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犬との雨の日散歩、行った方が良い場合って?注意点や雨の日散歩が多いと起きるデメリット

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犬にとって散歩は大切なルーティンの一つ。

わかってはいるけれど、雨の日の散歩、通称雨んぽにも行った方が良いのか悩んだことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか?

今回は、愛犬を雨の日散歩に連れて行った方が良い場合や必要な時の注意点、雨の日散歩が多いと起きるデメリットをまとめました。

愛犬と雨の日散歩に行った方が良い場合って?

愛犬とのルーティンの一つである散歩ですが、雨の日も散歩をした方が良いのでしょうか?結論から申し上げれば、無理に散歩に出掛ける必要はありません。

雨の日に愛犬と散歩をする場合、まず出掛ける際の準備に手間が掛かりますし、帰宅後には愛犬の被毛や肉球ケア、また、ご自身が濡れてしまった時には、服の着替えや髪を乾かすなどの手間も重なるため、雨の日の愛犬の散歩は、ほぼデメリットばかりと言っても過言ではありません。

しかし、そんな中でも愛犬と雨の日散歩に行った方が良い場合というのが存在します。

それは…、

①愛犬自身がどうしても行きたがる場合

②愛犬自身がどうしても室内で排泄をしない場合

大きく分けてこの2つです。

これら二つに共通する点は、どちらも飼い主さんではなく、愛犬自身が散歩を求めているということが挙げられます。

ただし、①の愛犬自身がどうしても行きたがる場合、愛犬のトイレトレーニングが室内・屋外で可能か否か、また、飼い主さんの心情によっても状況を変えると良いでしょう。

▽『Q.雨の日、お散歩に行く?』

上記で示す雨の日のお散歩アンケート調査(ブリーダーナビ調べ。)でも、飼い主さん自身の気持ちの判断上では、『行きたがるけど行かない』という回答は、38%という結果に。

そのため愛犬自身が、もしも室内・屋外両方でトイレが可能なのであれば、雨の日の散歩に無理に連れて行く必要はありません。

また、飼い主さんの心情的にも億劫な感情になるなら、雨の日散歩はパスしてしまって構わないでしょう。

その代わりに室内遊びをすることでストレス発散を行うことは心掛けておくことが大切です。

一方で、②の愛犬自身がどうしても室内で排泄をしない場合については、根本的なトイレの再トレーニングを行うか、犬種による偏りなどが関係してくるため、出来る限り短時間でも雨の日散歩に連れて行くことをオススメします。

その理由には、こうしたタイプの愛犬の場合、中には丸一日排泄を我慢して、膀胱炎の発症などを招いてしまう危険性があるためです。

愛犬を雨の日散歩に連れて行く際には、こうした犬の反応や状況などを判断した上で連れて行くよう心掛けましょう。

愛犬との雨の日散歩に行く際の注意点

それでは、愛犬との雨の日散歩(通称:雨んぽ)に行く際の注意点をここからは確認していきましょう。

雨の日散歩注意点①:犬のリード以外は手に持たない

雨の日はただでさえ視界が悪く、また足元も悪いため、レインコートの着用、レインブーツを忘れずに履くよう注意しましょう。

普段持ち歩いているお散歩バッグなどの小物類も、雨の日に限っては、ショルダーバッグやウエストポーチといった両手が開く物にウンチ袋などを入れましょう。

雨の日散歩注意点②:道端に落ちている落下物(ガラス類)に注意

雨の日の濡れたアスファルトを愛犬に素足で歩かせる時には、道端に落ちている落下物、特にガラス類などにはいつも以上に注意を払うよう心掛けましょう。

雨に濡れた肉球はふやけやすく、いつも以上に傷つきやすいため、嫌がらないのであれば愛犬にはドッグシューズを履かせると安心です。

雨の日散歩注意点③:散歩時間の調整を行う

通常、小型犬であっても1日2回、15分~30分ほどの運動時間が必要だと言われる散歩ですが、雨の日に愛犬と散歩に出掛ける際には、散歩時間の調整を行うのは必須です。

雨の日は梅雨時期の蒸し暑くジメッとした日であっても、やはり長時間濡れれば体温が奪われ、免疫力の低下を招きます。

また、被毛がある程度雨を弾くとはいえ、レインコート着用が苦手な愛犬では、皮膚へのダメージも無視できないため、少なくとも用を足し終えたら散歩を切り上げるように注意しましょう。

雨の日散歩が多い犬種に起こるデメリットとは?

