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犬はトウモロコシを食べても大丈夫?愛犬にトウモロコシを与えるメリットや与え方の注意点とは?

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夏の美味しい食べ物のひとつ、トウモロコシ。愛犬にも与えてみたい!けれど、消化不良を起こしそうだし心配・・・。そんな声も聞こえてきそうです。

結論から言うと、犬にトウモロコシを与えるのは大丈夫です!しかし、いくつか注意点があるので、気をつけて与えましょう。

愛犬にトウモロコシを与えても大丈夫!

与える量に気をつければ愛犬にトウモロコシを与えても大丈夫です!

甘くて美味しいトウモロコシは夏場に暑くて食欲の出ないワンちゃんの食欲増進効果や便秘解消にも役立ちます。

過去にアメリカの粗悪なドッグフードにはトウモロコシの皮やヒゲ、芯まで加工したものが含まれていたこともあり、犬の健康被害が多発し問題視されていました。

このことによって、「犬にトウモロコシは良くない」というイメージが日本でも広まりましたが、トウモロコシの粒には犬に必要な栄養素が豊富に含まれているため、最近では粒だけを上手く加工したトウモロコシ成分入りのドッグフードが多く市販されているほどです!

犬にもメリット!トウモロコシの栄養成分とは?

トウモロコシにはたくさんの栄養成分があり、犬にとって多くのメリットがありますよ!

特に食物繊維が豊富で、便秘しがちなワンちゃんの腸活に役立ちます。

トウモロコシにはビタミンや葉酸も豊富に含まれているため、夏バテしやすい時期の疲労回復にも効果があります。

トウモロコシの主な栄養成分と働きは以下のようなものです。

【トウモロコシの主な栄養成分】
・炭水化物
・食物繊維
・ビタミンB1
・葉酸
・カリウム
・マグネシウム

それぞれの働きは以下のようになります。

①炭水化物
体のエネルギーを生み出します。

②食物繊維
整腸効果、便秘の予防、血糖値上昇の抑制の効果。

③ビタミンB1
水溶性ビタミンの一種で、疲労回復やエネルギーを作る手助けをします。

④葉酸
ビタミンB12とともに赤血球を作るのを助ける水溶性ビタミン。

⑤カリウム
ミネラルの一種で、塩分を体の外に排出し、血圧上昇を防ぐ作用があります。

⑥マグネシウム
体内の酵素の働きを助けるミネラルの一種です。血液循環を正常に保ちます。

犬に与えても良いトウモロコシの量とは?

【犬に与えても良い量】
10~15g(約1/10本)

トウモロコシには豊富な栄養素がありますが、カロリーは高めです。

トウモロコシ100gで約92カロリー、1本あたりの粒のみのカロリーで約138kcalあります。

愛犬に与えすぎると肥満や消化不良を引き起こす原因になるため注意が必要です。

おやつや食事のトッピング程度に時々与えるくらいにしましょう。

一般的に、愛犬に与えるおやつの量は一日に必要なカロリー量の10~20%未満に留めるのが望ましいとされています。

しかし、便秘解消に役立つトウモロコシとは言え、この計算量で与えてしまうと、犬の個体によっては下痢や消化不良を引き起こしてしまう場合があります。

従って、与える量の目安としては、約1/10本、人間の指で一つまみ程度(10~15g)を与えると良いでしょう。

愛犬にトウモロコシを与える際の注意点とは?

【トウモロコシを与える際の注意点】
・アレルギーに気をつける
・肥満に注意する
・加熱調理したトウモロコシを与える
・ヒゲや芯は与えない
・味付けしたものは与えない
・芯の盗食・誤食に気をつける

初めて与えるワンちゃんはアレルギー反応が出る場合があるため、少量から様子を見ながら与える事が大切です。

トウモロコシの粒の皮は不溶性食物繊維のセルロースであるため、消化せずに便にそのまま出てくる場合がありますが、問題はありません。ただし、哺乳期や離乳期の子犬には消化が難しいので与えてはいけません。

愛犬に与えるトウモロコシは、味付けしないで加熱調理したものにしましょう。生のまま与えるのは消化がとても悪いため絶対にやめましょう。

シニア犬には、粒をすり潰して与えれば、消化も良くなり食べやすくなります。

糖質が多いトウモロコシは毎日与えすぎると肥満の原因になるので、先にご紹介した目安量を守りましょう。

トウモロコシのヒゲも消化に悪いので取り除いてから与えましょう。

恐ろしいのは、トウモロコシを芯についたまま与える事です。トウモロコシの芯はワンちゃんがガジガジとかじりながら美味しそうに食べそうですが、芯を丸飲みしたり、誤食したりことで腸閉塞を引き起こす事故が報告されています。

トウモロコシの芯は消化されないため、腸内に残ってしまいます。中には器官を突き破って内臓出血を引き起こし死に至る場合もあるため、芯を食べてしまった場合は直ちに獣医師に診てもらいましょう。

まとめ

トウモロコシには食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、愛犬に与えるメリットがたくさんあります。

与える際は、芯やヒゲは取り除き、茹でたものにしましょう。

与え過ぎには注意して、手作りフードのトッピングのひとつに加えてみることで、ぜひ、愛犬の食の幅を広げてみてください。

<参考URL>

わかさの秘密
>https://himitsu.wakasa.jp/contents/vitamin-b1/

産地直送 まるかじり九州
>https://www.marukajiri-kyushu.jp/item/01212

カロリーSLIM
>https://calorie.slism.jp/106175/

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石田 凛理子

石田 凛理子

神奈川県在住のフリーライター
フラワーアレンジメント講師
2人の息子の母
実家でパグの出産、育児を経験し、
現在はトイプードルの男の子と暮らしています。
みなさまの愛犬にお役に立てる情報を発信していきたいです。