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犬の夏対策のやり過ぎにはご用心!犬の『夏冷え』原因や対処法、健康維持に大事な3つとは?

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近年の夏の猛烈な暑さは、人にとっても犬にとってもなかなか耐え難いものになってきました。

それこそ昼夜問わず冷房の効いた部屋で過ごさなければ、とてもじゃないけれど生活していられないほど。だからこそ飼い主さんは、常に愛犬に快適な環境を、と色々な対策をしていると思います。

しかしその夏場対策は、気を付けなければ、『夏冷え』の原因になってしまうかもしれません。

そこで今回は、犬にも起こる『夏冷え』原因と対処法、健康維持に大事な3つのことをご紹介します。

冷やせば良いって訳じゃない⁉犬の本当の夏対策とは?

人の場合、夏でも冷やし過ぎると自律神経に乱れが起きて、体調を崩したり、夏なのに冷えが起こったりすることが知られていますよね。

しかしその症状は、実は犬でも同じことが言えます。

犬は元々人の平熱(36.0℃)より1.5℃~2.5℃(37.5℃~39.0℃)程度体温が高い動物だと言われています。

これは腸内環境の温度にも関係していて、人の場合なら37℃前後の温度の食べ物や飲み物、犬の場合なら40℃前後の食べ物や飲み物が、最も消化・吸収を効率的に行えるとされています。

私たち人も、暑いとつい冷たいものばかりを求めてしまいやすくなりますが、この腸内環境の温度を無視した方法を愛犬にも実践した場合、それはかえって逆効果となってしまう可能性があります。

特に子犬やシニア犬の場合、冷房を利かせすぎたり、氷で冷やした水を与えすぎたりする方法で体を冷やすと、消化器症状の不調以上に重症化してしまう可能性があるため、注意が必要です。

そのため犬の夏対策を施す際には、「夏で暑いだろうから」という理由だけで夏の暑さ対策を実践するのではなく、犬が持ち合わせる基礎体温や直腸温などの関係を鑑みた上での対策を心掛けましょう。

犬が『夏冷え』してしまう主な原因って?

それでは、犬が『夏冷え』してしまう原因にはどんなものがあるのでしょうか?

ここでは、犬が『夏冷え』してしまう主な原因をご紹介します。一つずつ、順を追って見ていきましょう。

夏冷え原因①:エアコンの利き過ぎ

犬が『夏冷え』してしまう際に考えられる原因の一つ目は、やはり何と言ってもエアコンの利き過ぎです。

エアコンは部屋全体を均等に冷やしてくれる夏の必需品ですが、その設定温度が夏の犬の最適とされる室温温度(22℃~25℃)に設定したとしても、その設定温度の風がエアコンの吹き出し口から出てくる訳ではありません。

エアコンの設定温度は、あくまでも室内を25℃前後に冷やすための冷気を出すことで部屋を冷やします。

また、それら冷気は地面に溜まる性質があるため、地面に近いところで昼寝をすることの多い犬は、結果的に体の冷えに直結しやすく、体調を崩してしまう原因となることがあります。

夏冷え原因②:冷たいものの与え過ぎ

犬が『夏冷え』してしまう際に考えられる原因の二つ目は、冷たいものの与え過ぎです。

人でも涼しさを求めて、夏場はアイスやかき氷、キンキンに冷えた飲み物などを口にしやすくなりますが、犬も人と同じように犬用アイスやキンキンに冷えた飲み水などを与え過ぎると、『夏冷え』を起こす可能性が高まります。

しかし上記でも述べた通り、腸内環境温度がそれによって低下してしまえば、自律神経に乱れが生じ、体調不良の原因となり得ます。

夏冷え原因③:年齢による筋肉量・運動量の違い

エアコンの利き過ぎや冷たいものの与え過ぎではないのに、犬が『夏冷え』をしてしまう原因には、年齢による筋肉量・運動量が関係していることがあります。

中でも、まだ発育段階の子犬や筋肉量や運動量が低下しだしたシニア犬では、温度調節や食事管理を気に掛けていても、時として夏でも体が冷えてしまうことがあるため、注意が必要です。

犬が『夏冷え』すると起こる症状

もしもご自身の愛犬が『夏冷え』してしまった場合、その時にはどのような症状が見られるのでしょうか?

