皆さんは、犬にも花粉症があるのをご存知ですか?
人にもある花粉症は、犬にもあると言われています。症状は人とは違うものですが症状がツライのは、犬も同じです。
そこで今回は、愛犬が花粉症を患っている場合に覚えておきたい最適な予防時期について、また、花粉時期に愛犬の生活を快適に守るために出来ることについて、まとめました。
犬にとっての花粉症ってどんなもの?

空中に飛散している植物の花粉に対して、体の免疫機能が過剰に反応することで、アレルギーが発生する花粉症は、アレルギー性疾患の一つです。
人の場合、主なアレルギー症状としては目の痒みや鼻詰まりなどが多いですが、犬の場合には皮膚に対する痒みや炎症として症状が現れます。
ただ、近年の犬の花粉症による症状傾向は、人同様くしゃみや鼻水などの症状が多くなっているようです。
▽『2024年時点での犬猫に見られる主な花粉症状傾向』
この円グラフ結果は、ペット医療DXなどの事業展開をしている株式会社TYL(本社:東京都港区、代表取締役社長:金児 将平氏)が、2024年3月におこなった犬猫の花粉症に関するアンケート結果によるものです。
円グラフでは、それまで皮膚への懸念認識が多かった犬の花粉症は、2024年時点で人と同じようなくしゃみや鼻水などが多くなっています。しかし、依然として肌荒れ(皮膚疾患)25%、外耳炎9.3%の二項目を合計すると34.3%と決して低くはない数値を見る限り、引き続き花粉症を愛犬が患ってしまった場合、皮膚症状の異変を注視する必要があるのが窺えるでしょう。
基本的に犬は、手の届くところであれば、その痒みやくしゃみを和らげようと、自ら掻いたり舐めたり擦ったりし、症状の鎮静化を図ろうとします。
ただ、そのような行動の多くは皮膚へ向けられることも多いため、二次感染や症状悪化などにも注意が必要です。
犬にとっての花粉症は、人が発症する花粉症同様、一度なってしまうと相当ツライ状態にまで発展することが珍しくないものです。
もし愛犬が、散歩後や特定の季節で体の痒みや炎症が見られた時には、花粉症の可能性を疑ってみましょう。
犬の花粉症を引き起こす主な植物

犬の花粉症の原因となる花粉には、主に以下のような植物が挙げられます。
特に以下の植物に関しては、犬でも人でもアレルギー反応が出やすいとされているため、注意が必要です。
▼【犬の花粉症発症の引き金になりやすい植物】
・スギ(2月~4月)
・ヒノキ(3月~5月)
・イネやシラカバ(5月~10月)
・ブタクサ(8月~11月)
上記の植物の中でも、犬が特にアレルギー症状を引き起こしやすいと言われているのは、ブタクサ(8月~11月)です。
ブタクサは、早くて7月から花粉の飛散が見られるキク科の植物とされており、最もアレルギー反応を起こしやすい植物とされています。
その理由は、ブタクサは一般的なスギやヒノキなどと違って、背が低い植物且つ飛散距離もそこまで広くないため、近付かなければそこまでの被害にはなりません。
しかし、背の低さや河川敷や堤防などによく生えるブタクサの抱える特性は、クン活を必要とする犬には要注意の植物です。
このような季節によって花粉を散らしアレルギー症状を引き起こしやすい症状を、一般的には【季節性アレルギー】と呼びます。
ブタクサ以外に愛犬にとってアレルギー症状を引き起こしてしまう植物などは、以下の記事で詳しい内容を掲載中です。気になる方はぜひご覧になってみてください。
▼【合わせて読みたい!こちらの記事もオススメです】
犬の季節性アレルギーって?主な原因や症状、対策について解説!
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花粉症がある犬はいつからの予防が最適?

