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【人の手を怖がる犬との関わり方】犬のハンドシャイについて知ろう!

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皆さんは、“ハンドシャイ”という言葉をご存知ですか?

ハンドシャイとは、「人の手が怖い、人の手が苦手」と感じて恐怖心を抱きやすい犬の性格のことを指します。

虐待を受けてしまった犬や性格面でとても臆病な犬に見られるこのハンドシャイ。

今回は、犬の咬傷事故も増えやすくなる春に知っておきたいハンドシャイについて、詳しい内容から関わり方を解説します。

犬が人の手を怖がる【ハンドシャイ】って何?

虐待を受けた犬や人の手を苦手とする犬でよく使われる“ハンドシャイ”。

これは、直訳すると『手(hand)を怖がる・警戒する(shy)』となります。

『shy』という単語の多くは、日本人の感覚だと恥ずかしがり屋や謙虚、内気といった控えめな印象を与えやすい単語ですが、欧米(特にアメリカや英語圏)での【shy】の印象は、180°違うと言っても過言ではありません。

一般的に欧米で【shy】というと、日本とは違ってあまり好感されるものではなく、自信の無さの表れや未熟な印象という見方をされることの方が多いです。

そして、そんな【shy】とhandを組み合わせた“ハンドシャイ(hand shy)”が、欧米ではどのような捉えられ方をされているかと言えば、日本以上の「犬に対する深刻な虐待のサイン」として認識されています。

ペット先進国と言われる海外では基本的に犬を家族として扱う文化が強いため、ハンドシャイのある犬は、単に『臆病な性格』という見方はされません。

そこには、飼い主との関係性や犬のトレーニングにおける重大な問題があるとみなされる傾向があります。

日本においてもそれは変わらず、本来犬にとって人との生活を円滑にするためには、「人の手は怖いものではない」と言うことを知ってもらわなければなりません。

しかし、犬が置かれた飼養環境や関わった人による心無い仕打ちによって、一度でも犬が人の手は『なによりも怖いもの』と認識してしまうと、その後例えそこから抜け出せたとしても、犬にとって人の手は“ハンドシャイ”というトラウマとなって、警戒心や恐怖心の対象となってしまうのです。

犬が【ハンドシャイ】になってしまう主な原因

犬が人の手を怖がる“ハンドシャイ”の状態になってしまう主な原因は様々です。

最も分かりやすく、尚且つイメージも沸きやすいものと言えば、過去に手で叩かれるなどの虐待を受けたことが挙げられますが、決してこれだけとは限りません。

そこでここでは、虐待と捉えられる行動以外でハンドシャイにさせてしまう他の原因を以下でいくつか確認してみましょう。

犬の頭上から突然撫でようとした

悪気なくやってしまう最も多い行動の一つとしてよくあるのが、「犬を撫でたい」からと犬の頭上に手を掲げて突然撫でようとしてしまうことです。

これは多くの場合、小さいお子様や犬の好き過ぎが裏目に出て、突然触ろうと犬に近付き手を掲げた時に、犬に『人の手が怖い!』と思われる典型例と言っても良いでしょう。犬は基本的に、自分の頭上に掲げられた手は本能的に危険だと感じる動物です。

また、触り方に慣れている飼い主さんであっても、ガシガシ・わしゃわしゃされるのが苦手な愛犬に、ご自身のテンションの高さ次第でそのような触り方をするのは要注意です。こういった場合も状況次第では、その後愛犬は警戒して軽度のハンドシャイのような姿を見せる可能性があります。

しつけの一環で机を叩く

犬と生活を共にしていれば、当然犬は飼い主さんが望まない行動をすることもあるため、その罰として机を思いっきり叩くことは珍しくないと思います。

しかし犬の性格によっては、このような突然の音であっても、その音の発生源が普段自分を撫でている手からだと犬が認識すれば、そのせいでハンドシャイとなってしまうこともあります。犬自身が繊細な性格をしていたり、神経質な性格をしていたりした場合、余計その傾向が強く表れることもあるため、犬のしつけで望ましくない行動が見られた際には、【反応せずに無視をする】といった違った行動で、罰を与えるような工夫を考えましょう。

マズルを強く掴んでしまう

愛犬の歯みがきをする際、嫌がって落ち着かない愛犬のマズル(口)を思わず強く掴んでしまった、という経験はありませんか?

