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「ペットにも花粉症があることを知っている人は5割」花粉症の症状や愛犬のための花粉症対策もご紹介

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春の訪れは嬉しいものですが、毎年花粉症に悩まされるという方も多いのではないでしょうか。

私たち人にとっても厄介な花粉症ですが、実はペットも発症することがあるようです。

愛犬が春になるとクシャミや鼻水が多くなる、皮膚に赤みが出てくるという場合は、もしかしたら花粉症にかかっているかもしれません。

そこで今回はペットの花粉症の実態調査をもとに「花粉症の症状」や「お家でとれる対策」をご紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

ペットに花粉症があることを知っている人は5割

ペット保険のアイペット損害保険株式会社が飼い主さん719名を対象に、ペットの花粉症に関するアンケート調査を実施しました。

「ペットにも花粉症があることを知っていますか ?」の質問に対し「知っている」と答えた方の割合は下記のようになりました。

▼「あなたはペットも花粉症にかかる可能性があることを知っていますか ?」(回答者数:719名)

▼「あなたはペットも花粉症にかかる可能性があることを知っていますか ?」

・「知っている(犬飼育者)」55.0%
・「知っている(猫飼育者)」43.8%

ペットにも花粉症があることを知っている方の割合は犬の飼育者で55.0%、猫の飼育者で43.8%となりました。

約半数の方が「ペットも花粉症にかかる」ということを知っていると考えると、意外と認知度が高いことがわかります。

また同じアンケートを2016年に行った際には認知度は48.3%でしたので、わずかではありますが年々認知度が上がってきているということが伺えます。

では、ペットが花粉症にかかるとどんな症状がでるのでしょうか。

次章で詳しくみていきましょう。

ペットに現れる花粉症の症状は ?

同アンケートで花粉の飛散量が多い時期に見られるペットの症状をたずねたところ、結果は下記のようになりました。

▼「花粉が多い時期に以下のような症状が現れたことはありますか ?」(回答者数:犬飼育438)

▼「花粉が多い時期に以下のような症状が現れたことはありますか ?(犬飼育者438名)」

・「くしゃみをする」42.2%
・「鼻水をたらす」30.6%
・「皮膚を舐めすぎて体の一部がはげる」10.0%
・「涙を流す/目の周りを擦って赤みが出る」11.2%
・外出後に体の一部をなめている6.8%

アンケートで一番多かった回答は「特になし」でしたが、現れた症状としては「くしゃみをする(42.2%)で次に「鼻水をたらす(30.6%)」の順になりました。

普段あまりくしゃみをしない犬が頻繁にくしゃみ繰り返していたら、花粉症を発症しているのかもしれません。

また、くしゃみ以外にも「皮膚に赤みがでる」「目の周りの毛がぬける」「体を床に擦り付ける(痒みからの行動)」「涙が出る」「耳が赤い」といった症状も花粉症の症状のひとつです。

散歩で外に出る機会の多い犬は猫に比べると発症する可能性が高いので、花粉の多い時期は愛犬の仕草をしっかり観察しましょう。

愛犬が花粉症になったときの散歩の注意点

花粉症を発症しても犬にとって散歩はかかせません。

では、愛犬が花粉症を発症した場合、どのようなことに気をつけて散歩をすればよいのでしょうか。

下の図は花粉の飛散量を表したグラフです。

▼スギ花粉の飛散量の日内変動

朝の8時を超えると一気に飛散量が増え、16時以降も飛散量が高くなっていることがわかります。

どちらも犬散歩をしやすい時間帯ですが、花粉の飛散量も多い時間帯なので、できる限り時間をずらしてあげましょう。

また草むらに入ると犬の体に花粉が多く付着するので、草むらに入らないように注意するか散歩コースを変更しましょう。

お家でできる愛犬の花粉症対策は ?

では、愛犬が花粉症を発症してしまったら、私たち飼い主にできることはなんでしょうか。

一覧にまとめてみました。

▼飼い主さんがお家でできる花粉症対策

・家の中に入る前に犬の体を拭く
・花粉が飛ぶ時期だけ散歩を短縮する
・空気清浄機を設置する
・犬が使う毛布やマットをこまめに洗う
・こまめに掃除をする
・保湿をする
・散歩のときに服を着せる

愛犬が花粉に反応している様子が見られたら、犬が生活する住環境にできるだけ花粉を持ち込まないようにすることが大切です。

愛犬を家の中に入れる前に体を拭いて毛に付着している花粉を落としましょう。

また、散歩中に服を着せて毛への付着を減らすことも大切です。

花粉が飛ぶ時期は犬が使っている毛布やマットもこまめに洗濯し、犬のそばにある花粉をできるかぎり取り除いてあげましょう。

ただ、最初に説明した花粉症の症状は花粉以外のアレルゲンに反応した場合でも起こります。

正確な診断が必要になるので、愛犬に花粉症のような症状が現れたら、一度かかりつけの動物病院にいって診察を受けましょう。

花粉症の認知度は約半数と思ったよりも高かったですが、まだ半分の方は愛犬が花粉症を発症していても気づいていない可能性があります。

くしゃみや鼻水といったわかりやすい症状だけでなく、耳や皮膚に症状がでて気が付きにくい場合もあります。

愛犬の仕草や体をこまめにチェックして、いち早く異変に気づいてあげたいですね。

<参考URL>

ペットの花粉症に関する調査 アイペット損害保険株式会社
>https://www.ipet-ins.com/info/13086/

花粉情報2024 1日の中で花粉のピークっていつ?
>https://www.allegra.jp/hayfever/evening.html

<画像元>

Unsplash

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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