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犬と猫、一緒に暮らせる?うまく共存するコツと注意するポイント!

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愛犬家のみなさんの中には、「猫もかわいいな。」と思っている方や「犬と同じくらい好き!」という方が少なくないと思います。

テレビやインターネットでワンニャン仲良くお昼寝する子たちを見るとつい目尻が下がりますよね。かくいう私もゴールデン・レトリバーと2匹の猫と暮らしていて、それぞれの魅力に虜になっている一人。

相性もあるので軽率に迎えることはいけませんが、仲良くなれないかもしれないと心配する気持ちだけでニャンコとの暮らしをあきらめかけているのであればもったいない!事前にしっかりと心がまえをすれば夢は実現できるかも!?にぎやかで楽しいワンニャンライフをご紹介します。

犬と猫それぞれの魅力をご紹介!

「犬は人に忠実で賢い」「猫は小悪魔的魅力がある」など、犬派・猫派それぞれの主張がありますが、双方の魅力を日々感じている私からすると、単純に比べたり優劣をつけたりすることはできないなと感じます。

我が家のケースをお話しましょう。先代ワンコも今のワンコもゴールデン・レトリバー。優しく穏やかな性格で人も他の生き物も大好き、寂しがり屋で甘えん坊、攻撃性のかけらも感じられない子たちです。
私たち人間の心の動きに敏感で、機嫌に同調したり、行動を先読みして動いたりします。

2匹のニャンコたちのうち今年15歳になる子は、甘えん坊で帰宅すると玄関まで迎えに来るし、呼べば家のどこにいてもやってきます。他人が来ても自分から近づいていくし、多少のことにはビビりません。

半面、5歳になる子は少し警戒心が強く、知らない人が来ると最初は隠れますが、落ち着くと様子を見にきます。遊び好きで気分屋で呼んでも気が向いたときしか来ない、一般的なイメージの猫という感じでしょうか。でもいつまでも子猫のように行動が面白く、見ているだけで可愛いのです。

知能という面では、犬も猫も同じくらいだと感じます。ただ、ワンコは人に合わせようという気持ちが強いために「言うことを聞いて賢い」と思われますが、ニャンコはすべて理解した上でどう行動するかは自分次第ですので、そういう部分で差を感じる方がいるのではないでしょうか。

犬と猫の共存を成功させる秘訣

犬と猫と問題なく一緒に暮らすためには、いくつかのコツがあります。そのひとつが、家にお迎えする順番や年齢。ここではすでに愛犬と暮らしている方を前提にお話ししますね。

基本的に猫の方が怖がりという場合が多いので、落ち着いた成犬がいるおうちに社会化期の子猫を迎えることが理想的でしょう。

子猫の社会化期は子犬のそれより早くて短く、生後2~7週目が重要と言われています。選べるのであれば、猫の生態を理解したブリーダーさんや保護団体からきちんと社会化された子を迎えましょう。

保護団体からであれば、トライアル期間に相性を確認することもできますね。我が家のようにある日突然子猫を保護したという場合は猫の気質次第というところもありますが、子猫であればたいてい上手くいくと思います。

ただし愛犬が興奮しやすく飼い主さんの指示を聞けない場合は、まずは愛犬との関係性を見直す必要があります。無理して子猫を迎えても、みんなにとって残念な結果になってしまいますからね。

我が家の場合、先代ゴールデンが1歳の時と11歳の時にそれぞれ保護した子猫が、現在の愛犬の良きお兄ちゃんとなっています。

▲犬に慣れた猫なら、好奇心旺盛な子犬も受け入れてくれます。

お互いを受け入れてくれた後でも、飼い主として継続して心がけたいことがあります。それはどちらが先住かということにかかわらず、猫を優先するということ。同種であれば先におうちにいた方を優先させるというのが通説ですが、犬と猫の場合必ずしもそうではないようです。

