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犬にも「くせ毛」はある?原因や病気の関係性、くせ毛ワンコが注意したい梅雨のうねり対策!

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人の髪の毛には当然に存在する毛質。

くせ毛や猫っ毛、直毛など、様々なタイプの髪質がある中、実はそのタイプの違いは犬にもあるのをご存知でしょうか?

そこで今回は、犬の毛質にもあるくせ毛について、その原因や病気との関係性、梅雨のうねり対策などをご紹介します。

梅雨の湿気でくせ毛ワンコのケアに悩む飼い主さんは、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

犬にもくせ毛はある?

結論から申し上げれば犬の毛質は人同様、くせ毛を持って産まれてくる犬はいます。

代表的な犬種では、トイ・プードルやビション・フリーゼ、エアデール・テリアなどがこのくせ毛に当たります。

しかし、直毛でサラサラな毛を持つイメージの強いシェットランド・シープドッグやロングコートのミニチュア・ダックスフンドでも、時折、くせ毛の毛質を持って産まれてくる子は普通にいます。

筆者の2代目シェルティそらが、正にそのタイプでした。

来た当初はそれこそホワホワッとした毛質で、くせ毛なのか、直毛なのか、イマイチはっきりしない感じの子でしたが、成長するにつれて、シェルティにしては珍しい見事なくせ毛に。

▲当時3歳ほどのシェルティそら

私たち人の場合、両親の遺伝によって髪質が直毛なのか、くせ毛なのかが変わってきますが、犬の場合にもそれは関係してきます。

その証拠に既に2009(平成21)年には、犬の被毛の種類についての研究で、犬の被毛は次のわずか3種類の遺伝によって説明できると、当時のScience誌(アメリカ科学振興協会(AAAS))が発表しています。

▼【犬の被毛種類を決める遺伝子】

RSPO2:Rスポンジン2
FGF5:繊維芽細胞増殖因子5
KRT71:ケラチン71

このうち、KRT71(ケラチン71)という遺伝子の影響を強く受けた犬の場合、一般的にくせ毛が強く表れる傾向にあるのだとか。

筆者の愛犬そらの場合、もしかしたら両親のうち一方はくせ毛で、そらはその影響を、とても強く受けたのかもしれません。

ただ、そのおかげで我が家では少し毛質の個性が強い唯一無二の愛犬そらとの出会いを実現できたため、犬のくせ毛は人と同じように魅力の一つと捉えることが出来ますね。

遺伝以外の犬のくせ毛原因とは?

このような遺伝子以外にも、元は直毛だった毛質が、突然くせ毛になってしまったという事例も珍しくないものです。

では、これまでくせ毛ではなかったのに突然くせ毛になってしまう原因とは、何なのでしょうか?

それは、犬自身の生活環境や加齢、ストレスなどの環境因子と関係があるかもしれません。

私たち人の場合だと、生活環境の変化や加齢、ストレスなどの環境因子は、毛質の変化というよりも脱毛や薄毛となって表れることが多いと思います。

しかし犬の場合では、このような症状に加えて毛質自体の変化も見られる場合があるのです。また、普段使用しているシャンプー剤の洗浄力が強すぎる場合、皮脂の取り過ぎによって起こるパサつきやまとまり感の無さで、表面上『くせ毛』になったように見えることもあります。

ただ、これらが原因の場合で起こった犬の毛質の変化であるなら、まずはその根本の原因を取り除いてあげることが大切です。

特に加齢以外の生活環境やストレスなどの環境因子、シャンプー剤による皮膚被毛のダメージなどは、環境や使用しているシャンプー剤を整えてあげるだけで、毛質にも変化が現れる可能性があります。

しかし犬の毛質の変化が、もし上記のような原因ではなく病気が関係している場合、この限りではありません。

次章では、犬の毛質と病気との関係性をご紹介します。

犬の毛質と病気との関係性

犬の毛質は、遺伝で決まることや環境因子などで変化する事だけではなく、病気によっても変わることがあります。

▲左:甲状腺機能低下症発症前(11歳頃)|右:甲状腺機能低下症発症後(14歳頃)

上記の写真は筆者の愛犬そらが、甲状腺機能低下症を発症する前と後の写真です。

ぱっと見あまり違いは感じられないように思うかもしれませんが、甲状腺機能低下症発症前と後では、若干被毛の質に違いが生じています。

他にも、ホルモン異常の疾患である副腎皮質機能亢進症の場合にも、このような違いが見受けられます。

筆者の愛犬そらの場合、特に顔周りの飾り毛と背中周り、お腹周りについては、甲状腺機能低下症を発症する前と後で、顕著なまでの被毛の質の変化、毛量の変化が見られました。

