皆さんは、犬を迎える上で決して欠かすことの出来ない首輪やハーネス、リードに関して、どれだけの期間使用し続けていますか?
散歩を必要とする犬にとって、首輪やハーネス、リードなどは唯一の命綱。
今回は、そんな命綱代わりの首輪やハーネス、リードの買い替え時期の目安や見極め方をご紹介します。
長期使用していて、まだ買い替えていない方は是非とも最後までお付き合いください!
犬の首輪やハーネス、リードの主な種類

犬が日常的に着ける首輪やハーネス、リードには、今や多くの形状、種類が存在します。
買い替える時の重要な判断材料ともなる場合があるため、まずはその主な種類をいくつか確認してみましょう。
犬の首輪の種類
犬の首輪(別名:カラー)とは、昔から犬の散歩の際に使用された首に巻くタイプの馴染み深い散歩グッズです。
主な種類として、現在では以下のようなタイプが多く販売されています。
▽『バックルタイプ』
▽『トップリングタイプ』
▽『ベルトタイプ』
他にも首輪には、バックルタイプの物に鎖が付いたハーフチェーンタイプの物なども売られています。
ただし首輪の使用は、首の一点に圧力が掛かってしまうため、勢いがある子や引っ張り癖がある子の場合には、引っ張らないようなしつけや首輪そのものの変更の検討をオススメします。
犬のハーネスの種類
犬のハーネス(別名:胴輪)とは、元は馬を操るための馬具の一種を犬にも応用した散歩グッズです。
ハーネスには主に、以下のような種類が現在は数多く販売されています。
▽『立体型(3D)タイプ』
▽『8の字型/2バックル型タイプ』
▽『ベストタイプ』
他にもハーネスには、Y字型のハーネスやH型をしたハーネスなどが販売されています。
犬のハーネスは基本的に、首だけではなく胴まで広く支える作りとなっているため、引っ張り癖があるような子では、ハーネスを用いた散歩をした方が、首や目への圧力の負担軽減に役立ちます。
犬のリードの種類
犬のリード(引綱)は、犬と散歩をする上で決して欠かせない散歩グッズです。
主に犬のリードには、以下のような種類が現在では数多く販売されています。
▽『平リード/丸リードタイプ』
▽『短引きリード/2頭引きリードタイプ』
▽『ロングリード/伸縮性リードタイプ』
リードには他にも、ショルダーリードやウエストリードなどのリードも販売されています。
飼い主さんの中には、歩幅が合わない・愛犬の方が早いといった理由で、伸縮性のリードを使用される方もいると思いますが、例えそうした場合であっても、通常の散歩の際は、ロックなどを掛けて万が一に備えることが大切です。
犬の首輪やハーネス、リードの耐用年数目安とは?

犬の散歩で欠かせない首輪やハーネス、リードなども人が使用する物同様、耐用年数というものが存在します。
当然、飼い主さんの多くは迎えてから一度も買い換えていないなんてことは、そう多くはないでしょう。それこそ、「買い替えるなんて当たり前でしょ?」と、お叱りの言葉も頂戴してしまいそうな発言ですが…。
では、その首輪やハーネス、リードが一般的にどれだけの耐用年数か、ご存知でしょうか?
基本的に犬の首輪やハーネス、リードといった日常的に使用されるペットグッズの多くは物によって使い続けられる期間が違うため、商品説明欄を見ても、耐用年数の記載まではされていないことが多いです。
しかし、実際に筆者がこれまで愛犬との散歩の中で体感してきた年数及び、一般的な観点から見た時のおおよその耐用年数は、余裕をもって6か月、長くても1年前後が目安で、筆者もそのくらいが買い替え時だと思っています。
というのも、どんなに種類や素材などが昔に比べて豊富に揃い、可能な限り丈夫に作られていても、縫製の仕方、使用頻度の高さの違いによっては、すぐに破損してしまう可能性はどうしても否めないからです。
ただし、購入・使用する首輪やハーネス、リードの中には、本革を使用した物や耐久性を追求した結果、メーカーによっては上記以上に使える物も確かに存在するため、最終的には飼い主さんの裁量次第となるでしょう。
けれど、一般的にメーカーが提示している耐用年数の目安は、おおよそ6か月~1年前後とされているため、少なくともこの年数を基準にすれば、万が一の事故やケガの軽減に繋がります。
首輪やハーネス、リードを変える時の見極め方

