愛犬との普段のお散歩、皆さんはどうしていますか?
ほぼ毎日決まったコースでパターン化しているという方もいれば、時々気分転換にコースを変更しているという方、基本的に毎日変更しているという方も居ることでしょう。
では、愛犬にとって散歩コースを変更することは、果たして良いことなのでしょうか?
今回は、犬の散歩コースを変えることによって得られるメリットと注意点についてご紹介します。
<目次>
犬の散歩は変化を付けた方が効果的?

私たち人の場合、普段の生活には多かれ少なかれ、ルーティン化する日常というものが存在します。
例えば『朝起きたら顔を洗って歯を磨く』、『決まった時間になったらご飯を食べる』といったようなことです。
ただ、こうしたルーティンはあくまでも私たち人の基準に当て嵌めた生活であって、犬の場合はどうなのでしょうか?
犬の中にもある程度決まった日常のルーティンというのは存在します。
それこそ、例えば『朝起きたら飼い主さんを起こして散歩に誘う』や『決まった時間になったら自分のお気に入りの布団で就寝する』といった具合です。このような姿を見ると、どうしても私たちと同じように「時間の感覚があるの?」と思いたくなりますが、実は犬はそういうわけではなく、日々の生活の中で学習した経験と体内時計が、その経験によってある程度機能しているから起こることだと言われています。
しかし、このようなパターン化された日常は、犬の場合あまり適切ではないこともあります。
特に散歩の場合、飼い主さんは良かれと思って毎日同じ散歩コースを歩いている人も多いかもしれませんが、愛犬の性格や状況などによっては、時にその散歩に変化を付けた方が効果的なことがあります。
では、なぜそう言えるのでしょうか?次章で詳しい内容を見ていきましょう。
犬にとって散歩がもたらす効能とは?

犬にとって散歩という時間がとても貴重な時間なのは、既に皆さんご承知の通りかと思いますが、なぜ貴重なのでしょうか?
それは、犬にとって散歩が唯一外の世界を満喫することが出来る時間だからです。
特に飼い主さんの仕事の関係で日頃からお留守番の多い愛犬だった場合、性格にもよるかもしれませんが散歩はその子にとって最大の楽しみのはずです。
犬にとって散歩は、それだけでも気分転換になったり、知的好奇心をくすぐられる一因になったりします。
当然そこには、ストレス発散に繋がる効果や人や犬との関係の広がり、運動不足解消など、他にもいくつか良い効果をもたらすのが散歩です。
ただ、この散歩ルートが毎日同じでパターン化してしまった場合、どうなってしまうのでしょうか?
私たち人であっても、日々の生活がパターン化してしまうと、時にメリハリを付けたいと思うことは少なくないと思います。犬であってもそれは同じで、いつも同じ道を同じ時間帯に同じように歩いていたとしたら、多かれ少なかれマンネリ化してしまう可能性があります。
そのため、犬にとって散歩し甲斐のあるルートのちょっとした変化は、普段から愛犬が退屈しないためにも、とても重要な方法なのです。
意外に多かった!愛犬の散歩ルートに関するアンケート結果

いぬのきもち・ねこのきもちでお馴染みの株式会社ベネッセコーポレーション(所在地:岡山県岡山市、代表取締役会長 兼 社長:岩瀬 大輔氏)では、飼い主さんに対するアンケート調査で、『愛犬の散歩ルートに関するアンケート』というものを公表しています。
そのアンケート結果では、意外にも愛犬の散歩ルートに変化を付けて好奇心を満たしてあげている飼い主さんが多いことが分かりました。
▽『愛犬が毎回違った散歩コースを好むか、そうではないかの割合』
上記のアンケート結果では、総回答数272件中60%(163人)以上の飼い主さんで「基本は決まった散歩ルートで、たまに違う道を行きたがる」と回答しました。
意外にもこのアンケートでは、多くの飼い主さんが、愛犬が行きたがる方向への散歩コース変更を柔軟にしており、その結果として、次に「愛犬独自のこだわりの有無」について質問したところ、以下のような回答が得られたのでした。
▽『違った散歩ルートを歩いている時の愛犬のこだわりは?』
質問1に対するそれぞれの回答のため、「分かれ道だと引っ張る力を強める」といった回答や「違う道だとご機嫌そう」といった回答がある一方、質問1で「決まった散歩ルートを好む」と回答した24%(64人)の飼い主さんからは「違う道に行こうとすると動かなくなる」といった回答や「クン活重視で気になり止まると拒否柴発動」といった回答も見受けられました。
しかし、ここから分かる愛犬の姿は、それぞれ愛犬自身が持ち合わせる信条のようなものがあるのか、違うルートを時たま行くでも、同じルートを毎日でも、愛犬には愛犬の譲れないこだわりがハッキリと見えるアンケート結果となりました。
かく言う筆者の愛犬三代目つむぎも、時々散歩コースを少しだけ変えて、つむぎの思うままに歩くと、つむぎは意気揚々と楽しそうに歩きます。
そのため、こうした好奇心旺盛な愛犬や冒険心旺盛な愛犬の場合には、特に散歩コースの変化を付けてあげるのは、愛犬にとってはとても有意義な散歩時間となるかもしれません。
違った散歩コースにするメリットとは?

