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「ドッグランに行けば犬友達はできる?」飼い主が知っておきたい現実や注意点

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皆さんは、ドッグランを利用したことはありますか?

「愛犬に友達を作ってあげたい」「飼い主同士も仲良くなれるかも」と思い、ドッグランに行ってみたいと思っている方は少ないのではないでしょうか。

ドッグランは犬同士が交流できる場所ですが、「ドッグランに行けば犬友達ができる」「すべての犬が楽しめる」とはかぎりません。

犬にも相性や性格があり、利用者のマナーによってはトラブルが起こることもあります。

今回は「犬に友達は必要なのか」や「ドッグランは友達作りに向いているのか」を解説します。

「ドッグランで起きがちなトラブルや注意点」も合わせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

「ドッグランに行けば犬友達はできる?」ドッグランに行く目的は?

ドッグランを利用している人は、どんな目的でドッグランを利用しているのでしょうか。

ペット保険を提供する「ペットメディカルサポート株式会社」が行ったドッグランの利用の実態調査によると、ドッグランを利用するメリットは下記のようになりました。

▼ドッグランを理由するメリット(有効回答数:388)

一番多い回答が「愛犬が安全な場所で遊べる(49%)」で次に「愛犬の運動量を増やせる(36%)」「愛犬の社会性が育つ(12%)」という結果になりました。

調査結果を見てみると、大半の人が愛犬の遊びや運動を目的としており、犬同士の交流を目的に来る人は意外と少ないことがわかります。

犬も人と同じように性格が異なるので、初対面の犬ともすぐ仲良くなれる犬もいれば、特定の犬とだけ落ち着いて過ごしたい犬、飼い主と遊ぶ方が好きな犬もいます。

また、飼い主側も交流を楽しみたい人と交流を望まない人に分かれるため、必ずしも飼い主同士の付き合いが生まれるとは限りません。

ドッグランで友達ができないわけではありませんが、ドッグランに行けば犬に友達ができると思っていると、イメージ違いになるかもしれません。

「ドッグランの現実」実際によくあるトラブルとは?

ドッグランは犬が仲良く遊んでいる場所という印象がありますが、実は犬同士や飼い主同士のトラブルが起きやすいという現実があります。

▼ドッグランで愛犬が陥ったトラブルはありますか? (有効回答数:388)

同調査で「ドッグランで愛犬が陥ったトラブル」を調べたところ「特になし」との回答が半数を占めましたが、一方で「他の犬から危害を加えられた(22%)」「他の犬とけんかになった(21%)」との回答も少なからず寄せられています。

自由に遊べるドッグランですが「利用者が多い場所」「色んな考えの飼い主さん」「目的の違い」が集まっているからこそ、さまざまなトラブルが起きています。

すべての犬が仲良く遊んでいるわけではないので、注意が必要です。

ドッグランでのトラブルはなぜ起きる?

では、ドッグランでのトラブルはなぜ起きてしまうのでしょうか。

先ほど「色んな考えの飼い主さん」「目的の違い」が集まっているとお話しました。

▼ドッグランでの目的

・犬や飼い主同士で交流したい
・子犬を社会化させたい
・犬は犬同士で遊んでほしい
・体格に関係なく遊んでほしい
・犬は自由に遊ばせて自分は休憩したい
・犬同士のことは犬に任せたい
・散歩代わりに利用したい
・犬とおもちゃを使って遊びたい

目的が違うと飼い主さんの動きも違いますし、犬に対する意識も違います。

理想的な飼い主さんは、自分の犬を放置せず、トラブルを未然に防ぐような動きをします。

自分の犬を体格差のあるドッグランに入れたり、犬同士のトラブルを犬任せにしたりしません。

ですが「自分の時間を確保するために来ている」「散歩代わりに利用したい」という方がドッグランを利用していると、犬を放置する時間が増えるので、犬同士のトラブルが起きやすくなります。

また、犬の嫌がっているサインを見落としたり、気づかなかったりすると、我慢していた犬が突然怒ったり、防衛行動として他の犬を咬んでしまったりすることがあります。

ドッグランは犬の交流の場ではありますが、利用している人全員がトラブルは未然に防ぐという意識を持っているわけではないので、トラブルが起きやすくなってしまいます。

犬友達がいないと犬はかわいそう?

「犬友達を作ってあげないと寂しいのでは?」と気にする飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

しかし、愛犬に犬友達がいないからといって、不幸になるわけではありません。

犬にとって最も大切なのは、安心できる飼い主との信頼関係です。

散歩や遊び、コミュニケーションが十分に取れていれば、必ずしも他の犬と頻繁に遊ぶ必要はありません。

実際に、成犬になると犬同士で遊ぶことよりも、飼い主との散歩や遊びを好む犬も少なくありません。

また、高齢犬でほかの犬との交流よりも静かに過ごすことを好む場合もあります。

反対に、犬同士の交流が苦手な犬を無理にドッグランへ連れて行くと、大きなストレスとなり、犬を見るだけで怖がるようになることもあります。

犬同士で触れ合うことが楽しいかどうかは犬によって異なります。

愛犬が楽しそうに過ごせているかを基準に考え、犬友達を作ることを目的にしすぎないようにしましょう。

ドッグランを利用するときの注意点

では、ドッグランを利用したいと思ったら、どんなことに気をつければいいのでしょうか。ドッグランを安全に利用するためには、飼い主の判断が何より重要です。

利用前にワクチン接種やノミ・マダニ予防を済ませ、犬の体調が良い日に利用しましょう。

また、初めて利用する場合は、混雑する時間帯を避けると、愛犬も落ち着いて過ごしやすくなります。

入場したらすぐにリードを外すのではなく、周囲の犬の様子を確認してから外すようにしましょう。

遊んでいる最中も、飼い主同士のおしゃべりに夢中にならず、愛犬の様子をこまめに観察しましょう。

もし、相手の犬が嫌がっている様子やストレスサインが見られたら、すぐに犬を呼び戻して距離をとりましょう。

ドッグランは好き勝手にふるまって良い場所ではなく、互いに配慮しながら利用する共有スペースです。

愛犬だけでなく、他の犬や飼い主さんへの思いやりを忘れないようにしましょう。

ドッグランは犬同士が交流できる魅力的な場所ですが、通えば自然に犬友達ができるとは限りません。

犬にもそれぞれ性格や相性があり、ほかの犬との交流を好まない子もいます。

大切なのは、犬友達を作ることではなく、愛犬が安心して楽しく過ごせることです。

犬同士の関わりが好きな犬もいれば、飼い主との遊びだけで十分満足できる犬もいます。

愛犬の性格や気持ちを尊重しながら、その子に合ったコミュニケーション方法を選んであげることが大切ですね。

<参考URL>

ドッグランにおけるイヌと飼育者の行動
>https://www.jstage.jst.go.jp/article/janip/59/1/59_59.1.13/_pdf

ドッグラン利用経験者は44%:ペット保険「PS保険」調べ
>https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000057917.html

<参考書籍>

愛犬との絆を深める散歩でマスターする犬のしつけ術 著者:田中雅織

動物看護のための動物行動学
著者/森裕司 武内ゆかり 監修/日本小動物獣医師会 動物看護師委員会

<画像元>

canva

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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