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「愛犬の目が見えなくなったら?」目が悪くなった愛犬と暮らすときに知っておくべきこと

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犬も人と同じように年を重ねると視力が衰えていきます。

そのため若い時と同じような生活環境や接し方だと、実は愛犬が暮らしにくくて困っていたということになりかねません。

では愛犬の視力が落ちているとわかったときに、私たち飼い主ができることはなんでしょうか。

今回は目が悪くなった愛犬と暮らすときに知っておきたい「部屋づくりの工夫」や「日常生活で気をつけること」をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

視力が落ちると愛犬に起きる変化

        

愛犬の視力が落ちるとどのような変化が現れるのでしょうか。

下記のような行動や仕草が現れたら視力が落ちている可能性があるので、一度動物病院で診察してもらいましょう。

▼視力が落ちると起きる変化

・物や壁によくぶつかるようになった
・段差に躓く、転ぶようになった
・階段や段差を嫌がるようになった
・暗い場所を嫌がる、怖がるようになった
・壁沿いに歩くようになった
・散歩や運動を嫌がるようになった
・音に敏感になった

犬は聴覚や嗅覚に優れた生き物なので、視力が落ちても視力以外の感覚や今までの記憶を頼りに普段と変わりなく歩ける場合が多いです。

そのため一緒に生活していても、目が見えなくなっていることに飼い主さんが気づかない場合があります。

しかし犬自身は「暮らしにくいなぁ」と困っていたり、老化ではなく病気で視力が低下している場合もあるので、早めに異変に気付けるように行動を細かく観察してあげましょう。

目が悪くなった愛犬と暮らす「部屋づくりの3つのポイント」

では、目が悪くなった愛犬と暮らすために部屋作りで工夫するポイントはなんでしょうか。

ポイントを「3つ」ご紹介します。

▼部屋づくりのポイント3つ

①ぶつかり対策
②模様替えをしない
③通路や段差を整備する

①ぶつかり対策

目が見えなくなるとドアや家具など色んな場所にぶつかるようになります。

ぶつかることで怪我や痛い思いをすると、怖がって動く事自体を嫌がるようになります。

また、家具と家具の隙間に入り込んで出られなくなる場合もあります。

ぶつかって痛い思いをしないように「家具の角に緩衝材をつける」「曲がり角に緩衝材をつける」「家具と家具の隙間はジョントマットなどで塞ぐ」など工夫をしてあげましょう。

またリビングを柵で囲って、愛犬が安全に動き回れる広い空間を作ってあげるのもよいでしょう(柵にも緩衝材をつけましょう)。

②模様替えをしない

犬は目が見えなくなった後も今までの記憶を頼りに家の中を移動します。

そのため大きく家具の配置換えをすると、どこに何があるかわからず不安になったり、ストレスを感じたりします。

愛犬の目が見えなくなった後は、大きな模様替えは控えるようにしましょう。

③通路や段差を整備する

愛犬の目が見えなくなったら愛犬が通る場所も見直しましょう。

いつも通る通路に荷物や棚が置いてあると、ぶつかって怪我をしてしまうことがあります。

また玄関の段差や掃き出し窓の溝などのちょっとした段差や出っ張りに躓きやすくなります。

大きな段差の前には柵を設置して落下防止をし、ちょっとした段差や溝にはタイルカーペットを敷いて躓きにくい工夫をしてあげましょう。

日常生活で気をつけること5つ

愛犬の目が見えなくなると、日常生活もガラリと変わります。

では、愛犬との日常生活で気をつけることはなんでしょうか。

気をつけることを「5つ」にまとめました。

▼愛犬との日常生活で気をつけること5つ

①愛犬への接し方
②食事環境の見直し
③太陽の光に注意
④散歩では障害物やルートに注意
⑤ひげを切らない

①愛犬への接し方

いままでと同じようにスキンシップを取ろうとすると、急に触れられてびっくりしてしまうかもしれません。

愛犬に触れる場合はいきなり触らず、愛犬の近くに移動してひと声かけてから触れるようにしましょう。

もし老化で耳も遠くなっている場合は、愛犬の手や顔に軽く息を吹きかけて近くに来たことを教えてあげてください。

②食事環境の見直し

目が見えなくなると匂いを頼りにごはんの場所を探そうとします。

そのため、ごはんが大好きな子は勢いよくぶつかってお皿をひっくり返してしまうことがあります。

お皿を固定できる食事台や滑り止めのマットを使用する、手でお皿を持って与えるなど楽に食事がとれる工夫をとってあげましょう。

③太陽の光に注意

太陽に含まれる紫外線は犬の目にダメージを与え、白内障などの目の病気を悪化させる可能性が指摘されています。

外出する場合は、日差しが和らぐ時間帯を選んであげましょう。

ただ目が悪くなるとより暗い場所が見えにくくなり、夜の散歩が困難になるのでなるべく明るい時間に外に連れ出してあげましょう。

④散歩では障害物やルートに注意

目が見えなくなった後も慣れているコースであれば、問題なく散歩できる場合が多いです。

ですが、今までと違って障害物は避けることができないので「縁石」「側溝」「排水口の蓋」「尖った木の枝」などで怪我をしないように注意しましょう。

また、人通りや車が多い場所はゆっくりと歩くことが難しいので、散歩ルートから外すかゆっくり歩ける場所まで抱っこして移動しましょう。

⑤ひげを切らない

トリミングでひげをカットしている方もいるかもしれませんが、できればそのまま残してあげましょう。

犬のひげは触れた物を察知するセンサーの役割があり、目が見えなくなった後はこのセンサーを頼りに人や物の位置を探ろうとします。

特にシニアになるとヒゲが抜けたり細くなったりして、余計に周りの情報をキャッチしにくくなります。

周りの情報を得るための大事な感覚器なので、ひげは切らないようにしましょう。

愛犬の目が見えなくなると「これからどうしよう」と生活に不安を感じる方も多いと思います。

ですが、きちんとケアや工夫をすれば今までと同じよう日常生活を送ることができます。

今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてくださいね。

<参考書籍>

・犬も平気でうそをつく? Stanley Coren (原著), 木村 博江 (翻訳)

・イヌの老いじたく 7歳からの最適な飼い方を伝授 サイエンス・アイ新書

・犬もよろこぶシニア犬生活 

心や体の変化にあわせた老犬とのコミュニケーションがわかる 愛犬の友編集部

・7歳からのシニア犬とのしあわせな暮らし方 伊藤 みのり 内田 恵子 三浦 裕子

<画像元>

Unsplash

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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