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ビション・フリーゼってどんな犬?性格や特徴、歴史などその魅力をご紹介!

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韓国の人気俳優が飼っていることから人気が急上昇している、とっても可愛いビション・フリーゼ。

韓国のインスタグラムでも、まん丸で真っ白なビション・フリーゼが沢山ポストされています。

最近は犬グッズでも多くのビション・フリーゼを見かける事が増え、ついつい手に取って見てしまいます。

今回は、ビション・フリーゼって一体どんな犬なのか、性格や特徴、その歴史などその魅力をご紹介します。

ビション・フリーゼの歴史とは?

ビション・フリーゼの起源は明確にはわかっていません。

イタリアからフランスに持ち込まれたウォーター・ドッグのBarbet(バルビー)という犬に似ていたことから、barbishon(バービション)と名付けられるようになりました。

その後、ビションと短縮されるようになったと言われています。「フリーゼ」はフランス語で巻き毛・縮れ毛という意味。

バルビーはプードルの祖先にもなっており、バルビーとマルチーズを掛け合わせたのがビション・フリーゼのルーツとされています。プードルにも姿が似ているのはそのためですね!

14世紀にイタリアの上流階級の多くに愛されるようになり、その後フランスの王族や貴族に広まり、ヨーロッパ全土に人気が広まりました。

ビション・フリーゼの特徴とは?

ふわもこでまん丸のシルエットのビション・フリーゼ。とっても可愛いですね!ヘアカットスタイルをアフロ型にするのが人気です。

プードルに良く似たビション・フリーゼですが、垂れ耳で、耳の大きさはプードルよりも小さめです。

尻尾は背上に丸くカーブして上がっています。瞳はダークカラー。鼻はパピー時期ピンク色ですが、成犬になると黒くなります。

被毛の色は純白(ホワイト)の1色しかありません。

コークスクリュー(らせん状)の巻毛の被毛はとてもふわふわで愛らしさがあります。

しかし、ダブルコートで換毛期があるため毎日のブラッシングが欠かせません。

【ビション・フリーゼの基本データ】
原産国:地中海地方(スペイン・フランス)
起源:中世
用途:コンパニオン
寿命:約14年
体重:3~6kg
毛色:ホワイトのみ
大高:23~29cm

ビション・フリーゼはどんな性格?

ビション・フリーゼの性格は陽気で愛情深く、とても順応性があります。

それに加え勇気があり、活動的で社交的でもあります。愛玩犬として飼い主に従順になつくため、飼いやすい性格と言えるでしょう。

ビション・フリーゼのしつけについて

ビション・フリーゼは賢く物覚えも良いため、サーカスの曲芸でも活躍していた時もありました。

そのため、しつけやトレーニングもそれほど難しくなく覚えることができます。

一方、愛情深く、甘えん坊な面もあるため、留守番で寂しがらないように、きちんとしつけで慣らす必要があります。

ビション・フリーゼの運動量は?

ビション・フリーゼは小型犬ですが活発な性格なため体を動かすことが大好きです。

1日の運動量は、30分程度の散歩を1日2回に分けて行うと良いでしょう。

散歩時間が短い日は室内でボール投げをしてあげるなど、運動量を追加してあげましょう。

ビション・フリーゼの被毛のお手入れについて

ビション・フリーゼというと真っ白な純白とも言える被毛が特徴的です。しかし、この美しい被毛を維持するためには毎日のブラッシングが欠かせません。

被毛はカットしないと伸び続けてしまうため、月に1回のトリミングも必要です。

プードルと違ってダブルコートのビション・フリーゼの被毛は、アンダーコートとオーバーコートの2重構造です。

そのため、季節の変わり目の春と秋には「換毛期」と呼ばれる毛の生え代わりの時期があります。

他のダブルコートの犬種より抜け毛は少なめですが、換毛期は抜け毛が増えるため、一層のお手入れが必要です。

ビション・フリーゼのかかりやすい病気とは?

被毛の白い犬種は慢性皮膚疾患にかかりがちですが、ビションに限ってはアレルギー性の皮膚病とは無縁です。

しかし、被毛が密生しているビションは被毛内が蒸れる事により、急性湿潤性湿疹を引き起こす場合があるため注意が必要です。

また、体質的に歯石や虫歯ができやすいため、日ごろの歯磨きが大切です。

さらに、真っ白い毛色ならではのビション・フリーゼは流涙症(涙やけ)が目立つ場合があるため、日頃のケアが大切です。

ビション・フリーゼの遺伝的病気は少ないですが、以下のような病気は注意しましょう。

【ビション・フリーゼのかかりやすい病気】
・急性湿潤性湿疹(ホットスポット)
・歯石・虫歯
・膝蓋骨脱臼(パテラ)
・外耳炎
・目の病気(白内障・流涙症)

まとめ

ビション・フリーゼはプードルの祖先バルビーとマルチーズの掛け合わせなので、風貌がどちらにも似ているのですね!

真っ白でフワフワなアフロスタイルが魅力的ですが、被毛はダブルコートなのでお手入れは大変そうです。

家族として迎えるのであれば、普段のお世話の他に、グルーミングやトリミングにも時間を取れる人におすすめの犬種です。

<参考URL>

一般社団法人ジャパンケンネルクラブ ビション・フリーゼ
>https://www.jkc.or.jp/archives/world_dogs/1961 

<参考書籍>

新犬種大図鑑 ブルース・フォーグル(著)福山英也(監修)

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石田 凛理子

石田 凛理子

神奈川県在住のフリーライター
フラワーアレンジメント講師
2人の息子の母
実家でパグの出産、育児を経験し、
現在はトイプードルの男の子と暮らしています。
みなさまの愛犬にお役に立てる情報を発信していきたいです。