それでは、普段の散歩コースを少しだけ変更して、違った道を歩くことに対するメリットをここでは見ていきましょう。
愛犬に普段と違った散歩コースを歩かせてあげるメリットには、次のようなことが挙げられます。
メリット①:ストレス発散
犬の散歩は、いつもの散歩をするだけでもストレス発散に効果的です。
しかし、いつもの散歩コースを少しだけでも変更して歩いてあげた場合は、それ以上のストレス発散効果が見込めます。
メリット②:好奇心の充足
我が家の愛犬三代目つむぎのように、好奇心が旺盛だったり冒険心が旺盛だったりする場合、散歩コースを変更して歩かせてあげることは、好奇心の充足効果に繋がります。
好奇心は、普段の散歩だけだと満足に得られずマンネリ化してしまうことも珍しくないため、たまに違ったコースを歩くことで、好奇心の充足感を感じさせてあげると良いでしょう。
メリット③:認知症発症予防
意外に思われる方も居るかもしれませんが、愛犬の散歩コースを定期的に変更することは、認知症発症予防効果が期待できます。
近年の犬の認知症発症は、本来なら喜ばしい犬の長寿が一つの原因ともされており、犬は16歳頃から急激に認知機能の衰えが小型犬・大型犬問わず見られることが、アメリカの研究チームで発表されています。
認知症は一度発症してしまうと、なかなか改善することは難しい病気です。そうした予防のためにも、散歩コースにメリハリをつけると良いでしょう。
メリット④:縄張り意識の抑制
犬をはじめとする多くの動物は、自分の縄張りを主張しやすい習性を持ち合わせています。
散歩コースがいつも同じだと、場合によってはそのコースに縄張り意識を持って、自分の縄張りに入った別のワンコに威嚇する可能性があります。
そうした意識の抑制なども、散歩コースを時折変更すると効果的に発揮することがあるため、縄張り意識の強い愛犬の場合は試してみると良いでしょう。
違った散歩コースにする時の注意点

普段の散歩コースを変更することで得られるメリットは大きいですが、コースを変更する時には、注意も必要です。
その主な注意点には、以下のような内容があります。
▼【違った散歩コースにする時の主な注意点】
・大幅なコース変更はしない
・頻繁なコース変更はしない
・安全なコースを選ぶ
普段から慣れている散歩コースを大幅に変更すると、犬はかえって混乱や不安などのストレスを抱えてしまう場合があります。
また、頻繁な散歩コース変更も大幅なコース変更同様、相当好奇心が旺盛でない以上、戸惑いの原因や不安の原因、ストレスの原因となる場合があるため、一度コースを決めたら最低でも数週間は同じコース、または変化を付けるにしても少しの変化で、愛犬があまりにも違った道に対して不安を抱かないように配慮することが大切です。
さらに、これは散歩をする上で最低限必須な注意点ですが、どんな散歩コースでも必ず安全なコースを選ぶように注意しましょう。
例えばそれまで大通りだったコースから住宅街の細いコースに変更した場合、その場所の交通量がどの程度なのかは、事前に調べておくことが大切です。
まとめ

いかがでしたか?
愛犬との散歩は、日常的なルーティンでパターン化しやすいものですが、時々違ったコースをちょっとだけ変えてみると、思った以上の良い効果が期待できることもあります。
もちろん、元々の愛犬の性格や特性などが「同じコースが好み」だと感じる場合、無理にコースを変更する必要はありません。
しかし、もしそうではなく、違うコースでの散歩をすると、生き生きするような愛犬だった時には、愛犬の散歩コースへの変化を、ぜひ付けて歩いてみてあげてください。
<参考書籍>
教養としての犬|思わず人に話したくなる犬知識130|菊水健史(監修)、富田園子(著)
<参考サイト>
愛犬の散歩ルートに関するアンケート|いぬのきもち|ベネッセ
>https://dog.benesse.ne.jp/survey/9e270508-d899-44a8-950a-c1320776844e/
犬の散歩コースは変えるべき?コースを変えるメリットやコツを紹介!|flexi
>https://flexilead.store/blogs/
<画像元>
photoAC
Canva
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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