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「急に犬の具合が悪くなった!」動物病院に連れていくタイミングとポイントは?【動物看護師が解説】

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愛犬の具合が悪くなると「これって様子をみていいのかな?」「すぐに動物病院に行くべき?」と判断に迷うことはありませんか?

そしてかかりつけ医が診療時間外だったら、どう対応すればよいのでしょうか。

今回は、愛犬の健康管理で迷いがちな「愛犬を動物病院に連れていくタイミング」と「様子をみてはいけない症状」をお伝えいたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

67%の飼い主さんが「動物病院に行くか迷った」と回答

「愛犬の様子がいつもと違う気がする」「なんとなく具合が悪そう?」というあいまいな状態のとき、どのタイミングで動物病院に連れていくか迷う方は多いのではないでしょうか。

実際に㈱Wizleapが行ったペットに関する意識調査(1,140人が回答)によると、「動物病院にペットを連れていくか迷った経験はありますか?」という質問に対し、67%の方が「ある」と回答しました。

▼動物病院に行くかどうか、迷った経験はありますか? (1,140人が回答)
・「ある」と答えた方 67%
・「ない」と答えた方 33%

この調査結果をみると、半数以上の方が動物病院に連れていくタイミングに悩んだということが伺えます。

そして「連れて行くのを迷った理由」として、下記のようなことがあげられました。

▼動物病院に連れていくか、迷った理由を教えてください (1,140人が回答)
・「時間が経てば治るかもしれないから」540票
・「気のせいかもしれないから」230票
・「治療費が高いから」135票

迷った理由として一番多かった回答が「時間が経てば治るかもしれないから」次に多かったのが「気のせいかも知れないから」という結果となりました。

ペットの状態に対して確証がもてないと「気のせいかも」「様子をみていれば良くなるかも」と言った意見が出てくるのもうなずけます。

また、なかなか動物病院は「気軽に行ける場所」とはいえず、「この状態で連れて行ったらおおげさって思われるかも」と考えて、様子をみる方がいてもおかしくありません。

しかし獣医師さんに行ったアンケートによると、私たちの考えとは真逆の結果が寄せられました。

獣医師100人が回答「何よりも大事なのは迅速な行動」

ベッツアイが獣医師さん100人に行ったアンケートによると「急病での来院で困ること」について下記のような回答が寄せられました。

▼獣医師さん100人が回答「急病での来院で困ることは?」(多い順)
・発症から時間が経ちすぎている
・「具合が悪くなった日にち」や「食べた物」を覚えていない
・事前連絡なく、急患で来院する

急患での来院時に困ることは圧倒的に「発症から時間が経ちすぎている」という回答でした。

先ほど動物病院に連れて行くか悩む理由に「様子を見ていれば良くなるかも」「気のせいかもしれないから」という回答がありましたね。

しかし実際には様子を見ているうちに時間が経過してしまい、診察に支障が出たり取れる処置が限られてしまうといった現状があるようです。

また、時間か経つうちに情報がうろ覚えになってしまい「いつどんな症状が起きたか」や「食べた物はなにか」といった質問に正確に答えられないという事も考えられます。

一時的に症状が表面に現れなくなっただけ、という場合もあるので「気のせいかも」「時間が経てば良くなるかも」と感じたとしても、いつもと様子が違う場合はすぐに診察を受けることが大切です。

こんな時は迷わず病院へ!様子をみてはいけない症状は?