では、実際に花粉症がある犬は、いつ頃から花粉症の予防に取り組むと最適なのでしょうか?
結論から申し上げますと、花粉自体の飛散前が最適です。
一般的に植物の花粉飛散時期というのは、全国的に一年を通してさほどズレなどは生じない傾向がありますが、全くズレないかと言われれば、そういう訳でもありません。
特に東海地方や九州地方では、全国に先駆け1月にはスギ花粉が飛散しだすとされているため、ネットだけの情報を鵜呑みにするのではなく、ご自身がお住まいの地域の飛散予測データをしっかりと調べましょう。
▽『東海エリアの花粉カレンダー(2002年~2018年までの飛散傾向)』
▽『九州エリアの花粉カレンダー(2002年~2018年までの飛散傾向)』
そもそもニュースなどで「花粉の飛散時期」と報道されるのには基準があるようで、花粉の観測地点においては、1㎡あたり1個以上の花粉が2日連続で観測された時に、その一日目を「飛散開始」とするそうです。
逆に、例え少量の花粉が1日目には観測されても、2日目には全く観測されなかったなどの基準に満たなかった場合は、「飛散開始」の報道自体がされないことに…。
そのため、このような「飛散開始」前にも少しずつ飛び始めている花粉の影響を敏感に察知してしまう人や犬の場合、この頃から症状が出始めてしまう可能性が高いです。
また、「飛散開始」と判断された時点でのタイミングでは、既に約半数の花粉症患者には症状が出始めているとも言われているため、花粉症がある愛犬も、可能であれば花粉が飛散する前、遅くてもくしゃみや鼻水、または皮膚の痒みなどで皮膚を舐めたり掻いたりしている姿を目にした時には、早急に動物病院を受診し、花粉症予防の薬を処方してもらいましょう。
家庭でできる愛犬の花粉症対策

それでは、ここからは家庭でできる会見の花粉症対策方法をご紹介します。
基本的に豊富に覆われた犬の被毛は、花粉の付着がしやすい構造をしています。このため、花粉が飛散しやすくなる季節には、散歩から帰ったらできる限りブラッシングを徹底してあげると被毛に付いた花粉を取り除くことが出来ます。
ただ、普段仕事で忙しかったり、家事が大変ですっかり忘れてしまうような時には、空気清浄機などを活用するとオススメです。
前述でご紹介した株式会社TYLが取ったアンケート調査結果の中でも、1位の「動物病院を受診する」60.3%に次いで多かったのは、「空気清浄機で室内の環境を整える」で28.0%でした。
▽『飼っている犬または猫への花粉症対策方法』
また、26.9%の割合で「外出を控える」と回答した飼い主さんもいらっしゃいましたが、この点については、ブラッシングやシャンプーを確保できる時間があるのであれば、次の時間帯に注意して散歩や外出を心掛けると、比較的花粉での被害を最小限に抑えることが可能です。
▽『一日の花粉飛散量変動傾向』
また、晴れて気温が高い日やそれが2~3日続いた日、空気の乾燥や強風のある日、雨上がりの翌日などは花粉が多く飛散するため、こうした時には余計に飛散しにくい時間帯を狙った散歩や外出を心掛けましょう。
花粉症は、人でも犬でもいつどんな時に発症するか分かりません。多くはアレルギー体質の犬ほど花粉症になりやすいと言われたりすることもありますが、愛犬が何かしらのストレスを抱えていたり、免疫力が低下している状態だったりした時には、アレルギー体質でない犬も、子犬や成犬、シニア犬問わず発症する可能性は十分にあります。
そのため、日頃から心掛けるよう意識を徹底するか、事前に動物病院を受診し処方箋などを処方してもらって、補完的に対策を心掛けましょう。
まとめ

いかがでしたか?
花粉症の飛散時期は、大体の時期は把握できても、その前からの飛散状況を把握することは至難の業です。
ただ、少なくとも飛散しやすくなる時期よりも1か月前を目安に動物病院の先生と連携を取り、普段の生活の中でも対策を徹底すれば、愛犬の生活を充実したものに変えてあげられるかもしれません。
花粉症対策は一日にしてならずです。ぜひ、意識して対策を心掛けてあげてください。
<参考サイト>
【2026年最新】花粉症かな?と思った方へ〜症状・時期・対策・薬を解説〜|アレグラ
>https://www.allegra.jp/hayfever/about.html
花粉飛散開始日はどうやって決まる? 定義を解説
>https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2023/02/13/21864.html
ペットとして飼われている犬猫の、今春の花粉症発症率は25.2%!花粉症(アレルギー)の症状が出た際の対策は、1位動物病院を受診する、2位空気清浄機で室内の環境を整える、3位外出を控える|PR TIMES
>https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000030347.html
PR TIMES情報提供元:株式会社TYL
>https://pet-tyl.co.jp/
<参考サイト>
photoAC
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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