『夏冷え』した時に主に見られる症状は、次のような症状です。

▼【犬が夏冷えした時に見られる症状】

・下痢や軟便
・食欲不振
・血行不良
・末端の冷え
・元気消失

以上のような症状が、犬が『夏冷え』してしまった時の症状です。

人の場合、冬は気温の低下に伴った体の外側からくる【末端冷え】などが多いため、自覚症状も多くあるとされているようですが、夏場の場合では体の内側から冷える『内臓冷え』が多いと言われており、それらはあまり自覚症状がないという特徴もあるようです。

そのため、もしかしたら犬の場合もそれに該当している可能性が高いかもしれません。

特に犬の場合、日中は寝ている時間が多く、一見するとただ床の上で寝ていたり、涼んでいたりしているだけのようにも見えるため、その時の状態が『夏冷え』に該当しているか否かは、判断しづらい部分としか言いようがありません。

ただ、例えばこれが普段と違って明らかに元気がなかったり、耳や手足を触った時に冷えを感じたり、また、ここ最近頻繁に下痢や軟便、嘔吐などをするような姿が見られた場合には、『夏冷え』状態になっているかもしれません。

そうした際には、エアコンなどの空調や与えている水の温度、または熱中症予防用のおやつや犬用アイスなどが関係しているかもしれないため、まずはそれらの見直しなどをした上で愛犬の様子を窺がいながら、それでも改善が見込めないようなら出来るだけ早急に動物病院を受診するよう心掛けることが大切です。

犬が『夏冷え』してしまった時の対処法とは?

では、ここからは犬が万が一『夏冷え』してしまった際の対処法を見ていきましょう。

犬が一般的に『夏冷え』してしまった時には、以下のような方法で対処するのが有効です。

対処法①:エアコンの風向きの変更

愛犬のためにと設定したエアコンの設定温度が、例えば25℃前後であっても、その冷気が直接愛犬に当たるような位置に風向きが設定されていた時には、エアコンの風向きは愛犬には直接当たらないような設定にしましょう。

基本的にエアコンから出る冷気は、どのような風向きであっても大体地面に溜まってしまう性質を持ち合わせています。

しかし、それでもエアコンの風向きを「上向き」や「左右」という風に設定し直し、サーキュレーターや扇風機を併用して空気の循環を促せば、愛犬の『夏冷え』に対処することが可能です。

対処法②:体を温める食材を取り入れる

体を温める食材というと、どうしても冬メインと考えてしまいがちですが、愛犬が『夏冷え』してしまった時にも、こうした食材は効果的です。

特に体を温める効果が高い食材としては、シカ肉や鶏肉、羊肉などの動物たんぱく質、野菜では生姜やカボチャ、カブなどが体を温める効果があります。このような食材は、一般的に茹でて煮汁ごとごはんとして与えたり、細かく刻んでトッピングしたりして、食欲増進を図ってあげると『夏冷え』解消に役立てられます。

対処法③:適度な運動を心掛ける

夏場の散歩はただでさえ日中行なうことが難しい季節ですが、それでも一日に1回は最低でも適度な運動のための散歩を心掛けてあげましょう。

どんなに体の小さな犬であっても、決して散歩が必要ない犬は存在しません。

適度に運動を取り入れてあげることで、筋肉量の維持や運動量の維持を図り、その結果として免疫力を上げてあげて、『夏冷え』の解消に繋げましょう。

この他にも、愛犬が飲む飲み水について、時々「暑そうだから」という理由で氷を入れてあげる飼い主さんが居ると思いますが、それもあまりお勧めはしません。

氷を与える時には飲み水に入れるのではなく、愛犬が口に出来る適度な大きさの氷を少量与えるようにすると、『夏冷え』になりにくく、適度にクールダウンさせてあげられます。

夏場の犬の健康維持、大事な3つの心掛け

さて、ここまで犬が『夏冷え』してしまう原因や症状、対処法などをご紹介してきました。

ただ、これらを知ったからと言って夏場の犬の健康を維持するための日々の3つの心掛けを怠ってしまえば、その効果はあまり期待できなくなってしまうこともあります。

夏は、ただでさえ体温調節を担う自律神経が大忙しになる季節です。

そのため、以下の3つの大事な心掛けを意識しながら、暑い夏の時期を乗り切りましょう。

▼【犬が夏冷えしないための大事な3つの心掛け】

1. 室内温度と外気温度の差を生まない環境作りをする
2. 出来るだけ直腸温と同じ40℃前後の食材や飲み物を取り入れる
3. 夜は早めに暗くして、体をしっかり休ませる

これら3つの心掛けは、犬だけではなく私たち人であっても、とても大事な心掛けです。

特に室内温度と外気温度の差や直腸温に近い食材や飲み物の取り入れは、自律神経の乱れを最小限に抑えてくれるため、率先して心掛けるよう意識しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

犬にはこのような『夏冷え』の他にも、夏バテや気象病といった人で良く起こり得る季節的な症状を見せることがあります。ただ、それらの多くのほとんどは人同様自律神経の乱れからくるものなので、出来るだけその変動が起きないように、常に気に掛けてあげることが大切です。

そのため、熱中症などに気を付けたい夏場は特に定期的に、愛犬の様子を気にしつつ健康維持にも努めてあげてくださいね。

<参考サイト>

暑い時は、犬に冷たい水や食べ物をあげたほうがいいの?|TeamHOPE
>https://teamhope-f.jp/dog/cr/16.html

夏冷えを食事で予防しよう|ABC Cooking Studio
>https://www.abc-cooking.co.jp/plus/feature/201605_labo/

<画像元>

photoAC

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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