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愛犬を自転車のカゴに乗せるのは法令違反?安全な乗せ方や便利グッズなどご紹介!

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愛犬を自転車のカゴに乗せている飼い主さんをよく見かけませんか?

犬が飛び出しそうなのを見るとヒヤヒヤしますが、ちょっと遠くへお散歩したい時や動物病院に連れて行くときなど、便利なのかもしれません。

しかし、愛犬を自転車のカゴに乗せることは法令違反にならないのか気になるところ。

今回は、愛犬を自転車のカゴに乗せる際、どんな乗せ方をしたら違反なのか、安全な乗せ方や便利グッズなどご紹介します。

愛犬を自転車のカゴに乗せても良いの?

愛犬を自転車の前カゴ、または後ろのカゴに乗せるという一見危なそうなこの行為、なんと、しっかり安全対策を行えば乗せても大丈夫です。

しかし、その安全対策がとても重要で、愛犬の安全と飼い主の安全、他者の安全をすべて満たすものでなければ「危険な運転行為」や「不安定な運転」にあたり、道路交通法違反になる可能性があります。

危険行為!道路交通法違反になる愛犬の自転車の乗せ方とは?

それでは、愛犬を自転車にどんな乗せ方をした場合、道路交通法違反になる可能性があるのでしょうか?

自転車に関する道路交通法には以下のようなことが書かれています。

【道路交通法】

2015年6月より、改正道路交通法が施工され、第七十条の「安全運転の義務」については、「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」と定められています。

この条文の「車両」には自転車も含まれています。

道路交通法や各自治体の条例には、直接的に「ペット(犬)を自転車に乗せてはいけない。」とは書いていません。

しかし、動きの予測がつかない犬を自転車に乗せることは、ハンドルの誤操作につながり、カゴから急に飛び出したり、落下したりすると交通事故にもつながるため、「危険運転」や「不安定な運転」とみなされ、道路交通法違反になる可能性があるのです。

道路交通法では自転車の片手運転も禁止しています。つまり、自転車で片手にリードを持って愛犬を散歩させるのは片手運転にあたり、違反行為になります。

違反の場合、3か月以下の懲役又は5万円以下の罰金、もしくは15万円以下の罰金に処すると定められており、また、転倒や衝突で他人に怪我をさせた場合は賠償責任問題も出てきます。

以下のような乗せ方は大変危険で、法令違反になる可能性があるのでやめましょう。

【危険な乗せ方】

〇カゴに愛犬を固定しないでそのまま乗せる
(急な飛び出しや落下の危険)

〇自転車でリードをつないで散歩させる
(転倒や衝突、リードの巻き込み・犬にストレスの危険)

〇抱っこ紐やスリングで乗せる
(落下・転倒・不安定な運転の危険)

〇カゴの荷過重以上の大きな犬を乗せる
(カゴの破損による事故・落下の危険)

〇カゴに蓋やカバーがない状態で乗せる
(飛び出しや宙づり、爪のケガなどの危険) など。

▲抱っこもだめですよ。

▲これも×。犬に負荷がかかり危険です。

愛犬を自転車につないで散歩をさせている飼い主さんをたまに見かけますが、犬の予測のつかない行動で転倒の危険もありますし、何より愛犬が休めず、大好きな電柱の匂いを嗅ぐこともできずストレスになってしまいます。

愛犬をそのままカゴに乗せたからといって、すぐさま違反切符を切られるわけでは無いですが、万が一事故が起きた時に違反になる可能性は大いにあります。

違反になるかどうかよりも、どう考えても危険ですので、愛犬の安全を考えたらやってはいけない乗せ方です。

安全な愛犬の自転車の乗せ方とは?

以下の乗せ方を守り、愛犬の安全を守りましょう。

【安全な乗せ方】

〇愛犬を飛び出し防止リードに固定する
(飛び出し・落下の防止)

〇カゴの下にマットを敷く
(カゴの網目に爪が引っかかるのを防止する)

〇カゴに蓋やカバーをする
(飛び出し・落下・外部の刺激からのパニックの防止・リードの巻き込み防止)

〇リュック型ペットキャリーの使用

〇ペット専用自転車の使用

〇スピードは出さない

〇交通量の少ない道を利用する

〇カゴの荷過重の範囲を守る

〇犬を乗せたまま自転車から離れない

これらを対策したからといって、絶対に安全というわけではありませんのでご注意ください。

もし自分の小さなお子さんや孫を自転車に乗せる時、ヘルメットやベルトをさせますよね?

