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愛犬と一緒に岩手県へ行こう!自然を満喫♥春のみちのく犬連れ旅

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北海道に次いで日本で二番目に広い面積を誇る岩手県。海と山の豊かな自然に恵まれ、深い歴史や文化を感じさせる建造物も数多く残る土地です。

東海地方に暮らす我が家からは車で半日以上かかる距離!2018年のゴールデンウイークに約1週間かけてたっぷり回ってきました。

愛犬と一緒に行ける観光地や素敵なフォトスポットがたくさんの岩手県をご紹介します。

文化財の建ち並ぶ岩手県平泉 天台宗東北大本山「中尊寺」

岩手県南部に位置する平泉町。そこには浄土思想に基づいて造られた多くの寺院や庭園、遺跡が保存されており、2011年には世界遺産に登録されました。そのひとつを構成するのが、天台宗の東北大本山である「中尊寺(ちゅうそんじ)」。金色堂をはじめとする3,000点あまりの国宝や重要文化財を所有しています。事前に調べてみたら、ワンコを連れて行けるというではありませんか!到着後、念のため駐車場の誘導員さんに確認すると、建物の中以外は一緒に行けるとの回答でした。

月見坂と呼ばれる参道には、樹齢300~400年の立派な杉並木が続きます。ちょっと勾配がありますが、途中には本堂や弁慶堂、見晴台、そしてお団子や甘酒をいただけるお茶屋さんなどがあるので、気晴らしや休憩をしながら歩けますよ。

月見坂入口から550m、本堂へお参りに行った夫を外で待っていたら、目の前のお店の方に「ワンちゃん、その中まで連れて入れますよ!」と声をかけていただきました。本堂こんなに近くまで愛犬と一緒に行けるなんて、愛犬家に優しい観光スポットですね!ただし人が多いのでお邪魔にならないように、また、神聖な場所ですので排泄には十分注意するようにしましょう。

▲本堂まで愛犬と一緒に入れます。

本堂からさらに250m歩くと、かの有名な金色堂にたどり着きます。ここはさすがにワンコと一緒に入ることはできませんし、写真撮影も禁止されていますが、貴重な国宝のすぐそばまで愛犬と来られたことだけで感激でした。金色堂を目的に来られる方が多いため、午前中の早い時間帯に行くようにするのがお勧めです。

▲金色堂はこの建物の中にあります。

【中尊寺】
所在地:〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
TEL:0191-46-2211(中尊寺事務局)
拝観時間:3月1日〜11月3日 8:30~17:00/11月4日〜2月末日 8:30~16:30
定休日:年中無休
拝観料金:大人800円・高校生500円・中学生300円・小学生200円

中尊寺の公式ページを見る

太古の自然芸術「浄土ヶ浜」

岩手県沿岸をちょうど県の真ん中あたりまで北上し、リアス式海岸の終わるあたりにある宮古市。ここに国の名勝「浄土ヶ浜(じょうどがはま)」があります。

約5,200万年前に形成された火山岩からなる岩肌は、二酸化ケイ素を豊富に含み、白い色をしているのが特徴。三陸復興国立公園に属し、宮古市の代表的な景勝地となっています。外海から隔てられた入江には穏やかな波が揺らぎ、澄んだ青い海と真っ白な岩肌、松の緑が彩るこの世のものとは思えないほど美しい様は、江戸時代の僧侶、霊鏡竜湖が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名づけられたといわれています。

海岸沿いを歩くだけでも気持ちいいお散歩になりますが、なんと浄土ヶ浜では「さっぱ船」という小さなボートに愛犬と一緒に乗ることができるのです!湾内にある名所を間近で見られるだけでなく、陸中海岸の「青の洞窟」と呼ばれる八戸穴の内部に入ることもできるのだとか。

▲青の洞窟

出典元:http://j-marine.com/sappa/

残念ながら怖がりの我が愛犬は波とウミネコを見ただけですでにいっぱいいっぱいになっていたため断念しましたが、度胸のあるワンコとならぜひ行ってみていただきたい!

▲怖がりさんじゃなければ、ぜひご一緒に♪

【浄土ヶ浜】
所在地:〒027-0001 岩手県宮古市日立浜町32
TEL:0193-63-1327(浄土ヶ浜マリンハウス)

浄土ヶ浜の公式ページを見る

雄大な景色と新鮮な乳製品「小岩井農場」

岩手県中部、秋田県に接する雫石町にある「小岩井農場(こいわいのうじょう)」。約3,000ヘクタールの敷地には、芝生広場や土産店、レストランなどはもちろん、畜産と酪農に関連した歴史的建造物が数多く存在します。

明治時代から昭和初期にかけて不毛の荒野を数十年かけて開拓し、日本の乳用種牛の改良と乳業事業の発展に貢献した小岩井農場。宮沢賢治が愛し、多くの作品を残した場所でもあります。

入場するとまず目にするのが一面の芝生広場。その周囲にふれあいコーナーやアーチェリー場、お店などが並ぶ「まきば園」があります。かなり広く歩きごたえがあるにもかかわらず、このまきば園は農場全体のごくわずかな部分だというから驚き!

▲ワンコ連れで遊べるアーチェリー場と、農場で作られる美味しいもの♪

遠く岩手山を眺めながら園内をたっぷりお散歩して、農場でとれた牛乳やソフトクリーム、チーズなどを楽しんだら、満足した愛犬はいったん車内で休憩。その間に人間だけバスにのって農場内の重要文化財や生産現場などをめぐるツアーに参加しました。

▲発酵飼料を作るサイロ

出典元:https://www.koiwai.co.jp/makiba/history/culture.html

また、まきば園から車で少し行くと「小岩井農場の一本桜」が見られます。岩手山を背に、雄大な牧草地にたたずむ大きな桜の姿は、みなさんも一度はどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。例年ゴールデンウイークに満開を迎えるとのことですよ。

▲小岩井農場の一本桜と岩手山

【小岩井農場】
所在地:〒020-0507 岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
TEL:019-692-4321
営業時間:9:00 ~ 17:00/3月7日 ~ 4月7日・4月9日 ~ 16日・10月1日 ~ 11月3日
9:00 ~ 17:30/4月17日 ~ 9月30日
休園日:2月25日 ~ 3月6日、4月8日
入場料:大人800円(通常料金)

小岩井農場の公式ページを見る

岩手県のその他の見どころ

7日間の岩手の旅では、他にも素敵な場所に数多く出会いました。昔語の語り部やかっぱ伝説の息づく遠野、雪の回廊をドライブできる八幡平アスピーテライン。食も豊かで、海鮮やじゃじゃ麺、盛岡冷麺にわんこそばなど、大満足の旅となりました。

▲冬の通行禁止が解除されたばかりの八幡平アスピーテライン。4月末でこの雪壁!

▲岩手県には美味しいものがたくさん!

しかしとにかく面積が広く、次の目的地までの移動時間も想像以上にかかるため、我が家のように日数をかけて回るか、ポイントを絞って行くことをお勧めします。

みなさんもいつか愛犬と一緒に、岩手県の自然や歴史を感じに行ってみませんか?