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夏休みや年末年始などの長期休暇に愛犬が体調を崩す意外な理由とは?

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愛犬が長期休みの後、なんだか元気がない・・・。そんなふうに感じたことありませんか?そう、長い休みの後に体調を崩すワンちゃんは意外と多いものです。

しかし、あんなに楽しそうに過ごしていたのに一体なぜなのでしょうか?

今回は、犬が感じるストレスについてのお話しです。

愛犬が長期休みに体調を崩す意外な理由とは?

いつも愛嬌いっぱいの愛犬も年に2回ほど体調を崩す時期があります。主にどんな時期かと言うと、夏休みやクリスマス時期にお正月です。

これらの時期は、お出かけが頻繁に増えたり、家に人が集まることが多くなったりします。学校も休みになると家族が家にいることが多く楽しくなり、イベントなどで来客も増えますよね。

愛犬にとってはいつも以上に楽しい日々なのですが、意外にも「人疲れ」してしまいストレスが溜まることがあります。

実際に長期休みの時期はストレスからくる体調不良で病院にかかるワンちゃんが少なくないのです。

日常のリズムが崩れ、一人になる時間、ゆっくりできる時間が無い!しかも知らないお客さんに緊張しっぱなし!これではワンちゃんにとって大きなストレスになります。

犬はどんなことにストレスを感じるの?

長期休みの「人疲れ」以外に犬はどんなことにストレスを感じやすいのでしょうか?

それは主に以下のようなことです。

【犬が特にストレスを感じること】
・環境の変化(知らない人がずっといる)
・新しい犬を迎える
・家族の不仲
・引越し
・散歩の無理強い
・長時間の留守番
・音がうるさい
・暑すぎる
・寒すぎる

ざっと並べましたが、もちろんこれ以外のストレスもあるはずです。人間でも連日パーティーが続くと疲れるのと同じで、一緒にいるワンちゃんもストレスを溜め込みます。

犬にとって、新しいワンちゃんが家族に加わることや、引越しでの環境の変化、家族がいつもケンカばかりしている環境は直に心理的ストレスになります。

犬が疲れている時のサインとは?

犬のストレスや疲れが溜まった時のサインとはどんなものでしょうか?

主に以下のようなサインがあります。

【犬が疲れている時のサイン】
(▼下に行くほどストレスが高い)
・体をブルブル振る
・あくびをする
・しっぽが下がる
・耳が後ろに下がる
・しっぽをしつこく噛む
・よだれ・ペロペロする
・粗相する
・食欲不振
・軟便・下痢
・嘔吐
・脱毛
・皮膚炎

実際に病院にかけこむワンちゃんの多くは体調不良が多く、消化器疾患を起こす場合もあります。たとえ愛犬が喜んでいても、環境を通常に戻し休憩させることはとても大切です。

愛犬に疲れのサインが出たらどうすればいいの?

犬は人間が大好きで、知らない人にも喜んでしっぽをフリフリしているように見えますが、興奮状態が長く続くとストレスになります。愛犬がひとりでリラックスできる時間や場所を作ってあげることが大切です。

【愛犬にストレスサインが出たら】
・一人になる場所をつくる
・リラックスできる時間をつくる
・十分休憩させる
・環境を見直しストレスを取り除く
・体調不良が3日以上続く場合は病院へ

「人疲れ」ではない場合も、愛犬に何がストレスになっているのか環境を見直して、ストレスを速やかに取り除いてあげましょう。

ストレスや疲れは、通常2週間くらいでなくなるものです。長期休みが終わった後に体調を崩す場合もあるので気をつけましょう。

機敏性があれば多少の下痢や食欲不振は様子をみて大丈夫ですが、3日以上続く場合は動物病院を受診することをおすすめします。

その他にも、いつもの愛犬と様子が明らかに違う場合は、何かしらの病気が隠れている場合があるので獣医師に診てもらうことをおすすめします。

まとめ

愛犬は私たちが想像する以上に敏感で、飼い主さんの様子や環境の変化を観察しています。

体調不良を引き起こさないためにも、「愛犬も楽しそうだから大丈夫」ではなく、飼い主さんが愛犬の気持ちや様子をくみ取って、ストレスなく過ごさせてあげることが大切ですね。

<参考書籍>

いぬ大全304 藤井康一(著)

<参考URL>

日本動物医療センターJAMC
>https://bit.ly/3Lzh9fD

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石田 凛理子

石田 凛理子

神奈川県在住のフリーライター
フラワーアレンジメント講師
2人の息子の母
実家でパグの出産、育児を経験し、
現在はトイプードルの男の子と暮らしています。
みなさまの愛犬にお役に立てる情報を発信していきたいです。