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初心者必見!初めて犬を飼う人が知っておきたいポイントと向いている犬種5選

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コロナショックをきっかけに在宅ワークを推奨する会社が増え、それと同時に犬や猫を飼う人が増えた昨今。

多くの人が迎えたペットを可愛がる一方で、本来ある犬の性格や気質を知らなかったために、結局「飼えない…」と保護施設に預けられてしまう子も残念ながら多くなりました。

そこで今回は、初めて犬を飼おうと思っている方必見!犬を迎える前に知っておきたいポイントと初心者さんに向いている犬種5選をご紹介します。

コロナ過によって増えたペット飼育需要

2019年、未曽有の新型コロナウイルスが流行したことにより、それまで仕事のスタイルは通勤が当たり前だったものが、少しずつ在宅スタイルに変化していった日本。

多くの人がその生活スタイルの変化をきっかけに、メディアでも取り上げられるほど、犬や猫を迎える需要が増えていきました。

しかし、一般社団法人ペットフード協会の【全国犬猫飼育実態調査】によると、「コロナによる影響や変化」で変わったのは、あくまでも新規で犬や猫を飼育しようとした人のみで、既存の飼い主さんたちの増減、また、飼育意向率も高まっていないという統計が取られました。

▲一般社団法人ペットフード協会|新型コロナウイルスによる影響 変化

出典元:https://petfood.or.jp/data/chart2020/11.pdf

こちらの統計表はコロナが流行する前から犬を迎えている飼い主さんの状況を表したものです。

この表でも分かるように、それまで犬を飼養していた飼い主さんにおいては、2016年~2020年までの現在飼育状況は増加傾向どころか減少傾向にあります。

▲一般社団法人ペットフード協会|新型コロナウイルスによる影響 変化

出典元:https://petfood.or.jp/data/chart2020/11.pdf

しかし、上記の新規で犬を迎えた飼い主さんたちの統計を見ると、2017年、2018年では減少・横ばい傾向にあった飼育頭数が、コロナが流行しだした2019年から2020年にかけては増加しています。

このように、コロナ禍で在宅時間が増えたことで、近くのショッピングモールやペットショップに足を運ぶ機会が増加し、結果的に犬の飼育頭数増加に繋がったと言えるでしょう。

それでは、実際に犬を迎えたいと思った時、知っておきたいポイントとはどんな点なのか見ていきましょう。

初めて犬を飼う人が知っておきたいポイント

近年ではブリーダーや保護犬からの迎え入れが多くなったものの、やはり初めて犬を飼う人の多くは、一般社団法人ペットフード協会の調査でも「ペットショップで見つけて飼いたくなった」と回答している人が約34%を占めました。

そのため、普段は気を付けていても、気に入ったワンちゃんを目にすると衝動的な判断に後押しされる…、なんてことも。

初めて犬を迎える人にとっては、特に抑えておきたいポイントを挙げてみたので、下記を参考の元、慎重に判断した上でワンちゃんを迎え入れてあげてください。

【初めて犬を迎える際に抑えておきたいポイント】

・住環境が犬との暮らしに適しているか
・収入面に余裕があるか
・家族構成
・犬の性格や性質
・犬のしつけのしやすさ
・犬のお手入れのしやすさ

最低でもこれらのポイントを押さえておくと安心です。

中でも住環境や収入面については特に重要で、生涯犬にかかる費用については、超小型犬で約253万円、小型犬で約217万円、中・大型犬で約231万円掛かると言われています。

この金額はあくまでも平均目安ですが、実際にはこの金額に加え、将来的な病気などに備えた費用など、思いがけずお金がかかる場合があります。

そのため、これから新しく家族を迎えようと思う飼い主さんは、ワンちゃんを迎え入れる前に、今一度ご家族と十分話し合って決めてください。

それでは続いて、上記ポイントにも挙げた犬の性格や性質、しつけのしやすさ、お手入れのしやすさなどが関係してくる初心者に向いている犬種5選をご紹介します。

初心者向き犬種①:トイ・プードル

人気犬種No.1にして飼育頭数もNo.1のトイ・プードルは、犬飼育初心者の方にとって、とても飼いやすい犬種です。

プードルには、トイ・ミニチュア・ミディアム・スタンダードの4種類の大きさが存在しますが、その中でもトイ・プードルは体重おおよそ3~4kg、体高おおよそ24~28㎝ととても小柄な犬種ながらも、愛情深く陽気で、元々水猟犬としても活躍していたため、体もとても丈夫な一面があります。トレーニングにおいてもその賢さから、初心者に向いている犬種と言えるでしょう。