愛犬の具合が悪いとき「迅速な行動が大事」というのはお分かり頂けたと思いますが、実際には「なにか行動の目安が欲しい」と思う方も多いと多いと思います。

そこで「こんな症状がでたらすぐ行動すべき」というポイントを「4つ」ご紹介します。

▼こんな症状が出ていたら、すぐ行動しよう
①愛犬が自力で立てない、歩けない
➁症状が複数出ている
➂まる1日おしっこが出ていない
④呼吸数がいつもと異なる

①愛犬が自力で立てない、歩けない

夜間病院や救急病院を受診する目安の一つに「ペットが自力で歩けるか」という事があげられます。

愛犬が自力で立てなかったりぐったりしている場合、重篤な病気である可能性があるので、迷わずすぐ動物病院に行きましょう。

かかりつけ医が診療時間外などで対応していない場合は、夜間病院や救急病院などすぐに診てもらえる病院に行きましょう(事前に電話をするのが◎)

➁症状が複数出ている

「食欲がないし下痢もしている」「嘔吐をしたし元気もない」など、愛犬に複数症状が出ている場合もすぐに動物病院に行きましょう。

様子を見ている内に急変したり、より重篤な症状が現れる場合もあります。

また子犬や老犬など体力がない子の場合、嘔吐や下痢を繰り返すとそれだけで体力を奪われて、回復できず死に至ることもあります。

➂まる1日おしっこが出ていない

尿をしようとしているけど出ていない、まる1日尿が出ていないという場合も、すぐに動物病院に行くようにしましょう。

尿がずっと膀胱に溜まっていると、膀胱炎や結石を引き起こす可能性があります。

また腎障害を引き起こすと、老廃物や毒素が体の中にたまって「尿毒症」という深刻な病気を引き起こすこともあります。

④呼吸数がいつもと異なる

呼吸数がいつもと異なる場合、熱中症や心臓病、呼吸困難など早期の治療が必要になる病気が潜んでいる場合があります。

愛犬の普段の呼吸数を覚えておき、異常に感じたらすぐに動物病院に行きましょう。

▼犬の呼吸数

犬の正常な呼吸数は小型犬で1分間に20回前後、大型犬で15回前後です。
平常に1分間に30回を超えると何か異常が出ている、40回を超えると非常に危険な状態だと考えてください。

行動の目安のポイントを4つご紹介しましたが、動物病院にかかる基準が明確に決められているわけではありません。

ただ「様子を見たい」という場合、異常を感じて丸1日以上経過しているのは、時間が経ちすぎているという捉え方をしてください。

「気にしすぎかも」「なかなか時間が取れないし」など思うところは色々あると思いますが、手遅れの状態になる方がよっぽと問題で飼い主さんの後悔も大きくなります。

異常を感じたら、早めに動物病院に行くようにしましょう。

かかりつけ医が診療時間外だったときの対応は?

では、いつも行っているかかりつけ医が診療時間外だった場合、どう対応すればよいのでしょうか。

獣医師さん100名に行ったアンケートによると、「かかりつけの患者さんであれば、できるかぎり対応する」と答えた方は5割近くいました。

「かかりつけでなくても対応する」「すべて対応する」と答えた獣医師さんも含めると、8割近くの獣医師さんが「時間外でもできる限り対応する」という結果になりました。

基本的には診療時間内に受診が一番良いのですが、急病の場合は愛犬の日頃の状態を把握しているかかりつけ医にまず相談するようにしましょう。

もし対応が難しい場合は、夜間対応の動物病院や救急病院に行くようにしましょう。

かかりつけ医以外を受診した場合は、後日治療結果を報告して情報を共有するようにしましょう(連絡不要の方もいるので、事前に確認しておくと◎)

動物病院に行くタイミングに悩むという方は多いと思います。

でも今回の内容で「迅速な行動が大事」という事がわかりました。

「もっと早く連れてくれば」という後悔をしないように異常を感じたら、早めに動物病院を受診することが大切です。

<参考URL>

どうしよう、ペットの急病! 動物病院にかかるときの大切なポイントとは
>https://vetseye.info/opinions/op001/

『動物病院に行くか迷った』67%!獣医師に相談できるサービスMOFFME
>https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000052686.html

<画像元>

Unsplash

写真AC

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
「急に犬の具合が悪くなった!」動物病院に連れていくタイミングとポイントは?【動物看護師が解説】
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