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ワンプロと喧嘩はどう違う?メリットや犬同士のケガを防ぐための見分け方と注意点

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皆さんは、愛犬同士のじゃれ合いの一つである『ワンプロ』という言葉を聞いたことはありますか?

一般的にワンプロは、犬同士の遊び・じゃれ合いの一環として扱われるため、飼い主側からは見守ってあげるのが定石とされることが多いです。しかし、時にはそれがエスカレートして喧嘩に発展してしまうことも…。

今回は、そんなワンプロと喧嘩の違いについて、ワンプロのメリットから喧嘩との違い、具体的な見極め方や注意点などをご紹介します。

そもそも『ワンプロ』ってどんなもの?

そもそもワンプロとは、犬の呼称のひとつとして使われる【ワンコ】と、格闘技の【プロレス】を掛け合わせた造語のことを言います。

名前の通りプロレスさながらのじゃれ合いを通して、犬同士の社会性を身につける遊びの一つとして認識されていることが多いです。また、犬種によってはダイナミックなじゃれ合い方をするのも、このワンプロの醍醐味です。

ただ、こうしたダイナミックなワンプロは、体格差の違いや愛犬の性格を熟知している飼い主さんからすると、少し心配になってしまうかもしれません。

しかし喧嘩になりそうな予兆がなければ、ワンプロの場合、過剰な心配や介入は無用です。

ワンプロは、犬たちにとっては遊びや学びの一環で、それがあるからこそ力加減やマナーを学びます。

また、それを見守る飼い主さんからは、「カーン!」といったゴングが頭の中で鳴り響くと言われ、気心の知れた犬友さんや兄弟犬同士ほど、その遊び方は上手な傾向にあるため、愛犬が他のワンちゃん相手にワンプロを誘っている、もしくは誘われて応えようとしている時には、まず飼い主さんに出来ることは、状況判断を慎重におこなうことです。

ただし、この判断はあくまでも何度か顔を合わせたことがある相手に対して行える判断であって、初対面の相手の場合にはこの限りではないことを覚えておきましょう。

犬同士にワンプロをさせるメリットって?

犬同士がワンプロをするメリットは、特に子犬時代に欠かせないものが多くあります。

ここではワンプロをすることで得られるメリットをいくつかご紹介しますので、一つずつ見ていきましょう。

➀社会性を身につけることが出来る

子犬時代の社会性は、相手への力加減やマナーを学ぶことがとても大事になってきます。

そのため、それを効率よく学ぶためにワンプロをやらせてあげると、犬はその中で「強く噛んだらダメ」といった事や「しつこくすると嫌われる」ということを学ぶことが出来ます。

②犬同士のコミュニケーションに役立つ

犬同士の挨拶というとお尻を嗅ぎ合ったり、鼻を突き合わせたりさせるのが定番かもしれません。

初対面の場合にはそれで良いですが、何度も顔を合わせている場合は犬同士でワンプロをさせてあげると、コミュニケーションの幅を広げてあげられます。特にお尻を高く上げて頭を低くしながら尻尾を振るプレイバウというポーズは、「遊ぼう!」と誘うサインと同時に「攻撃するつもりはないよ!」という意思表示でもあると言われているため、相手のワンコの様子と飼い主さんの了承が得られたなら、試してみるのもアリかもしれません。

③運動不足・ストレス解消が出来る

例えば愛犬に長時間お留守番をさせてしまった時や病院で嫌な思いをさせてしまった時などにワンプロをさせてあげると、運動不足の解消やストレスの解消に繋げられることがあります。

ワンプロは、ワンプロをすることによって、それまで張っていた緊張を解すことが可能です。これは、運動することでストレスホルモンが抑制され、幸せホルモンと言われるセロトニンが代わりに分泌される効果によるものです。

運動不足やストレスは、人にとっても犬にとっても百害あって一利なしの状態なので、多頭飼養やドッグランへよく行くのであれば、状況の見極めをしながらもワンプロさせてあげると良いでしょう。

ワンプロと喧嘩は何が違うの?

ワンプロは基本的に遊びの一環のため、ガウガウと言いながらも体(主にお尻や太腿)をぶつけあったり、相手の犬を組み敷いたり、またはお互い前脚を使って取っ組み合いをする程度です。

しかし、喧嘩の場合は相手への配慮を忘れ、攻撃的な行動を起こしてしまうことがあります。相手が喧嘩腰になってきた場合、ワンプロとの主な違いには、以下のようなことが挙げられます。

