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ワンちゃんを題材とした心に響く本5選

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ワンちゃんを題材とした作品は、日本のみならず世界的に数多くあります。
ジャンルも、ハートフルなものからコメディやSFなど様々。
そこで今回は、ワンちゃんを題材とした本の中から特におすすめなものを5つご紹介します。
雨の多いこの時期、ゆっくりとお家の中で読んでみてはいかがでしょうか?

ソウルメイト(馳星周)

「不夜城」「夜光虫」などのノワール小説で知られる馳星周さんの短編集です。
7匹のワンちゃんが繰り広げる7つの物語が描かれています。
家族と上手くいかない男性とチワワ、いじめられっ子とボルゾイ、被災した少年と柴犬など、
様々な人々と愛犬との繋がり、それぞれの人生が情景豊かにつづられています

作者の馳星周さんご自身も愛犬家であり、愛犬のために別荘を購入したというエピソードもあります。短編で読みやすく、普段小説を読まない方にもおすすめの作品です。


白い犬とワルツを(テリー・ケイ)

90年代にアメリカで制作された映画を書籍化した作品。
愛する人を亡くし、途方に暮れる毎日を送っていた主人公。そんなときに突然現れたのが、この白いワンちゃん。
愛する人を失い、愛することを忘れていた主人公に、もう一度、「生きる」ことの素晴らしさを教えてくれる、そんな切なくも心温まる物語となっています。
この小説をもとに、2002年には日本でも仲代達矢さんの主演で映画化されています。
映画もおすすめです。


スピンク日記(町田康)

芥川賞作家である町田康さんのエッセイ風小説。
主人公は、耳先がピンクに染まったかわいらしいワンちゃん。
「私の名前はスピンクといいます」の書き出しで始まるこの物語は、ワンちゃんの目線から見た作家の日常を描いています。
そこには思わず笑ってしまうようなエピソードや、心温まるエピソードがたくさん。
劇的な事件や悲劇も無い、日常の中にある感動や喜びに気付かせてくれる作品です。
特に、これからワンちゃんを飼おうと考えている方におすすめかもしれません。


パーフェクトブルー(宮部みゆき)

「ブレイブストーリー」や「模倣犯」などのヒット作で知られる宮部みゆきさんの作品。
探偵事務所に引き取られた元警察犬のマサが語り手となっている推理小説です。
残忍な事件に遭遇し、事件解決に貢献するワンちゃんの迫力満点な推理小説。現代の社会問題をも考えさせられる作品となっています。マサの活躍ぶりに注目です。
残忍な事件とは裏腹に、家族愛なども描かれているので、幅広い年代の方に読んでもらいたい作品となっています。

こちらも何度かドラマ化されており、2012年のドラマではマサの声をなんと船越英一郎さんが担当しています。
こちらも要チェックですね。


デューク(江國香織)

「きらきらひかる」や「冷静と情熱のあいだ」などのヒット作で知られる江國香織さんの作品です。
元々は「つめたいよるに」という短編集に収録されていた作品で、のちに単独で絵本としても出版されました。
愛犬を失くした主人公。ペットロスで苦しみ、毎日をなんとなく過ごしていたが、ある日一人の男の子に出会います。失くした愛犬にどこか似ているその男の子が、主人公のこれからの人生を左右する、そんな物語となっています。
生きるものであれば死はつきもの。いつかは直面する「別れ」を考えさせられるので、ワンちゃんを飼っている方は、きっと今まで以上にワンちゃんとの時間を大切にすることができる作品になっています。


いかがでしたか。
どの作品も、愛犬との貴重な時間を共存共栄できることの素晴らしさを再確認できる作品ばかり。いつもの散歩とは別に、愛犬と一緒に物語の中へ散歩してみるのもいいかもしれませんね。

ワンちゃんを題材とした心に響く本5選
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