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【それマナー違反です!】ドッグランで嫌われる やってはいけないNG行動10選

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ドッグランは犬にとって楽しい遊び場ですが、飼い主さんのマナーが悪いと他の利用者に迷惑がかかったり、トラブルに発展してしまうかもしれません。

今回はドッグランで嫌われてしまうNG行動を10個ご紹介します。

みんなが気持ちよくドッグランを利用し続けられるように、今回ご紹介する内容をチェッにしてみてくださいね。

ドッグランでのNG行動①「利用施設の規約やルールを確認しない」

ドッグランの利用規約やルールはどこでも同じではなく、施設ごとに異なります。

例えば排泄ひとつとっても「入場前に済ませる」のがルール場合と、「ドッグラン内での排泄OK(ただし持ち帰る)」の場合があります。

いつも利用している場所とルールが同じだと思い込んでいると、知らないうちにルール違反をしているかもしれません。

事前にルールなどを確認せずに行ってしまうと、入場できないこともあるので公式サイトや掲示物は必ず確認し、現地では看板などの表示に従って行動するようにしましょう。

ドッグランでのNG行動②「体格別のエリアを守らない」

多くのドッグランでは「小型犬」「中型犬」「大型犬」といった体格別にエリアが分けられており、犬同士のトラブルやケガを防ぐための大切な配慮です。

体格差があると遊んでいるうちにぶつかったり、踏みつけて怪我をさせる恐れがあります。

また、小型犬のチョコチョコとした動きに狩猟本能が刺激され、悪気がなくても本能的に襲いかかってしまう可能性もあります。

愛犬の命を守るためにも、加害者にならないためにもエリアは必ず守りましょう。

もし体格別にエリアが分かれていないドッグランであれば、体格が近い犬が集まるまで入るのは待つようにしましょう。

ドッグランでのNG行動③「他の犬に無許可で食べ物を与える」

仲良くなったお礼に他の犬に食べ物を与える方もいらっしゃいますが、実はこれもNG行動です。

犬によっては食物アレルギーがあったり、ダイエットや療法食を食べている犬もいます。

また、他の犬が食べ物を欲しがって喧嘩やトラブルに発展してしまう可能性もあります。

ドッグラン内には基本的に食べ物は持ち込まず、どうしても他の犬に食べ物を与えたい場合は飼い主さんの許可を得てからにしましょう。

ドッグランでのNG行動④「他の犬に無許可で触る・写真を撮る」

他の犬がかわいくて思わず撫でたり写真を撮りたくなる気持ちはわかりますが、触ったり写真を撮る前には必ず飼い主さんに許可を取りましょう。

飼い主さん以外に触られるのを嫌がる犬もいますし、急に触られたことに驚いて噛んでしまう場合もあります。

また勝手に愛犬の写真を取られるのを嫌がる飼い主さんは多いですし、他の人が映り込んで肖像権を侵害したり、勝手に写真をSNSにアップしてトラブルに発展してしまう可能性もあります。

無許可で他の犬に触ったり写真撮影をするのは止めましょう。

ドッグランでのNG行動⑤「マウンティングや追い回しを放置する」

犬同士の遊びの延長であっても、マウンティングや過度な追い回しは相手の犬にとってストレスになります。

「遊んでいるだけ」「犬同士のことは犬に任せる」と思って放置している飼い主さんもいますが、一方的に相手を追い詰めているのであれば遊びではなく嫌がらせになりますし、間に入って愛犬を落ち着かせるのも飼い主さんの大事な役目です。

相手の飼い主さんが「大丈夫ですよ」と言っていたとしても、不快に感じている可能性が高いので、愛犬がそうした行動を始めたらすぐに呼び戻したり、一旦その場から離れるなどして愛犬をクールダウンさせましょう。

ドッグランでのNG行動⑥「着いてすぐドッグランの中に入る」

ドッグランに到着してすぐにドッグランへ入っていませんか?

実はこれはトラブルが起きやすいNG行動です。

到着した嬉しさで興奮しきった犬は飼い主さんの指示が通りにくくなります。

また体力が有り余っている状態なので、エネルギーを発散させようと興奮したまま走り回り、他の犬を過剰に追いかけたり、他の犬にぶつかって怪我をさせるなどトラブルを引き起こしかねません。

ドッグランに到着したら、まずは周囲を軽く散歩しながら愛犬をドッグランの雰囲気になれさせて、気持ちを落ち着けてから入るようにしましょう。

ドッグランでのNG行動⑦「二重とびらを同時に開ける」

多くのドッグランは、出入り口に「二重とびら(ダブルゲート)」を設置しています。

これはドッグランの犬が外に飛び出さないための大切な仕組みです。

▼ドッグランの「二重とびら(ダブルゲート)」の仕組み

そのため、2つの扉を同時に開けてしまうと、そのすき間から犬が外へ飛び出してしまう危険があります。

出入りの際は別の飼い主さんがドアを同時に開けようとしていないか、ゲート内に犬がいないかをしっかり確認してから開けましょう。

また、ゲートはしっかりと施錠しましょう。

ドッグランでのNG行動⑧「スマホやおしゃべりに夢中になっている」

飼い主さん同士のおしゃべりは楽しいですし、貴重な情報交換の場ですね。

しかし、犬に意識を向けられないほどおしゃべりに夢中になっているのはマナー違反です。

スマホやおしゃべりに夢中になってしまうと、愛犬が他の犬や他の飼い主さんとトラブルを起こしていても気づくことができません。

トラブルになった際にはどれだけ自分の犬を管理していたかが争点になります。

ドッグランは「犬を自由にしていい場所」ではなく「飼い主が見守りながら遊ばせる場所」なので、愛犬の行動はしっかり観察し、すぐに対処できるように側についておきましょう。

ドッグランでのNG行動⑨「子供の遊び場として利用している」

ドッグランは犬のための施設であり、子供の遊び場ではありません。

小さな子供が走り回ったり、大声を出して犬を追いかけたりすると、犬が驚いて興奮したり、攻撃的になることがあります。

また、走り回っている犬の体当たりでお子さんが転倒したり怪我をするリスクもあります。

小さなお子さんはできればドッグランの中には入らないようにして、どうしても一緒に利用しなければならない場合は、保護者がしっかり見守るようにしましょう。

ドッグランでのNG行動⑩「犬を放置している」

ドッグランに入ったとたん、飼い主がベンチに座ってスマホをいじりはじめたり、犬をドッグラン内に放置して飼い主は外に出ていくという光景を見かけたことはありませんか?

これは大きなマナー違反です。

楽しく遊んでいるように見えても、犬同士の遊びは一瞬でケンカに発展することもあるので、愛犬の側から離れて放置することは非常に危険です。

またトラブルが訴訟問題に発展した場合、飼い主としての管理義務を怠ったとみなされることもあります。

ドッグランでは必要に応じて愛犬を止めたり声をかけたりできる距離を保っておきましょう。

ドッグランは、犬たちがのびのびと過ごせる貴重な場所です。

しかし、使い方を間違えると他の利用者に迷惑をかけたり、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

今回ご紹介したNG行動を避けて、愛犬との時間を安心・安全に楽しんでくださいね。

<参考文献>

ドッグランにおけるイヌと飼育者の行動
>https://www.jstage.jst.go.jp/article/janip/59/1/59_59.1.13/_pdf

愛犬との絆を深める散歩でマスターする犬のしつけ術 著者:田中雅織

動物看護のための動物行動学
著者/森裕司 武内ゆかり 監修/日本小動物獣医師会 動物看護師委員会

<画像元>

canva

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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