愛犬は家族の一員だと思っている飼い主さんが増えている一方で、安全対策をせずに、自転車に乗せる飼い主さんがいるのは事実です。

自転車走行中に急ブレーキや衝突が起こった場合、カゴの中の愛犬がどうなるかを、飼い主さんが想像力を働かせて安全対策ができたらよいと思います。

愛犬を自転車に乗せる時の便利グッズをご紹介

愛犬を自転車に安全に乗せることができる、おすすめの便利グッズをいくつかご紹介します。

①サイクリングキャリーバッグ

▲4,590円(税込み・送料無料)

出典元:https://item.rakuten.co.jp/radica/a7007-1005/

自転車用と通常のキャリーバッグの2WAY仕様。ショルダー紐が付いていて肩掛けも可能。

バッグを自転車に固定する紐や飛び出し防止リード付で安全に使えます。メッシュ仕様の大きな覗き窓なので、愛犬も楽しくサイクリングできちゃいます!

サイクリングキャリーバッグの楽天掲載ページを見る

②リュック型キャリーバッグ

▲19,800円(税込・送料込)

出典元:https://item.rakuten.co.jp/life-like/103r03/

リュック型なら自転車も安定走行できますね。蓋部分はメッシュの窓付きで愛犬も景色が楽しめます!

横にして簡易ケージとしても使用可能。飛び出し防止リード付で安心。

15Kgまで乗せられ、多頭飼いにもおすすめですが、安全に運転しましょうね。

リュック型キャリーバッグの楽天掲載ページを見る

③ペット専用自転車

▲118,330円(税込・送料4,400円)

出典元:https://item.rakuten.co.jp/hakusen/elsw_pet2/

こちらは、ペットを乗せることを前提として作られた軽量電動アシスト自転車、「SW PANASONIC」です。

後ろカゴは二重ロックと飛び出し防止リードがついていて、愛犬を安全に乗せられます。

籐のカゴにブラックのフレームがおしゃれなデザインです。

ペット専用自転車の楽天掲載ページを見る

まとめ

愛犬を自転車のカゴに乗せること自体は違反になりませんが、安全対策をせず、危険な運転や不安定な運転になる場合は違反切符を切られる可能性があります。

事故なんて滅多に起きないし、うちの子は大丈夫~なんて簡単に思うべきではないと筆者は思います。

以前、産後に病院から家までの短い距離を、赤ちゃんを抱っこしただけの状態で車に乗せ、交通事故に合った方がいました。

赤ちゃんは無事でしたが、車内に落としてしまったため、その後の病院での検査が大変だったとか。新生児が乗れるチャイルドシートをきちんと装備していればよかったと、大変反省していました。

新生児が頭を強く打たなくて良かったと思います。

安全対策というのは、このような万が一の時に備えるものです。ちょっとの時間だから、少しの距離だからと事故が起きてからでは後悔先に立たず。愛犬を家族の一員だと思うのなら、自転車に乗せる際も、しっかりと安全対策をしてあげてくださいね。

<参考URL>

e-Gov 法令検索 道路交通法 
>https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105

Pet Smile News 犬を自転車のカゴに乗せるのはOK?道路交通法と乗せ方・注意点
>https://psnews.jp/dog/p/52246/

くるまのニュース「愛犬家としてあり得ない」 自転車に乗りながら犬の散歩は道交法違反か? 自転車保険適応外の恐れも?
>https://kuruma-news.jp/post/280322

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石田 凛理子

石田 凛理子

神奈川県在住のフリーライター
フラワーアレンジメント講師
2人の息子の母
実家でパグの出産、育児を経験し、
現在はトイプードルの男の子と暮らしています。
みなさまの愛犬にお役に立てる情報を発信していきたいです。
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