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「犬が笑う」は本当?犬が笑顔に見える本当の理由とは?

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愛犬が笑顔のように見える瞬間ってありますよね。

我が家の愛犬トイプードルのテトもたくさん遊んでもらってハイテンションな時や、ごはんをもらう前の私を見つめる顔は口角が上がり、ピンク色のかわいい舌を覗かせて、それは可愛い笑顔に見えます。

しかし、愛犬は本当に笑っているのか?それとも私たち飼い主の都合の良い解釈なのか・・・。

そんな疑問を抱くこともあるかもしれません。

今回はその謎めいた犬の笑顔について調べてみました。

「犬は笑う」は本当か?

▲笑顔に見えるテト

「犬は笑うのか?」について世界的な実験や研究において、いくつかの観点から考えられていますが、未だ研究途中と言えます。

犬の感情や行動の解釈には主観的な要素が絡むため、結論は一様ではありません。

本当に犬は笑っているか?というと、「そう見える」だけであり、犬には「笑う」という高度な感情は持ち合わせていないという結論が多いのが事実です。

少し残念ですが、「笑顔に見える」時の愛犬はきっと心うきうき楽しい状態なはず!飼い主さんはがっかりせずに、愛犬の豊かな笑顔を少しでも見られる環境を続けましょう。

犬には喜怒哀楽があるの?

▲舌をしまい忘れたテト

犬は人間のように笑うわけではありませんが、犬にも人間同様、喜怒哀楽と似た感情があることはわかっています。

ただし、犬の感情の発達は人間の2~3歳程度と言われていて、人間の3歳ごろから発達する罪悪感や羞恥心などの複雑な感情についてはまだ研究段階です。

犬が笑顔に見える理由とは?

▲水浴びしていい笑顔のテト

犬とオオカミの表情筋を比較すると、犬は眉を上げる「内眼角挙筋」と、目尻を耳の方へ引き寄せる「外眼角後引筋」が発達していることがわかりました。

犬はこれらの筋肉を使って目の表情をより豊かにし、人間と親密なコミュニケーションを可能にしています。

また「人間」が笑顔に見えるポイントには、口角があがっている、目を細めている、歯が見えるなどが挙げられます。

これを犬に置き換えて見れば、犬が口を開けると口角が上がって見えますし、歯も少し覗きます。ピンク色の舌は笑顔を更に可愛く見せて、その目は細める時もあります。

▲テトの笑顔に見える顔の変化

我が家のテトくんの表情の変化で比べて見ましょう。

お散歩中のリラックスしている時の写真です。

マズルの毛で目は見えませんが、まさに「笑顔」に見えますよね。

このように、犬が嬉しさやリラックスを感じると、顔の筋肉や目の表情が変化しているのは確かです。

この愛犬の表情の変化が「笑顔」だと、われわれ愛犬家は解釈したくなるのです。

犬が喜んでいる時の体のサインとは?

▲海辺で楽しそうなテトですが、暑くて舌が出ているだけ。

笑顔とは別に、愛犬が喜んでいるときにする体のサインを知っていますか?

犬が喜んでいる時にする、一番わかりやすい体のサインは尻尾を大きく高速で左右に振ることです。

尻尾を振りながら、飛び跳ねたり、くるくる回転したりすることもあります。

飼い主さんを舐めまわすのも嬉しいあまりの愛情表現です。

ただし、注意したいのは、犬がハアハアと息をしてパンディングしている時です。

一見、口を大きく開けて目を細めたりしているので笑顔に見えますが、長い間舌を出しっぱなしにしているのはただ暑いだけなので、注意が必要です。

愛犬の笑顔を増やすためには?

▲トリミング中の我慢の顔のテト

犬は基本的にポジティブシンキングな動物ですが、飼い主さんに叱られたら、申し訳なさそうな表情になるし、飼い主さんが悲しい顔をしていると、笑っていない顔を見て、自分も笑わないでおこうと反応するものです。

虐待や飼育放棄されている犬は笑顔が少なくなるのは当然のこと。

犬の笑顔において大切なことは、犬に「笑う」という感情は無くとも、その笑顔に見える表情こそが愛情と信頼の表れなのだと理解し、愛犬との絆を深めることです。

以下に、愛犬の笑顔を増やすポイントをご紹介します。

【愛犬の笑顔を増やすポイント】

・愛情と信頼の構築
愛犬が安心して飼い主に寄り添い、愛情を感じる環境を整える。

・感情の理解
愛犬の表情や行動をよく観察し、感情を読み取る努力をする。

・ポジティブな経験の提供
愛情を持ち、適切な散歩や遊び、トレーニングなどで犬の喜びを引き出す。

・コミュニケーションの強化
愛犬の感情や行動を理解し、適切な反応を示す。

・ストレスの軽減
食事・睡眠・運動など適切な環境を提供し、心身の健康を保つ。

これらのポイントと共に、愛犬と共有する日常の時間を大切にしながら絆を深めることで、愛犬の笑顔がより豊かなものになるはずです。

まとめ

▲リラックス中のテト。微笑んでいる?

「犬は笑う」について科学的に証明はされていませんが、犬が笑っているように見える行動や表情については、飼い主さんへの愛情や喜び、興奮などの感情の表れと捉えることができるでしょう。

私たち飼い主は、愛犬の日常の行動パターンをよく観察し、愛犬が何に喜んで、何に怖がるかなど、感性を磨くことも大切です。

今回の内容が、みなさまの愛犬のより豊かな笑顔を引き出すヒントになれば幸いです。

<参考書籍>

いぬ大全304 藤井泰一(著)

犬語レッスン帖 井原 亮(監修)

<参考URL>

ナショナルジオグラフィック 犬は人が見ると「悲しげな子犬の顔」をすると判明
>https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/102500411/

つくばサイエンスニュースわかる科学 イヌは顔の表情でコミュニケーションをとっていた!?
>https://onl.sc/pM5dm3N

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石田 凛理子

石田 凛理子

神奈川県在住のフリーライター
フラワーアレンジメント講師
2人の息子の母
実家でパグの出産、育児を経験し、
現在はトイプードルの男の子と暮らしています。
みなさまの愛犬にお役に立てる情報を発信していきたいです。
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