また、巻毛のシングルコートなので抜け毛も少なく、アレルギーのある人や原状回復が必要になるペット可の賃貸でもお世話しやすい犬種でもあります。

ただし、トリミングや定期的なブラッシングは必要なため、しっかりとお手入れは欠かさないように心掛けてあげてください。

初心者向き犬種②:パグ

穏やかな性格をしていて、あらゆる年齢層にオススメの犬種であるパグは、飼い主さんに忠実で、とても落ち着いた性格をしています。

一般的に犬は、小型になればなるほど神経質な性格になり、吠えやすいと言われることが多いのですが、パグはその中でも比較的おとなしく、吠えにくい性格をしており、問題行動等も起こしにくいため、初めて犬を飼う人にはオススメの犬種です。

また、小型で短毛なので、ブラッシングなどもそこまで必要としません。

ただし、パグは目が突出しているため、ケガをしやすく、短頭種ということもあって、暑さや寒さには弱い傾向があるので、室内の温度管理、散歩の時の危機管理には、注意してあげましょう。

初心者向き犬種③:キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

穏やかで甘えん坊の性格をしていて、人が大好きなキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、子供やお年寄りとも上手くやっていけるので、飼育初心者の方でも飼いやすい犬種です。

特に運動好きということではありませんが、それでも遊び好きな一面も持っているため、遊びやスポーツもオールマイティにこなせる犬です。

また、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、無駄吠えも少ない子が多いので、そこも飼いやすいポイントの一つです。

しかし、この子たちの唯一のウィークポイントは、心臓が弱いこと。

今のところ日本にいるこの犬種の多くは7~8歳程度で心雑音が出てくる場合が多いので、こまめに動物病院で心臓のチェックをしてもらうようにしましょう。

初心者向き犬種④:チワワ

小さい体の割に勇猛果敢な性格を持ち合わす一方、飼い主さんや他のチワワに対しては愛情深く接する一途な面を持ち合わせた犬種です。

チワワは、スムース(短毛)とロング(長毛)の2種類の毛が存在しますが、個体差はあるものの、どちらにおいてもお手入れは比較的しやすく、運動量が少ない、体臭が少ないといった特徴もあるため、散歩やお世話にあまり時間をかけられない人にとっては、とてもオススメな犬種です。

ただし、冒頭でもお伝えした通り、体の割に勇猛果敢で警戒心が強い一面があるので、子犬の頃から社会性を身に付けることが大切です。

また、スムースコート(短毛)チワワは特に寒がりなので、迎える時には丸まって寝られるような場所を確保すると安心です。

さらに、チワワには多くの遺伝子疾患があり、その中にはある程度成長しないと分からないような病気もあるので、その点については幼い頃から注意深く観察してあげてください。

初心者向き犬種⑤:マルチーズ

人懐っこく非常に愛情豊かで穏やかな性格をしているマルチーズは、愛玩犬のため、吠えやすくはありますが、毛が抜けにくく大量の運動量を必要としない初心者向けの犬種です。

人の傍にいることがとても好きな犬種で、お座敷犬というイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、きちんと教えれば色々なことが出来、トレーニングしてあげると生き生きとこなす犬が多いのもこのマルチーズの特徴です。

ただし、マルチーズの純白の被毛は、十分にブラッシングしてあげる必要があり、食も細い傾向があるので、豊富な種類を揃えてカバーしてあげると良いでしょう。

まとめ

犬を初めて迎える人にとって、やはりある程度のフィーリングは大切なものだと思います。そのフィーリングがあるからこそ、ペットショップであれ、ブリーダーであれ、保護犬であれ、多くのワンちゃんが新しい家族と出会えているのだと思います。

ただ、だからこそ最初は特に慎重に、ご自身、ご家族が無理なく迎えられて、一生涯可愛がれるワンちゃんを選んであげてください。

<参考書籍>

犬を飼いたくなったら読む 本当に相性の良いわんこがわかる本

知ってるだけで幸せになる! わんこの気持ちがわかる本 198ネタ

<参考サイト>

2020年度トピックス:コロナによる影響/変化
>https://petfood.or.jp/data/chart2020/11.pdf

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。