また、毛質の変化だけではなく、活動量の低下や免疫力の低下なども甲状腺機能低下症では見られるようになります。

このような疾患では、上記で述べた環境因子などが原因して起こったものではないため、動物病院でしっかりとした治療が必要となります。

さらにポメラニアンやトイ・プードルでは、トリミングをした後に被毛がなかなか生えてこなくなってしまうアロペシアX(脱毛症X)という病気が存在します。

この病気は、遺伝やホルモン異常が示唆されつつも、いまだハッキリとした原因が特定されていない病気で、毛周期の停止による脱毛が起こってしまう病気です。くせ毛などが関係する毛質変化とは違うものの、毛質変化にはこのような病気が関係していることも多々あるため、常日頃から愛犬の被毛状態は出来る限りチェックしておきましょう。

くせ毛ワンコの天敵!梅雨の被毛対策

さて、犬にもくせ毛があることが分かりましたが、このような場合に次に頭を悩ませて来るのが、梅雨時期に起こる犬の被毛のうねりや被毛のもつれ、毛玉の出来やすさです。

一般的に犬にくせ毛やウェーブがあるような場合、その被毛はくせ毛の人同様、湿度の高さで水分バランスの変化を起こしやすくなります。そのため、被毛にくせのある愛犬の梅雨時期は、特に定期的なケアが欠かせません。

そこでここでは、くせ毛ワンコの梅雨時期の被毛対策を見ていきましょう。

くせ毛ワンコの被毛対策①:こまめなブラッシング

犬にとってブラッシングは、シングルコートであれ、ダブルコートであれ、怠らないでおきたいケアの一つです。

しかし、湿度が高くなりやすい梅雨時期のくせ毛ワンコの被毛では、最低でも1日1回はブラッシングを施してあげると良いでしょう。そうすることによって、毛の流れを整えつつ、余分な湿気やほこりなども除去できます。

この時、グルーミングスプレーなどを併用してブラッシングすることで、皮膚や被毛に対する摩擦の負担を軽減すると、なお効果的です。

くせ毛ワンコの被毛対策②:シャンプー後のコンディショナー

くせ毛ワンコのシャンプー後のケアは、必ずコンディショナーを行なって、被毛をコーティングしてあげましょう。コンディショナーやリンスによって被毛をコーティングすることで、被毛の絡まりを防ぎ、まとまりやすくしてくれます。

特にヒアルロン酸やシアバター、セラミドなどの成分が配合されていると、犬の肌にも優しく、痒み軽減の効果や被毛の保護にも役立ちます。

くせ毛ワンコの被毛対策③:タオルドライの時にゴシゴシ擦らない

くせ毛ワンコのシャンプー終わりは特に、タオルドライの時のタオルでゴシゴシ擦らないよう注意しましょう。

これは、人の髪の毛同様シャンプーした後の被毛の繊細さと関係しています。中でもくせ毛が強いワンコの場合、タオルでゴシゴシ拭いてその後ドライヤーで乾かしてしまうと、かえってくせ毛を悪化させてしまう恐れがあるため、吸水性に優れたマイクロファイバータオルを使って、そっと包むような感じでタオルドライをしてあげましょう。

くせ毛ワンコの被毛対策④:ドライヤーによるブロー&保湿ケア

もしも愛犬がドライヤーを怖がらずにブローをさせてくれるなら、ドライヤーによるブローを行なうのも良いでしょう。

ドライヤーでのブローはシャンプー後にも必要なものですが、ただでさえ湿気の多くなる梅雨時期の被毛ケアをする場合にも重宝します。ただし、ドライヤーでブローを行う場合には、合わせて保湿ケアが必要となるため、怠らないよう注意しましょう。

この時、保湿で使用する成分では天然成分(ホホバオイルやアボカドオイル、セラミド配合)を使用したものがオススメです。

犬の被毛を健やかに保つためには…

犬の皮膚や被毛は、人が思っている以上に繊細です。

それこそ、犬は普段食べている食餌や栄養管理のバランスが崩れてしまうだけで、その影響は、体調は元より皮膚や被毛にも表れてしまいます。

犬の被毛は、人の髪の毛と同じような構造で成り立っているため、遺伝だけでなく、被毛の断面が比較的円形であれば直毛に、被毛の断面が楕円形、もしくは扁平(平べったい)であれば、くせ毛の可能性がさらに高まる仕組みとなっています。

また、キューティクルとの関係性も人と変わらず、濡れた状態でそのまま放置してしまうと、キューティクルの傷みは悪化してしまいます。

くせ毛ワンコの被毛対策では、普段からの皮膚、被毛のケアは必要不可欠なことを忘れてはいけません。

また、合わせて梅雨時期のくせ毛に多いうねりの悪化や毛玉の出来やすさについても、普段以上の心掛けと被毛ケア対策を講じることで、愛犬の健やかな皮膚被毛を保ってあげることが大切です。

そのため、私たち人が普段スキンケアを重要視するように、愛犬には愛犬に合った被毛ケアを考えてあげてくださいね。

<参考サイト>

犬の被毛の種類について解説|BBCニュース
>http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/8224519.stm

 

<画像元>

photoAC

Canva

筆者提供

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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