さて、それでは実際に犬の首輪やハーネス、リードを買い替える時に押さえておきたい見極めポイントをここではご紹介します。
以下でご紹介するポイントに、今使用されている首輪やハーネス、リードの状態が一つでも当て嵌まるようなら、愛犬のためにも、是非とも買い替えの検討をしてあげてくださいね。
犬の首輪やハーネス、リードを買い替える時には、まず見極めポイントの一つとして、Dカン部分/ナスカン部分の緩みや破損をチェックしましょう。
Dカンとは、首輪やハーネスをリードと繋ぐ金具のことを言い、首輪やハーネスではDカン部分の破損の有無がないかを確認しましょう。
一方リードでは、首輪やハーネスを繋げる役目を果たす金具のナスカン部分の緩みがないかを確認し、どちらか一方に何かしら問題点が見つかった場合には、それは買い替え時です。
そのまま使用し続けて、万が一散歩中に愛犬の引っ張った力が原因で破損してしまった場合、それはケガや事故に繋がる危険性があるため、出来るだけ早めの交換を心掛けてください。
見極めポイント②:縫い目のほつれや摩擦による摩耗の有無
犬の首輪やハーネス、リードが本革ではなく布製の物を使用している場合、その際には縫い目のほつれや摩耗などの劣化が見られるかどうかが見極めの判断材料となります。
ご自身の愛犬が使用している首輪やハーネス、リードが、もしも布製の物で、ところどころほつれや摩耗が見られた場合、それらは買い替え時の目安なので、その時にはグッズの交換を検討しましょう。
ただ、本革の首輪やハーネス、リードであったとしても、愛犬の使用頻度や着用時間などによっては、摩耗が見られる場合があります。そのような時には布製の物同様、グッズの交換を心掛けてあげてください。
見極めポイント③:愛犬自身の体重変化の有無
犬の体重は、大体成犬になった時点の体重が最適体重だと言われています。
しかし、食いしん坊なワンコやあまり散歩に行きたがらないワンコの場合、体重の増加または減少によっては、それが首輪やハーネス、リードの買い替えを検討する見極めポイントとなります。
例えば今現在持ち合わせている首輪やハーネスが、愛犬の首や胴体に食い込んでいたり、逆にスカスカだったりした場合には、それらは買い替え時です。愛犬の体形に合わせた首輪やハーネスの検討を心掛けてあげてください。
またリードについても、引っ張り癖があるようなワンコの体重が増加してしまった場合には、ナスカンへの負荷が増加し、破損してしまう危険性があるため、注意しましょう。
まとめ

いかがでしたか?
普段何気なく使っていて、且つ長期間に及びあまり問題という問題も見られない感覚を抱きやすい首輪やハーネスやリード。
しかし、実際にはその使用頻度や扱い方、また、負荷の掛かり方次第では、経年劣化のスピードに、かなりの個体差が生まれます。
大抵の商品については、「6か月~1年前後」という耐用年数目安は存在しますが、首輪やハーネスやリードを安心・安全に使用するためには、日常的なチェックを怠らず、また、必要があればその都度買い替えを検討するなど意識することで、愛犬の散歩時間を、どうぞ有意義にしてあげてくださいね。
<参考書籍>
いぬ大全304
イラストでわかりやすい! 愛犬との絆がぐーっと深まる本
<参考サイト>
犬の首輪・リード・ハーネス(胴輪)選び方ガイド|RALLOC Official Online Shop
>https://www.rakuten.ne.jp/gold/ralloc/kengu_guide_rlc/guide
<画像元>
photoAC
Canva

また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。

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