このような経験は、場合によってはハンドシャイとなってしまうことがあるため、注意が必要です。犬にとってマズルというのは、数少ない急所でもある場所です。

そのため、歯磨きや顔のお手入れをする際に落ち着かない場合には、まずはマズルを触られても嫌がられないようなトレーニングから始めましょう。

犬が【ハンドシャイ】かどうか見極める方法

ご自身が関わる犬が、ハンドシャイかどうか見極める最も分かりやすい方法は、手を差し出した時の犬の反応を見ることです。

例えば以下のような姿が犬に見られた場合には、その犬は手を怖がっている可能性があります。

▼【犬のハンドシャイの見極めポイント】

1.尻尾が下がる
2.硬直して動かなくなる
3.上目遣いで手の動作を常に追いかける
4.頭と耳を下げて手を避けようとする
5.後ずさりや逃げようとする
6.歯をむき出して威嚇する
7.攻撃行動に転じようとする

これらの行動は、下に行けば行くほどハンドシャイの傾向が強い可能性があります。

特に4番目からは相当な拒否反応を示している場合に、犬のボディランゲージとして表れる反応のため、無理に触ろうと近付いてはいけません。犬は基本的に我慢強い動物だと言われますが、しつこかったり、その犬のパーソナルスペースを意図せず乗り越えてしまったりした時には、そうとも限らないのが実情です。

特に春は、統計的に犬の咬傷事故が多くなる季節だとも言われており、ハンドシャイの子に安易に触ろうとするとケガをしてしまう恐れもあるため、触りたいと思って手を差し出した際に少しでも拒否反応が見られたような時には、触るようなことはせず、犬とは一定の距離を保って接するよう心掛けましょう。

▼【合わせて読みたい!こちらの記事もオススメです】

春から夏は犬による子供への咬傷事故が増加!?子供が犬に噛まれないための予防策・対策とは?
>https://www.inutome.jp/c/column_9-347-49408.html

【ハンドシャイ】の犬との関わり方

ご自身の愛犬がハンドシャイであった場合であれ、他の犬がハンドシャイであった場合であれ、ハンドシャイの犬との関わり方は、慎重に接するのが原則です。

中でも子供さんの場合には、特に注意する必要があります。

なぜなら、小さいお子様の場合、大人と違って加減というものが分からず、予測不可能な動きも多いからです。

それこそ急に手を出そうとすれば、上記で述べた犬のパーソナルスペースの侵害によって、犬は思いもよらないような攻撃行動に転じてしまう可能性があります。例えそうでなかったとしても、次にお子さんが犬とすれ違おうとした時には、ハンドシャイとは無関係な所で、犬が子供を避けようと、咄嗟に思わぬ行動を見せる可能性も考えられるでしょう。

ハンドシャイのある犬との関わり方は、一朝一夕で直せるものではありません。

まずはその状態が、飼い主さんが傍にいれば少し怖がるけれど、触れなくはないという軽度なケースなのか、触られる事すらも抵抗しては、唸り声を出して警戒する程の重度なケースなのかの見極めが必要となります。また、それが後者だった場合、段階的なトレーニングで徐々に触られることに慣れるところから始めないといけないため、余計に安易な接触は避けるのが礼儀となる場合があります。

ただ、ハンドシャイの犬の様子が前者だった時には、飼い主さんに触っても良いか事前に聞いてから、触らせてもらってください。

また、立場が飼い主さん側だった場合には、先に「この子は少し怖がりさんだから、触る時はそっと下の方(または横側)から、触ってくれると嬉しいな」といった断りを入れておくと、分かってもらえるはずですよ。

まとめ

ハンドシャイの犬というのは、何かしらの原因によって、人の手に恐怖心や警戒心を持ち合わせてしまった犬です。

そのため、このような犬との接し方では根気強い関わり合いが、ハンドシャイ克服のカギとなります。犬を迎える選択方法として、保護犬が徐々に増えてきた昨今。

きっとそこには、ハンドシャイという言葉の認知度や触りたいと思ってくれる人の理解などは、この先もっと重要な要素となっていくでしょう。今回の記事を通して、まずはハンドシャイというものがどういったものなのか、そして、ハンドシャイのある犬との関わり方として、適切な距離感の基本的な部分はどうするのが適切なのか、そういった内容が少しでも伝わっていれば、幸いです。

<参考サイト>

ハンドシャイって?ハンドシャイを治そう!|一般社団法人盲導犬総合支援センター
>https://goguidedogs.jp/column/dog_hand_shy

<画像元>

photoAC

Canva

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
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