように、下痢の記録を取っておきましょう。

また、受診の際には便も持っていくと診断の助けになります。

▼便や愛犬の様子をメモしましょう

・いつから下痢をしているか
・便の形状や色やにおい
・下痢をした回数
・普段食べているもの、食事の回数
・生活環境の変化
・食事内容の変化

・老犬の下痢でやったらいけないこと「市販の下痢止めを与える」

市販で下痢止めがありますが、自己判断で与えることは絶対にやめましょう。

下痢には止めたほうがいい下痢とそうでない下痢があり、細菌やウィルスが原因の場合、下痢止めを使ってしまうと菌や菌が出す毒素を体の中にとどめてしまいます。

下痢止めを使ったことで症状が悪化する可能性もあるので、自己判断で使わず動物病院を受診しましょう。

老犬の下痢を予防するには?

では、老犬の下痢を予防するために飼い主さんができることはあるでしょうか。

ボイントを3つご紹介します。

▼老犬の下痢を予防するためにできること

①ドッグフードを頻繁に変更しない
②腸内環境を整える
③生活環境を大きく変えない

①ドッグフードを頻繁に変更しない

愛犬が高齢になるとシニアフードへの切り替えや食の好みの変化で、ドッグフードを変更したり新しいドッグフードを試す機会も多くなると思います。

ですが、頻繁にドッグフードを変更すると胃腸の負担になり、下痢をしやすくなります。

無理にシニア用のフードに切り替えなくても、今まで食べていたフードでよい状態がキープできているのであれば、今までの食事にサプリメントを足すという方法もあります。

頻繁にドッグフードを変更することは控えましょう。

②腸内環境を整える

犬用の腸内環境を整えるサプリメントもあるので、取り入れるのもよいでしょう。

また、整腸作用が期待できるヨーグルト(無糖)やりんごやさつまいもをトッピングするのもオススメです。

ただし食物アレルギーを持っている場合は逆効果になるので、与える場合は慎重に与えてください。

③生活環境を大きく変えない

老犬の場合、ストレスが引き金になって下痢をすることは多いです。

「家族が在宅ワークになった」「家族が増えた」「ベッドの場所を移動した」など人には些細に思えることでも、愛犬にとっては大きな環境変化でストレスを抱えている場合があります。

特に老犬になるとストレスへの許容値が少なくなるので、大きな環境変化はなるべくさけるようにしましょう。

老犬になると若い時よりも体調を崩す機会は多くなります。

その中でも下痢は頻繁に見られる症状です。

すぐ治る下痢もありますが、重篤な病気のサインで下痢が起きている場合もあります。

気になったらすぐに動物病院にいくようにしましょう。

<参考書籍>

イラストでみる犬の病気
編集 小野 憲一郎 今井 壯一 多川 政弘 安川 明男 後藤 直彰

小動物獣医看護学 小動物看護の基本と実践ガイド 上巻・下巻
西田 利穂 (翻訳), 石井 康夫 (翻訳), D.R.Lane B.Cooper

<参考URL>

【犬編】第3回:老齢犬の問題行動と対処法 共立製薬株式会社
>https://www.kyoritsuseiyaku.co.jp/owner/knowledge/solution/dog3.html

日本内科学会雑誌第100巻第1号 小腸疾患:診断と治療の進歩
>https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/100/1/100_71/_pdf

<画像元>

Unsplash

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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