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愛犬を不慮の事故から守るために絶対に教えたほうがいい3つのしつけ

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犬と楽しく暮らすには時にはしつけも必要ですよね。アイコンタクトやおすわりなどは一番最初に教える方が多いかもしれません。これらの基本のしつけのほかに、愛犬を不慮の事故から守るために絶対に教えたほうがいいしつけがありますのでご紹介します。

ダウンステイ

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出典元:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bloodhound_Female_Lizzie_Borden_does_Down-Stay_at_Obedience_Class_7047x4663_2000-8-06.jpg

ダウンステイ(伏せて待て)は犬の安全を守るために、覚えさせたいしつけの一つです。

ステイ(待て)も犬のしつけには必須なので教えている方は多いと思いますが、ダウンステイまではできていない方も多いかもしれません。

普通のステイだけではなく、ダウンステイも教えておいたほうが危険回避できる可能性が高くなります。

立った状態でのステイは、4本足で立っているのでそこからすぐに動き出せる姿勢であり、いくらステイの号令をかけられていても、興奮状態にあったり興味をひかれるものがあったりした場合は、その場でじっと待つことが難しいのです。

シットステイ(座って待て)の状態は、犬は座った状態なので立っている状態よりは動き出すまでに一動作増えますが、それでもすぐに走り出せてしまいます。

それに比べると、ダウンステイは完全に伏せた状態です。犬にとっては最も動き出しづらく、さらに吠えにくい姿勢です。

ダウンステイは危険な現場に行くことも多い災害救助犬などは必ず訓練されます。夢中で要救助者の元に犬が向かっていたとしても、ダウンステイの命令でがれきなどの危険を避けることができるからです。

これは災害救助犬だけでなく一般家庭のペットでも、日常の様々な場面で危険回避に役立ちます。

・戸外で犬が離れてしまったときに車道などに飛び出さないようにする
・カフェにいるときや散歩時の知人との立ち話で犬から目を離すときに、犬の行動を制約できる
・玄関からの飛び出し防止

命を守るだけではなく、来客への飛びつ付きを防止したり、インターホンなどへの無駄吠えにも効果があります。

どんな状況でもダウンステイのコマンドを守れるように、まずはおうちの中で練習してみるといいですね。

離せ(出せ)

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犬が口にしたものを離させるコマンドもぜひ身につけさせましょう。

犬の誤飲事故は珍しいことではなく、これを防止するためには「離せ」のコマンドに従えるようにすることがとても重要です。

散歩のときの拾い食いや毒性のある植物を食べてしまうことを防げますし、家庭の中にあるものを誤食する防止にもなります。

犬は予想外のものを食べてしまい命が危険になることもあります。

以前、海外のニュースで目にしたのは、大量の靴下を丸飲みしていた3歳のグレート・デーン。

靴下は手術によって取り出され犬は一命を取り留めました。

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出典元:https://www.veterinarypracticenews.com/2014-X-Ray-Contest-Winners/

また、日本でも道端に落ちていた毒入りの食べ物を食べてしまう被害もたびたび起きています。

万が一、犬が危険なものを口にくわえてしまったときに飲み込む前に「離せ」のコマンドで出すことができれば、命を守ることができます。

「離せ」のしつけにはごほうびをつかいましょう。

ぬいぐるみやボールなどを離させることから始めます。

おやつを用意し「離せ」と声をかけて、おやつ欲しさにおもちゃを離したら、ごほうびをあげてほめてあげます。

これを繰り返し、おうちの中以外でもコマンドに従えるようにしましょう。

来い(呼び戻し)

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「来い」は最初に覚えたほうがいいしつけの一つですが、案外できていない犬が多いです。

特に飼い主さんが制御できると思っているせいか、小型犬ができないことが多いように見受けられます。

何らかの理由で飼い主さんの手を離れてしまった、家から飛び出してしまった、猫などの小動物を追かけてしまったなどのときに呼び戻しができるかできないかは犬の命にかかわります。

交通事故に遭う可能性も高いですから、絶対に迷子にさせないようにしましょう。

私は夜のスーパーの駐車場で、車から逃げ出してしまったダックスフンドを走って追いかける飼い主さんと遭遇したことがあります。

犬はどんなに呼んでも戻ってこず、飼い主さんは必死に追いかけていました。小型犬とはいえ、人間が走って捕まえることはほぼ不可能です。

しかも夜で視界は悪く、駐車場を出れば交通量の多い道路です。交通事故の危険性もあれば、迷子になってしまい二度と会えないこともあります。

犬は呼ばれれば来ると思っている方も多いと思いますが、いつでも「来い」のコマンドに従えるようにするには訓練が必要です。

まずはおやつを使っておうちの中で「来い」の訓練を始めてみましょう。

おうちの中での呼び戻しが完璧にできるようになったら、戸外でロングリードなどを使い練習します。

呼び戻しができれば、万が一のときもリスクを最小限にとどめることができます。

これら3つのしつけは、万が一のときだけでなく旅行などのお出かけの際にも有効です。

基本的なしつけをマスターしていれば、訓練はそんなに難しくないので、ぜひ教えてみていただきたいと思います。

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響
動物保護ボランティアをしています。何よりも動物たちといることが大好きで、毎日が犬や猫が最優先の生活をしています。書いた記事が動物たちの幸せの一助となってくれれれば、とてもうれしいです。
愛犬を不慮の事故から守るために絶対に教えたほうがいい3つのしつけ
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