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コロナ禍の今、愛犬の散歩で気をつけたいこと【動物看護師が解説】

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新型コロナウイルスが流行し、私たちの生活様式は大きく変化しました。その変化は「犬の散歩」にも現れています。

コロナ禍での犬の散歩で、「変わってきた事」や「気をつけなければならない事」は一体なんでしょうか。

愛犬の散歩時、飼い主さんが行っているコロナウイルス感染対策は?

A-Trade合同会社は都内でペットを飼う飼い主さん(122人)に対して「コロナ禍での犬の散歩」に関する調査を行いました。

その結果、約7割の方が散歩で密や感染を避ける対策を取っていることがわかりました。

では、飼い主さんは具体的にどのような対策を行っているのでしょうか。

<犬の散歩で行っている「感染対策」(多い順)>
●人がいない時間帯を狙って散歩(54人)
●夜の散歩を増やしている(31人)
●飼い主同士の接触を減らしている(30人)
●ペットの手足洗いを入念に行う(28人)

密を避けるために「人がいない時間帯に散歩に行く」が一番多い対策となりました。

そのため、人が少ないであろう「夜の散歩」に行く飼い主さんも増えているようです。

「東京都獣医師会」が犬の散歩に行くときの注意点で「人混みを避けたルートを選ぶこと」を推奨しているので、人が少ない時間帯を選ぶことはしっかりとした感染対策になっていますね。

その他にも下記の事が感染対策として推奨されているので、プラスで取り入れる事をオススメします。

<犬の散歩や運動での感染対策(2020.7.9時点の情報)>
●犬や人が集まる公園などは避ける
●飼い主同士の立ち話は避ける
●通行人や他の犬とは1.8m程度距離を保つ
●帰宅時には手洗い等の感染対策を取る

「東京都獣医師会」が新型コロナに関するQ&Aを飼い主さん向けに発信しているので、気になる方はご一読ください。
>https://www.tvma.or.jp/public/items/1-Q%EF%BC%86A.200709.pdf

では、実際に「人が少ない散歩の時間帯」は一体何時なのでしょうか。

犬の散歩で密になりやすいのは何時?

同アンケートで散歩の時間帯を調査したところ、下記のような結果になりました。

<コロナ禍での犬の散歩の時間帯(多い順)>
●早朝~8時まで (52人)
●18時~20時まで (32人)
●8時~10時まで (22人)
●21時以降 (22人)
16時~18時まで (21人)
散歩しない (14人)
10時~12時まで (13人)
12時~14時 (9人)
14時~16時 (8人)

一番人が多いのは「早朝から8時」という結果になりました。

犬はもともと早朝に行動する習性があるので行動の面から見ると早朝の散歩は理にかなっているのですが、感染対策の面から見ると人とのすれ違いや出会いが多い時間帯といえます。

先程のアンケートで「夜の散歩」が増えているとありましたが、人混みをさけるのであれば「早朝」よりも「夜の散歩」の方が現状は接触が避けやすい時間帯ということですね。

では昼間の散歩と違い、夜の散歩で気をつけるべきことはなんでしょうか?

コロナ禍で増えた愛犬の「夜の散歩」で気をつけることは?

夜の散歩は明るい時間と違って視界も悪くなりますし、気をつける所も変わってきます。

同アンケートで「夜の散歩で怖いと感じること」を聞いたところ、下記のような結果になりました。

<夜の散歩で「怖い」と感じること(多い順)>
●ウーバーイーツの配達員・夜の自転車 35%
●夜の車 17%
●ジョギングしている人 14%
●マスクをしない飼い主 14%
●ペットの怪我(踏んづける等) 10%
●人混み 7%

一番多いのが、ウーバーイーツの配達員や夜の自転車という結果になりました。

外出自粛で配達の需要が増えましたし、自転車に乗っていると目線が高くなるので、視界が悪い夜だと犬を巻き込んだ事故になりかねません。

また飼い主さん側も暗くて犬を踏んでしまったり、排泄物に気づかないなどのマナー違反も起こしやすくなります。

つまり「視界の悪さ」から起こるトラブル対策を取ることが「夜の散歩」で必要なことになります。

気をつけることを一覧にまとめてみました。

<夜の散歩で気をつけること>
●「犬」や「飼い主さん」に反射板やライトを付ける
●飼い主さんは懐中電灯を持つ
●拾い食いや排泄物の取り忘れに注意
●排泄物の状態のチェックを忘れない  (暗いと排泄物の異常を見落としがちです)
●犬が側溝や側溝の蓋に落ちないように注意
●人通り多い所や視界が悪い所は素早く通る

自転車や車から飼い主さんや犬が認識しやすいように、反射板やライトを着けましょう。

犬の首輪にぶら下げるタイプのライトもありますが、重さや長さがあると犬が歩くきにくくなったり、首が辛くなってしまう(特に小型犬は注意)ので下の画像のようなハーネスタイプのライトをオススメします。

また、飼い主さんは懐中電灯を持ってお散歩しましょう。

気づかない内に人との距離を詰めてしまったり、犬の拾い食いや排泄物の取り忘れを防ぐことができます(首にかけるなど両手が空くようにしていると◎)。

ついでに覚えたい!散歩から帰った「後」の注意点

犬の手足をしっかり洗う方が多いと思いますが、同じくらいしっかり乾かす事と保湿も大切です。濡れたままや乾燥が続くと皮膚炎を起こしやすくなります。

●感染対策として犬の体を拭く方が多いと思いますが、拭くときは念のためマスク、手袋、ゴーグルを付けるようにしましょう。(現状、ペットの毛を介した感染は確認されていません(2020.7.9時点の情報))

●犬の体や手足を拭く際は、必ず犬に使用が認められている商品を使いましょう。

犬の散歩や運動は健康のために必要なので、感染対策を取りながら継続している方が多いですね。

しかし時間帯を変えたことで別のトラブルが起きかねない状況ということが、今回のアンケートで見えてきました。

これから夜の散歩に移行する方も多いと思いますが、起こりがちなトラブルをしっかり知って対策をとっていきたいですね。

<参考文献>

>緊急事態宣言発令後、コロナ禍のペット(犬)散歩アンケート調査
https://www.atpress.ne.jp/news/243289

>飼い主さんに向けて(新型コロナウイルスQ&A)東京獣医師会
https://www.tvma.or.jp/public/2020/07/post-66.html

<画像元>

Unsplash

写真AC

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伊藤さん

伊藤さん

宮崎出身の動物看護師。
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・日本動物看護職協会 認定動物看護師