我が家の先代犬にとって猫たちは後輩でしたが、最初から尊重するように教えてきました。愛猫が通ったら「ちょっと待ってね!」と言って動きを止めたり、愛犬の寝ているベッドを愛猫が使いたがったらどいてもらったり。もちろん、愛犬にはその都度「偉いね、ありがとう!」と伝えます。

ワンコとの関係性ができていれば、このくらいで拗ねてニャンコに意地悪したりすることはありません。また、このような順位付けは猫にとってはどこ吹く風。ワンコを優先したところで自由気ままに行動するのが猫という生き物なのです。そういう意味でも愛犬に少し我慢してもらう方が上手くいくでしょう。

▲自分のクレートを占領されても…猫のお兄ちゃんには遠慮する愛犬

共存を成功させるためのもうひとつの秘訣は、双方に「アイツがいるといいことがある!」と思わせることです。

優先順位は気にせずとも、損得で心を動かされるのはニャンコも同じ。ワンコの姿が見えるたびにおやつをあげたり褒めてあげたりすればぐっと印象がよくなるはず。もちろん、愛犬に対しても同じですね。最初の頃は特に意識して、慣れた後でも時々行うと効果的でしょう。

ワンニャン(犬猫)同居において注意すべきポイント!

飼い主さんの心がけと管理でたいていの場合ワンニャン同居は可能となりますが、いくつか注意点があります。

狩猟本能の強い犬種や興奮しやすい性格のワンコで、飼い主さんが十分にコントロールすることができない場合、同居をあきらめざるを得ないかもしれません。しかし、犬種や性格に懸念点があっても飼い主さんがきっちり管理できるなら可能性は十分にあります。愛犬の犬種特性や個体差を理解し、適切なトレーニングをすることが大切です。

また、ワンニャンともに十分な社会化が欠かせません。子犬、子猫から育てるのであればぜひ、他の生き物に対して過剰に反応しないよう社会化トレーニングを実施しましょう!先に述べた通り、子猫の社会化期は生後わずかな期間ですので注意が必要です。もちろんおとなになってからでも、時間はかかりますが慣れてもらうことは可能です。ワンコに対しては興奮せず落ち着いた行動を強化し、ニャンコには怖がることのない距離から始めると良いでしょう。

どんなに仲良くなったとしても油断は禁物!ニャンコは同種間でのケンカや獲物を仕留める時以外しつこく攻撃し続けることはめったにありませんが、ワンコは一度火がつくとなかなかおさまらない子もいます。愛犬の性格によっては決して目を離さないようにする必要があります。

ワンニャンだけでお留守番させる時には部屋を分けるか、ニャンコが避難できる場所を確保するようにしましょう。また、どんなにおとなしいワンコでも体調が悪い時やシニアになってくると気難しくなることがあります。

我が家の先代ゴールデンはとても辛抱強い子でしたが、シニアになってからは愛猫の「遊ぼう!」という誘いが億劫になったのか、「ワン!」と吠えて追い返すことがありました。吠えた声など聞いたことがなかったので実に驚いたものですが、それだけストレスになっていたということでしょう。それ以降お留守番時は猫たちが愛犬に近づけないようにしました。万が一のことがあっては後悔してもしきれないですからね。

ポイントを押さえて、楽しいワンニャンライフを!

ワンニャン同居について、イメージがつきましたでしょうか?

我が家ではワンニャンが一緒に遊んだり寄り添ったりすることはなくみんなマイペースに過ごしていますが、お互いを「家族」「仲間」として認識しているのは分かります。テレビなどで見る仲良し兄弟という感じではありませんが、これがこの子たちにとってちょうどいい距離間なのだと思います。

いくつか注意点はあれども、両方との暮らしは一度体験するとやめられないほど楽しいものですよ。今いる愛犬の性格やご自身の受け入れ管理体制をじっくり検討してみてくださいね。

ワンコもニャンコも飼い主さんも、みんなが幸せに過ごせることを念頭に、素晴らしいワンニャンライフを始めてみませんか?

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