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愛犬がいつのまにか尿石症【ストラバイト】に!おやつの食べ過ぎが原因かも?

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おしっこする時とっても痛~い犬の尿石症(ストラバイト)。完治するまで時間もかかります。

我が家の愛犬は健康診断で早期発見され、おやつや水分摂取量を見直した結果、痛みもなく軽症で完治しました!しかし、いつのまにか患っていたことはショックでした。

尿石症は予防や早期発見が大切です。私の体験談も含め、尿石症について詳しくまとめてみました。

犬の尿石症とは?

犬の尿中のミネラル濃度が高くなると、尿がアルカリ性に傾きストラバイト結晶が作られ、大きくなると結石になります。反対に、尿が酸性に傾くとシュウ酸カルシウム結石ができやすくなります。結石の種類はいろいろありますが、この二つが多くみられる結石です。

腎臓、膀胱、尿管、尿道などに結石ができると、さまざまな症状を引き起こします。おしっこする時、とても痛みがあるので頻尿や粗相が多くなり血尿も出ます。

初期症状に尿中の細かい結晶が光ってキラキラして見える場合があります。すぐに命に関わる病気ではありませんが、ひどくなると食欲不振、発熱などが引き起こされ急性腎不全になり命に危険を及ぼすこともあります。

犬の尿石症の治療法は?

ストラバイト結石の場合は、基本的に食事療法で尿をアルカリ性から酸性に傾かせることで結石を溶かしていきます。結石が大きく症状が重い場合は手術の場合もあります。

シュウ酸カルシウム結石の場合は、溶かすことが難しいので手術をして取り除く必要があります。

他に感染症を伴っている場合は投薬など、状況に合わせて治療をします。完治まで数カ月かかる場合が多く、再発も多い病気です。

犬の尿石症の原因と予防

水分の摂取不足

一番多い原因は水分の摂取不足。水分をあまりとらないでいると、おしっこが濃縮され結石ができやすくなります。たくさん水分をとり有害なものをおしっこで出すという循環が大切です。

私の愛犬も普段あまり水を飲まないタイプでした。水分を多くとらせるため、ドッグフードを水でふやかして与えたりしました。部屋の水飲み場を増やすことも効果的です。

トイレの回数が少ない

おしっこをする回数が少ないと結石ができやすい状態になります。外でしかトイレをしない子は外に連れ出す回数を増やしたり、家の中でもトイレができるようにしつけをしましょう。

室内でもトイレの回数が少ない子はシーツをまめに替えるなど排泄しやすい環境づくりを見直しましょう。

おやつの与えすぎ

最近では犬用のおやつの種類が豊富でいろいろあげたくなりますが、リンやマグネシウム、動物性たんぱく質が多く含まれているものだと結石ができやすくなります。ささみやチーズ、ジャーキー、鰹節、煮干し、卵などに多く含まれます。成分を確認してあげすぎに注意しましょう。

私の愛犬が尿石症になった主な原因は、チーズやささみをおやつにあげていました。その量が少し多かったようで、すぐに1/2の量に減らしてみたところ、1カ月後の検査では結晶が消えていました。再発しないように今では無添加のビスケットを少量だけあげています。

食事の栄養バランス

愛犬に手作りごはんを与えている場合は注意が必要です。ほうれん草や海藻、ナッツ類などを与えすぎてしまうと結石ができやすくなります。

犬の体重に見合った量をバランスよく与える事が大切です。尿石症予防のドッグフードも市販されていますので、いま一度見直してみてはいかがでしょうか。

尿トラブルが少しでもあれば早めに動物病院で検査をすることが大切です。年に1回、愛犬の健康診断を受ける事もおすすめです。

健康診断が負担になるわんちゃんは尿検査だけでも結晶の有無がわかります。痛みが出る前に発見してあげたいですね。

今回の内容が少しでも尿石症の予防にお役に立てれば幸いです。

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石田 凛理子

石田 凛理子

神奈川県在住のフリーライター
フラワーアレンジメント講師
2人の息子の母
実家でパグの出産、育児を経験し、
現在はトイプードルの男の子と暮らしています。
みなさまの愛犬にお役に立てる情報を発信していきたいです。