▼【犬が喧嘩腰になっている時の前兆】

・低い声で唸ると同時に姿勢も低く保つ
・体を硬直させ牙を見せる
・突進してくる
・毛を逆立てて睨みつけてくる
・手加減せずに首元に噛みついてこようとする

犬が喧嘩腰になっている場合、ワンプロとは180度違った対応を見せてくる可能性があります。

特に気を付けたいのが、一方的なじゃれ合いが起こっている場合です。

このような場合、飼い主さん側から見ると単なる追いかけっこをしているように見えることもあるかもしれませんが、嫌がる犬からすると、その犬のパーソナルスペースに立ち入った瞬間、攻撃に転じてしまうことがあります。

この状況は、こちら側も相手側も気を付けるべき状態なので、少しでも違和感を持った時には止めに入るよう心掛けましょう。

ワンプロから喧嘩になった時の止め方

ワンプロをしていると、時にそれがエスカレートして喧嘩に発展してしまうことがあります。

飼い主さんからするとビックリすると同時にすぐに「止めに入らなきゃ!」と、咄嗟に仲裁するため手を出してしまいたくなるかもしれませんが、決してそれで犬の体にそのまま触れないようにしましょう。

というのも、犬の喧嘩は無闇に手を出すと、飼い主さんをも大怪我してしまう危険性があるからです。

犬同士の喧嘩の仲裁をする際には、一旦落ち着いて下記の方法で対処するよう心掛けましょう。

リードが付いているなら引き離す(例外あり)

もしも犬同士にリードが付いている状態でワンプロから喧嘩に発展してしまったのであれば、まずは物理的に犬同士を引き離しましょう。

それだけでもだいぶ距離が生まれるため、愛犬や飼い主さんが怪我をするリスクはだいぶ減りますが、その後すぐに愛犬を抱き上げたりしないよう注意してください。なぜかと言えば、興奮状態のまま愛犬を抱き上げると、誤って愛犬が飼い主さんの手に噛みついてしまう恐れがあるためです。

ただし例外として愛犬が相手の犬から噛みつかれてしまっている場合は、無理に引き離すのではなく可能な限り大きな音を出したり、相手の飼い主さんに自身の犬の後ろ足を持ってもらったりして噛む力を無力化させてから、犬同士を引き離しましょう。

他のことで気を散らして対処する

例えば愛犬がワンプロをしていた場所がドッグランなどの広場だった時には、大きな声を出したり大きな音を出したりすることで犬の関心を他に逸らしましょう。

周囲のこともありますが、それでも背に腹は代えられないため、周囲が少し驚く程度の音で対応してください。また、もしも愛犬との距離が近い時には、お散歩時に持っていく水を犬に掛けると犬は驚いて離れることがあります。

我が家の愛犬つむぎも、車や自転車に対して威嚇して吠える時、水を掛ける方法を使うと驚くと同時に吠えることも止めてくれるのでオススメです。

ワンプロさせる時の注意点

犬にワンプロをさせる際には、いくつかの注意点が存在します。

愛犬同士が上手にワンプロ出来るように、以下でしっかり確認しておきましょう。

愛犬たちから目を離さない

どんなに犬に社交的な愛犬であっても、それを過信して目を離すようなことはしないよう注意しましょう。

犬同士の交流は、人の子供同士の交流と同じように、いつ・どんな時に喧嘩に発展してしまうか分からないものです。そのため、ワンプロの最中はお互いの犬の声や表情、体の動きなどに注意して、必ずそばで見守ってあげましょう。

体格差や年齢の違いを考慮する

犬同士のワンプロは、多くの場合ドッグランなどで行われることが多いと思います。しかし、体格差に明らかな違いがあったり、年齢差があったりするのに、それにも構わずワンプロを容認してしまうと、思わぬケガや事故を起こしてしまう可能性があります。体格差や年齢差はある程度同じくらいで、出来るだけ体力にも差がないワンプロをさせてあげましょう。

犬同士の相性を見極める

ワンプロは、犬同士の相性が合ってこそ成り立ちます。

特に未避妊・未去勢の場合、メス同士、オス同士は激しい取っ組み合いになる可能性があるため、しっかりと愛犬同士の相性を見極めたうえで、ワンプロをさせてあげましょう。

休憩を挟む

休憩は、どんなワンプロであっても必要です。

特に遊びがヒートアップしてきたりした時には、一旦落ち着かせることで、喧嘩に発展することを防ぎましょう。

まとめ

犬のワンプロは犬自身の社会性を育むための、とても良いコミュニケーションツールの一つです。

ただ、だからといって犬同士に任せるのは危険です。

ワンプロは、しっかりと飼い主さんの管理下の元で、ルールやマナーを守った上で上手な遊び方を学ばせてあげましょう。

<参考書籍>

犬がもっと愛しくなる いぬことば|増田宏司(監修)|ヨシモフ郎(イラスト)

<画像元>

canva

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
ワンプロと喧嘩はどう違う?メリットや犬同士のケガを防ぐための見分け方と注意点
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