雨の日の散歩は、犬種によって大きく頻度が変わります。

確実に行かないと満足しない子、体格の大きさ故に散歩に行かないと運動不足になりがちな子、排泄は絶対に外ではないとしない子など…。

しかし、その結果として被ってしまうデメリットは、雨の日散歩が多い犬種にとってとても大きいものになってしまう可能性があります。

そうしたデメリットを知る前に、まずはアニコムホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表者:小森伸昭)にて示されたアンケート結果による犬種別の雨の日散歩頻度が高い棒グラフデータを確認してみましょう。

▽『犬種別雨の日の散歩に行かない割合』

雨の日に散歩に最も行かない割合が高いマルチーズとは反対に、柴犬は最も雨の日でも散歩に行く頻度が多い犬種としてデータで示されました。

では、こうした雨の日でも散歩に行く頻度が多い犬種にとって起こってしまうデメリットには何があるのか、一つずつ確認してみましょう。

雨の日散歩頻度が多いデメリット①:病気になった場合の排泄

雨の日散歩の頻度が多い犬種のデメリット一つ目は、愛犬が病気になった際の排泄です。

犬が雨の日でも散歩に行きたがる場合、その理由には様々ありますが、その一つに、テリトリーを室内として認識した結果の排泄拒否が挙げられます。ただこれは、若い内なら外での排泄でも問題ないものが、何かしら病気をしてしまったりした時には、なかなか厄介なものとなってしまうため、注意が必要です。

特に上記の棒グラフデータで示された雨の日散歩頻度が多い犬種の上位3番目と2番目のゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーについては、大型犬という立場上、股関節形成不全や肥満になりやすいため、出来るだけ早い段階から室内トイレ再トレーニングを検討することが大切です。

雨の日散歩頻度が多いデメリット②:台風や大雨でも散歩が必須

雨の日散歩の頻度が多い犬種のデメリット二つ目は、天候が仮に台風や大雨でも、散歩に行くまで落ち着かない可能性があることです。

この場合、排泄が完全外派の愛犬だと排泄するまで散歩が中断できないというデメリットが生じます。

また、その傾向が最も高いのが筆者も飼養している柴犬で、柴犬飼い主さんにとっては、この内容は比較的【あるある】なので、こうなってしまった場合は、早々に諦めて散歩に出掛ける覚悟が必要になります。

ただ、全く室内トイレ再トレーニングがNGな犬種という訳ではないため、根気よく再トレーニングを行えば、もしかしたら克服できるかもしれません。

しかし、柴犬の場合には相当な時間を要する上、頑なに室内トイレ拒否をする場合も少なくないため、絶対ではないことも覚えておくよう注意しましょう。

雨の日散歩頻度が多いデメリット③:普段以上の皮膚・被毛ケア

雨の日散歩頻度が多い犬種のデメリット三つ目は、普段以上の皮膚・被毛ケアなどに気を遣う点です。

上記の棒グラフデータで上位3位を占めるゴールデン・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、柴犬といった犬種は、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎といった皮膚疾患を持ちやすい犬種です。

そのため、雨の日散歩に出掛ける時には通常の散歩以上の皮膚・被毛ケアに注意しましょう。

また、場合によってはお風呂を必要とすることもあるため、3犬種の中でも最もお風呂に抵抗を示す柴犬については、ドライシャンプーやシャンプータオル、ドライワイプなどのケアアイテムを使って、しっかりと汚れを拭き落としてあげるよう心掛けておきましょう。

まとめ

今回は、雨の日散歩に行った方が良い場合やその注意点、また、雨の日の散歩頻度が多い犬種で起こるデメリットなどをご紹介しました。

日々の愛犬との暮らしの中で、散歩というお世話は欠かせないものですが、それが雨の日でも必要かどうかは、愛犬の性格や反応、しつけ状況などで変化します。

ただ、長い目で見た時に室内トイレが出来ていると、それは後々愛犬のためになるのは確かです。

無理強いする必要はないものの、室内トイレ再トレーニングは、いざという時役立つので、是非とも覚えておいてください。

<参考書籍>

マンガ動物行動学 犬の気持ちとしぐさがよくわかる!

<参考サイト>

雨の日のお散歩ってどうするのが正解?調査結果では7割が「行かない」派!?★ブリナビ調査隊★
>https://www.breeder-navi.jp/column/life/id-00190/

梅雨時、愛犬とどう過ごしてる?みんなの声を聞いてみました!
>https://mag.anicom-sompo.co.jp/18179

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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